関東一と主催者が豪語する小山市の花火大会が昨夜、観晃橋下流の思川湖畔で行われた。今年のテーマは「復興の祈りをこめて、希望の花火を小山から」となっている。昨年の東北大震災のカゲが今年もちらつく。昨年は各地で大きなイベントが中止になったり自粛されたりした為に小山市でもオープニングカーニバルが取りやめとなった。今年はそうでもないようだ。土曜日の午後から始まったオープニングカーニバルを始めとする「おやまサマーフェスティバル2012」を締めくくるのが、この花火大会である。
50数年前、4~5歳の子供であった頃は花火大会の会場に足を運ぶこともなく、近所に住む農家のおじさんやおばさんたちと一緒になって会場から4キロも離れた農道で、馬にひかせる大きな荷車が花火見物の特等席となった。町名変更前の当時、旭町と呼ばれていた地域は農家が数十件程度の集落であり、のどかな田園風景が広がっていた。今や郊外ショッピングセンター化している50号線バイパス沿線であるが、当時はこの幹線の影も形もない時代であり、一番近い小さな個人商店まで自転車で行かなければならないような不便な場所であったと記憶している。この頃は市の中心部にも大きな建物は少なく、4キロ以上離れていても打ち上げ花火が良く見えた。荷車とは言っても、相当な広さがあり、大人10人以上が座って飲み食いできる広さである。それぞれの農家から持ち寄った惣菜が所狭しと並べられ、子供たちのためにラムネやジュースも用意されていたようだ。敷かれたゴザの上で和気あいあいと花火を眺めながら2時間の井戸端会議が繰り広げられた。だが、その記憶はさほど鮮明ではない。
さて、昼夜と食事の世話になっている妻には常日頃から申し訳ないと感じていたので、日曜日の夜くらいは家事を休んでもらおうと昨夜は外食をすることに決めた。外食をするとホットモットでたまに買うお弁当2~3食分もの食費負担となるが、毎日の食費節約で、週1回の外食費程度は何とか捻出できた。暫く前に食べた「びっくりドンキー」の割り引き券の有効期限が7月31日までとなっていたので、迷うことなく外食先はびっくりドンキーとなった。息子が幼稚園の頃から通い始めたハンバーグ専門のファミリーレストラン、びっくりドンキーは東京の西多摩地区に住んでいた頃に新聞の折り込みチラシで見つけた店である。息子が大きくなるまで長い間お世話になったファミリーレストランである。びっくりドンキーの小山店が50号線バイパス道路沿いにできたのは、去年か一昨年であったと思う。地元にはフライングガーデンという北関東を中心に展開するハンバーグ専門のファミリーレストランがあるが、慣れ親しんだびっくりドンキーの味にはかなわない。食材を全て自社工場や契約農家から調達するという「食の安全」に対する責任のある経営方針にも共感を覚えた。
いつになく珍しく早めに入店したので、7時半近くには食事がすんでしまっていた。たまたま店内のテーブル席が道路際だったこともあり、窓の外では花火が建物越しに見えていた。せっかくなので、遠回りして車の中から花火見物でもしようかと50号線を西に向かった。そのまま走れば、市内は高架橋を通り思川にかかる思川大橋を通過することになる。この大きな橋の上からは花火が良く見える。反対車線は市内へ乗り込む車で渋滞していたが、市内から西へと遠ざかる車線はスムーズに流れている。このまま走り、「おいしい広場」の手前で右折して花火大会の会場付近に向かおうとしたが、右折車線は明らかに渋滞の様相であった。やはり誰もが同じことを考える。仕方がないので、ここを通過して遠回りすることに決めた。さらに直進して「道の駅思川」入り口の交差点を道の駅とは反対方向に右折して、JR思川駅方向へと向かう。標識には駅まで4kmとある。このまま田んぼの中の農道を進めば小山ー栃木街道と交差する。そこから市内北部を通過すれば、打ち上げ花火を見ながら帰宅することができる。普段は車の通りもまばらな農道の光景が昨夜は全く違っていた。単に車が多いということでなく、農道の片側に車を止めて花火見物をしている家族が相当数いたのである。なかには、車の外に出て椅子に座る者や、アウトドア用品を広げて飲み食いする家族も目を引いた。昔は馬車の荷車の上で宴会をしたのだが、今はマイカーを止めて、その脇で道路上に椅子やテーブルを並べる。まるで道路際がオートキャンプ場のようになっている。様変わりしたものである。
車を止めて、見物人の仲間入りをすることもなく黙々と走り続ける。まさにドライブスルー花火見物である。道路上の見物客を車の中から眺めながら、再び思川にかかる島田橋を渡りると、間もなく車はハーベストウォークにたどり着いた。明日の食材を買い忘れていたので、ヨークベニマルで買い物をすることにした。ここからは花火は良く見えないが、ベンチに腰をかけて部分的に見え隠れする打ち上げ花火をみている人もいた。大きな音が鳴り響くだけで、花火の先端しか見えない。余りに近すぎるせいか、目の前の建物が邪魔をする。正面に見える、スーパービバホームの屋上駐車場からであれば花火が良く見えると思うのだが、店は閉店しているようであった。買い物をすませて帰宅すると9時半になっていた。1時間足らずのドライブスルー花火見物であった。
