田舎で暮らしてます。 (My country life!)

都会の喧騒を離れ、北関東の田舎で可愛いペット達と暮らし始めた中年夫婦の日記です。

嬬恋村の印象

2011-08-28 08:25:16 | 日記
日曜日だと言うのに今日も6時前に目が覚めたしまった。涼しいうちにと思い朝から庭の雑草たちと一戦交えることにした。どうせ負け戦、こちらに勝ち目はないが放っておけば、たちまち雑草の中に小さな社宅が埋もれてしまう。庭先には夏の旅行で土産に買ってきたユリの花が二株植えてあるし、トマトや葡萄たちも雑草から守ってやらねばならぬ。雑草も小さなうちは根も短くいとも簡単にむしり取ることができるが、成長すると背丈の2倍、3倍に根をしっかりとはってくる。戦いの準備が整う、訓練兵の間に根こそぎ抹殺するに限る。とは言え、一時間もすると腰は痛くなるし汗はかいてくるで、戦闘中止に追い込まれる。所詮、多勢に無勢である。そこそこに引き上げて朝のシャワーを浴びることにした。思えば4日ぶりのシャワーである。風呂はお盆休みの旅行中に湯船につかったのが最後である。加齢臭で周囲も迷惑していた事であろう。
さて、旅行と言えば嬬恋村での滞在であるが、なんとも印象のうすいドライブ旅行であった。温泉ホテルは高値の花で、もっぱらペンションしか泊まれない身であるが、フルコースの洋風料理かと思いきや夕食は牛豚しゃぶしゃぶをメインにした和風料理で部屋食となっていた。このペンションには泊り客全員で食事ができるような施設はないようで、各部屋まで食事を運んできてくれる。従って、部屋ごとに食事の時間はずれてくるし、できたての料理は難しい。料理についての感想は、可もなくなく不可もなくといったところ。料理の品数も決して少ないとは言えず、味も合格点ではあるが特筆することはあまりない。お造り、煮物や揚げ物も美味しく問題はなかったのだが、ただひとつ困ったのはしゃぶしゃぶ用の固形燃料があまりに少なくて、のんびり構えていたら、牛肉の最後の二切れをいれる前に固形燃料の火が消えてしまった事である。豚肉は最初の段階で、しゃぶしゃぶってしまったので残っていたのは牛肉だけである。牛であれば多少火が通っていなくても食あたりすることはないと考えて、余熱で調理することにして残りの二切れをミニ鍋にいれたが、鍋の温度は急激に下がってしまったようだ。この様子を周りから見ていた息子と嫁には間抜けな父親と映ったようで、すっかり笑われてしまった。それにしても、そこまで固形燃料を節約する必要があるのだろうかと疑問に思ってしまう。もし固形燃料を少なくしたのなら、長時間持たないので早めに召し上がって下さいくらいのアドバイスが料理が運ばれた際にあってもよかったのではないだろうか。周囲は高原野菜、とくに高原キャベツの畑、そして畑ばかりである。その中に農家らしき家が点在する田園風景が広がる。翌朝、トラクターの音に目覚めると窓の外には、朝靄の中でキャベツの朝どりに忙しく旗が楽姿が遠目に見えた。墨絵のように淡く広がる山裾の風景の中にゆっくりと横切ってゆくワインレッドのトラックたーとキャベツ梱包用の段ボールを積んだ軽トラックが重なる。高原キャベツの収穫は朝の5時前から始まっていたのだろうか。気温の上がる8時頃には終了するのであろう。
近くに草津温泉、浅間山や軽井沢があるとはいえ、嬬恋村の地元には観光資源が乏しいながらも観光立国にしようと努力を重ねているようである。鹿沢スキー場のゲレンデを利用した観光施設にゆり園がある。ペンションから車で15分程度と聞いたので、朝の涼しいうちに見学と思い10時前に出発したのであるが、途中何度も迷ってしまい目的地にたどり着くまでに1時間以上もかかってしまった。パンフレットにある電話番号を車のナビに入力したのだが、何度やってもゆり園らしい施設にはたどりつけない。不審に思い、ゆり園に直接電話を入れて見るとパンフレットに印刷してある電話番号ではナビの案内はできないらしく別の電話番号を教えてもらった。今度は、ナビが別の方向を検索し始めている。それまでに、何度も同じところを往復してしまった。観光客ひとりさえも導くことができないパンフレットを印刷してしまうとは本当に観光立国として成功しようという気があるのだろうか。嬬恋村観光協会の理事の皆さま、本気度を示して下さいと声を大にして言いたくなった。

