多聞月記

シルクドゥソレイユのドラリオンをきっかけに中国雑技、サーカス好きになったおっちゃんの月記

2000年に来日開催された《アクロバティック ミュージカル ニュー雑技 ムービング》のパンフレットを入手したら。。。

2020-03-24 22:04:38 | 杂技の雑記

2000年7月20日の秋田公演(湯沢文化会館)をかわきりに,8月13日の群馬公演(群馬音楽センター)まで日本各地で公演をした
《アクロバティック ミュージカル ニュー雑技 ムービング》
のパンフレットをゲットしました\(^o^)/
私が雑技と出会う前どころか,浪人生の頃でしかも関西は和歌山公演のみということで
私は当時に知る可能性はそもそもなかったと思いますが,2000年ということで20年の時を超えて,雑技ファンとなった私のもとに
たどり着いてくれました.
ページをめくるとなぜか猿岩石おし(笑)
きっとなにかの企画だったんでしょうね,今回のツアーの宣伝もかねた.
猿岩石が片方ではなく,猿岩石として活躍しているあたりに20年の時を感じます.

演目は全部で前後編合わせてなんと16演目!
よく演目一覧をみると演目がずら~って並んでいても,実際に見てみると,
えっこれ演目?みたいなのがあったりしますが,そういう小休止的なものは一切ないですね.
このあたりはさすがに中国雑技団!って思います.
なかでも私が特に気に入った,そして気になった演目がこちら

《杠杆钢丝》
という演目.
肩の上でチャイニーズポールを載せてのバランス
そしてそこに
ポールの冗談に钢丝,つまりピンと張った太いワイヤーを設置し
その弾力でトランポリンのような演技をする演目.
スラックラインというベルト状のラインの上でバランスをとったり,ジャンプしたり回転したりする
スポーツやレジャーをここ数年よく見かけ,またサーカス芸のように行う人もいますが,
あれの危険度超アップ版のような感じです.
ハッピードリームサーカスの会長さんが矢野サーカスで現役バリバリだったころに一番得意だった演目です.
何年か前までだと大道芸をされたり,ショーの演出をされたりしてる王輝さんも得意にされてたイメージです.
そんな演技を,
はい,皆さん思い出してくださいね.
この钢丝はいったいどこにあるのか.
そうなんです,肩で支えたポールの上にあるんです!!
私はこういう演目と演目をかみ合わせたような演技が好きです.
残念でならないのは私自身なんども北京や他の場所で中国雑技団の演目はみているのですが
一度も自分の目で劇場で見たことがないということですね.
演目自身が今も中国雑技団で生き残っているのか,気になります.
さて,ショーとそれを構成する演目は分かりましたが,忘れちゃいけないのは
それを演じる演者さんの存在ですね.
キャスト一覧がこちら

一番左上におられる孙力力さんはもう言わずと知れた存在で,私自身もなんどもここで紹介している方だと思います.
今は中国雑技団の副社長ですかね,演出や指導で中心的な存在になられてます.
現役時代はこちら↓

さてそんな超有名な孙力力はさておき,
実は今回パンフレットでキャスト名をみて,あっ!てなってました.
なんとこのメンバーは来日時こそまだまだ幼い雰囲気をもっていますが
ここからモンテカルロサーカスフェスティバルのゴールデンクラウンが生まれているんです.
団体での演技で,かつ名前も私自身ほとんど把握していないので,もっといるかもしれないのですが
映像だと少なくともこの二人


分かりますかね.右下の女の子とその女の子の左上の男の子です.
この男の子はこの受賞後のテレビ番組出演時ではメンバーのなかでは最年長だったみたいですね.
こうやって見ると,本当に将来有望なメンバーが日本に派遣されたんだと20年の時を経たからこそ分かることがありますね.
私自身は見られませんでしたが,当時招聘に携わってくださった方にも感謝感謝です.

ちなみに

呉勇さんは私が大好きな中国雑技団の演目《九級浪》という演目の先生です.
うん,マジでありえんぐらいの将来のエースメンバーでした.
コメント
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