50数年前、4~5歳の子供であった頃は花火大会の会場に足を運ぶこともなく、近所に住む農家のおじさんやおばさんたちと一緒になって会場から4キロも離れた農道で、馬にひかせる大きな荷車が花火見物の特等席となった。町名変更前の当時、旭町と呼ばれていた地域は農家が数十件程度の集落であり、のどかな田園風景が広がっていた。今や郊外ショッピングセンター化している50号線バイパス沿線であるが、当時はこの幹線の影も形もない時代であり、一番近い小さな個人商店まで自転車で行かなければならないような不便な場所であったと記憶している。この頃は市の中心部にも大きな建物は少なく、4キロ以上離れていても打ち上げ花火が良く見えた。荷車とは言っても、相当な広さがあり、大人10人以上が座って飲み食いできる広さである。それぞれの農家から持ち寄った惣菜が所狭しと並べられ、子供たちのためにラムネやジュースも用意されていたようだ。敷かれたゴザの上で和気あいあいと花火を眺めながら2時間の井戸端会議が繰り広げられた。だが、その記憶はさほど鮮明ではない。
さて、昼夜と食事の世話になっている妻には常日頃から申し訳ないと感じていたので、日曜日の夜くらいは家事を休んでもらおうと昨夜は外食をすることに決めた。外食をするとホットモットでたまに買うお弁当2~3食分もの食費負担となるが、毎日の食費節約で、週1回の外食費程度は何とか捻出できた。暫く前に食べた「びっくりドンキー」の割り引き券の有効期限が7月31日までとなっていたので、迷うことなく外食先はびっくりドンキーとなった。息子が幼稚園の頃から通い始めたハンバーグ専門のファミリーレストラン、びっくりドンキーは東京の西多摩地区に住んでいた頃に新聞の折り込みチラシで見つけた店である。息子が大きくなるまで長い間お世話になったファミリーレストランである。びっくりドンキーの小山店が50号線バイパス道路沿いにできたのは、去年か一昨年であったと思う。地元にはフライングガーデンという北関東を中心に展開するハンバーグ専門のファミリーレストランがあるが、慣れ親しんだびっくりドンキーの味にはかなわない。食材を全て自社工場や契約農家から調達するという「食の安全」に対する責任のある経営方針にも共感を覚えた。
いつになく珍しく早めに入店したので、7時半近くには食事がすんでしまっていた。たまたま店内のテーブル席が道路際だったこともあり、窓の外では花火が建物越しに見えていた。せっかくなので、遠回りして車の中から花火見物でもしようかと50号線を西に向かった。そのまま走れば、市内は高架橋を通り思川にかかる思川大橋を通過することになる。この大きな橋の上からは花火が良く見える。反対車線は市内へ乗り込む車で渋滞していたが、市内から西へと遠ざかる車線はスムーズに流れている。このまま走り、「おいしい広場」の手前で右折して花火大会の会場付近に向かおうとしたが、右折車線は明らかに渋滞の様相であった。やはり誰もが同じことを考える。仕方がないので、ここを通過して遠回りすることに決めた。さらに直進して「道の駅思川」入り口の交差点を道の駅とは反対方向に右折して、JR思川駅方向へと向かう。標識には駅まで4kmとある。このまま田んぼの中の農道を進めば小山ー栃木街道と交差する。そこから市内北部を通過すれば、打ち上げ花火を見ながら帰宅することができる。普段は車の通りもまばらな農道の光景が昨夜は全く違っていた。単に車が多いということでなく、農道の片側に車を止めて花火見物をしている家族が相当数いたのである。なかには、車の外に出て椅子に座る者や、アウトドア用品を広げて飲み食いする家族も目を引いた。昔は馬車の荷車の上で宴会をしたのだが、今はマイカーを止めて、その脇で道路上に椅子やテーブルを並べる。まるで道路際がオートキャンプ場のようになっている。様変わりしたものである。
車を止めて、見物人の仲間入りをすることもなく黙々と走り続ける。まさにドライブスルー花火見物である。道路上の見物客を車の中から眺めながら、再び思川にかかる島田橋を渡りると、間もなく車はハーベストウォークにたどり着いた。明日の食材を買い忘れていたので、ヨークベニマルで買い物をすることにした。ここからは花火は良く見えないが、ベンチに腰をかけて部分的に見え隠れする打ち上げ花火をみている人もいた。大きな音が鳴り響くだけで、花火の先端しか見えない。余りに近すぎるせいか、目の前の建物が邪魔をする。正面に見える、スーパービバホームの屋上駐車場からであれば花火が良く見えると思うのだが、店は閉店しているようであった。買い物をすませて帰宅すると9時半になっていた。1時間足らずのドライブスルー花火見物であった。