田舎で暮らしてます。 (My country life!)

都会の喧騒を離れ、北関東の田舎で可愛いペット達と暮らし始めた中年夫婦の日記です。

能なし鷹は爪をとぐ

2012-07-11 05:16:06 | 政治
能ある鷹は爪を隠すとは誰もが知っていることわざであるが、その逆もしかりである。能力の無い人物は、やたらと過去の栄光や学歴をひけらかすものである。つい最近まで余り興味のなかった現職市長のプロフィールを市のホームページで閲覧した。やはり予想通り霞が関の官僚崩れであった。おそらく官僚としての出世に見切りをつけ、北関東の田舎町とは言えトップとして強権を発揮できる市長の座に目をつけたのであろう。噂によると、そのワンマンぶりは常軌を逸するようで、陰では独裁者ヒットラーや北の大将軍と呼ばれた金正日にも負けないとまで言われているようだ。知人から聞いた北海道出身というのは明らかに誤った情報で、小山市に生まれ高校も県内の栃木高校を卒業している。少なくとも高校卒業の18歳までは小山市で暮らしていたようである。従って、よそ者という非難はあてはまらない。間違いなく地元に生まれて少年期を過ごしたようである。ただし、自分と同じように一度は故郷おやまを捨てた人間である。霞が関の出世争いに敗れたか、疲れたかしたからと言って安易に市長の座を狙うのは如何なものか。しかも高学歴をひけらかし、近隣の市町村長を見下す態度で反感を買い地域社会の調和を乱すという批判を市議会議員から浴びるようでは、その人物像に疑問を抱かざるを得ない。己の学歴でなく、独自性のあるアイデアや行動力で市のトップとして活躍して欲しい。
小山市では最近やたら小山ブランド製品と銘打って市役所を中心にPR活動をしているようだが、なるほど市長そのものが東京大学卒業というブランド人間であるから、短絡的な発想である。いくらブランド品を全国展開しようと試みても、おやま市そのものが全国的に情けないほど知名度が低いのであるから本末転倒と言わざるを得ない。まずは、小山市の魅力ある街としての存在そのもののアピールがひつようであろう。漢字で小山市と書いても、こやましと呼んでしまう人が大半であるようでは、どうしようもないではないか。市長に提案であるが、どうせ呼んでもらえない漢字であれば、いっそひらがなで「おやま市」と変更してはどうだろうか?全国にひらがな表記の市町村は珍しくない。県内にも「さくら市」があり、群馬県には「みどり市」というのもある。平仮名表記の市町村で団結して、ひらがな市町村グループでもつくってみては如何なものか?ひらがな表記には、漢字にはない優しさがある。なんにもまして、読み方に迷う必要がない。遠方から市を訪問した客人が迷うことなくOYAMAと発音できるのは素晴らしいことである。この客人が、誤ってKOYAMAと発音したなら、市民から驚きの目で見られることは間違いない。こんな北関東の田舎街の名前を知らないことは、恥でもなんでもないが、読み誤れば、その場に気まずい雰囲気が流れるかもしれない。そんなことを考えると、いつまでも漢字表記にこだわる必要もない。
ひらがな表記にすれば、片意地張ったワンマン市長の態度も少しは和らぐのではないかと思っての提案だが如何なものだろう。ワンマン市長程度なら許せるが、ヒットラーや金正日と比較されたのでは市民の恥である。そろそろ能力のある市長であるならば、その鋭い爪を隠して欲しい。一市民の願いである。


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