ペット同伴家族旅行を終えて

2011-08-21 08:30:21 | 旅行
天候悪化のお陰で気温が急降下して猛暑から解放されたが、2泊3日の遠出ドライブから戻った翌日に亀の巨大水槽(実はホームセンターで買った大根洗い用のポリ盥にすぎない)を運んで腰を痛めてしまった。8月18日の出勤日は激痛を抱えての出勤となった。車の乗り降りさえもスローモーションVTRのようでぎこちない、まるで100歳近い老人のようである。営業部で3カ月前から働いているM氏過去には整体師をしていた経験があり、腰痛と聞き早速診てもらえることになった。床にうつぶせにさせられて、いきなり右足と左足の脹脛をつままれ右足と左足とどちらが痛いかの質問。確かに右だけが痛いと感じた。腰の骨がずれていてバランスが崩れているので調整するとの説明の後、両足を片方ずつ背中に押しつけて終了。右足の痛みはなくなっていた。たった5分の治療であったが、暫くの間は腰痛が和らいだ。骨のずれは修正したので、あとは靭帯が炎症をおこしている可能性があるのでシップ薬を貼っておけば痛みは和らぐとのこと。幸いにも彼の予想通り、腰痛は少しづつではあるが改善していった。
さて、文鳥を後部座席に乗せた会社払い下げのマイカーは予定通り8月14日に出発した。最初の目的地は群馬県前橋市にある敷島公園内のホテル楽々園であった。野球場やテニスコートなどの設備が整った市の運動公園内にあるホテルである。ということは民間の施設でなく、前橋市の施設という可能性が高い。到着予定を6時と連絡していた為か、部屋の準備もできていなかったようで、誰もいない玄関から入ってゆくと後を追うようにおばあさんが来て受付のカウンターの向こう側に立った。建物も古かったが受付嬢もそれに負けないくらい歴史を感じさせる女性である。パンフレットにはホテルの1階には小洒落れたイタリアンレストランが写っていたが、今はそのレストランも倒産したのか撤退したのか美容院になっていた。結婚式場の案内もあるが、最後の式が行われたのは恐らく10数年以上も前であろうと思われる。いくら予算がなくても、今のこのホテルで式を挙げようと考えるカップルは存在しないであろう。受付周辺の煩雑さは、まるでユースホステルか民間会社の保養所といったところで、とてもホテルとは呼べる雰囲気ではない。街中のビジネスホテルに泊まろうとしたのだが、どのホテルもツインかダブルあるいはシングルと別々の部屋となってしまい、家族3人で泊まれるホテルが見つからなかったのである。唯一ここだけが大部屋で家族が泊まれる宿泊施設だったのだ。通常はツイン部屋らしく、折りたたみ式簡易ベッド2台を詰め込んだ部屋は流石に狭い。そのうちの1台は、かなり使い込んでいるようで、体が沈みこんでしまうような状態で、とても寝ることなどできない。ここは文鳥のベットとして、鳥籠を置く台とした。素泊まり4500円コースなので文句は言えないが、やはりビジネスホテルで別々に泊まったほうが良かったのかとも思ってしまう。他にも泊り客はいたようだが、満室ではなかった。お盆のこの時期に満室にならないホテルは珍しいというか、ホテルとして魅力がないからに違いない。とてもリピーターがあるとは想像できない。夕食は外でとることにして、車でレストランのある通りを探した。あまり予算もないことから回転ずしチェーン店に決定。予算オーバーしないように気を使いながら流れてくる皿に手を伸ばす。明日のペンションでの夕食を期待して、今夜はつつましい食事で満足しようと自分に言い聞かせる。その間、文鳥のチョボと蛙のマーサはホテルの部屋で留守番となってしまった。そう、今回は文鳥以外に青ガエル2匹も旅行に参加しているのである。家族3人とペット3匹の大移動となってしまったのである。カメと金魚たちは申し訳ないが、参加を断念してもらった。さすがに60センチの水槽と1メートル近いプラ桶を車に積むことはできない。蛙の飼育ケースは持ち運びに支障なない大きさであるが、問題は餌の確保である。旅行の移動中に蜘蛛やらバッタの幼虫を捕まえるのは容易ではない、先が思いやられる。2日目の早朝に妻が蛙の餌を探しに公園内を歩き回っていたが、獲物はなしで残念そうに部屋に戻ってきた。ペットに餌をやれず飼い主としての責任を果たせずに、がっかりとした表情があからさまに見て取れた。今日も暑くなりそうだ。これから嬬恋村に向かって出発だ。お世話になったホテルについて辛口のコメントばかりになってしまったが、昨夜は良く眠れた。広大な運動公園の敷地内にあるせいで、駅前などにあるビジネスホテルと違い繁華街の騒音もなく静かな宿であった。これが一番重要なのかもしれない。寝るだけの宿なら十分すぎるホテルであったと思い直して、感謝である。途中の吾妻渓谷には立ち寄らず、ただひたすら嬬恋村を目指して車を飛ばした。単調な山道のドライブが続き眠気をもよおしてくるが、ラジオのボリュームを上げて甲子園からの野球中継を聞きながら走る。今年の夏もお盆休みの時期は甲子園の野球中継で始まり、ベストエイトが出そろう頃に休みが終わる。地元の高校が勝ち進んでいることもあり、今年はいつも以上に熱く高校球児たちの戦いに声援を送ってしまう。野球中継を聞きながら何とか眠気を払い、車は目的地に近づいてゆく。休憩のために立ち寄った施設が、たまたま民主党政権交代の際に話題になった八ッ場ダムを紹介するものであったので資料館の展示を見学することにした。テレビの報道で見ていた時は、あまり身近な出来事とは思っていなかったのだが、ダム計画の場所が意外に近かったことに今更ながら驚かされた。テレビの箱の中から訴える報道と言うメッセージとはいかに無力な存在であったかを思い知った気がする。たった5分か10分足らずの時間で資料館の中で得た情報は、テレビ報道で何度も何度も繰り返し見せられた数時間に及んだであろう情報よりも強大な影響力をもっていた。現場の強さであろうか。こんなにも広大な地域がダムの底に沈んでしまうのかと驚きながら資料館に展示された地形の模型を眺めていた。

夏休み

2011-08-14 04:46:44 | 旅行
熱い夏が戻ってきて、勤務先でも昨日からお盆休みに入ったのだが午前中は見積もり現場の測量を手伝わされた。一万平米もある駐車場の舗装見積もりなので正確な面積を割り出す必要がある。実は1年半以上も前に測量したのだが、工事部のずさんな管理が理由でデータが見つからない。もっともその際には駐車場に車が数十台もおかれており、駐車中の車を避けながら適当に測量したらしく、いずれにしても測量はさけられなかった。朝は曇りで涼しい予報も出ていたので帽子も用意せずに現地に車を走らせた。予報は見事に外れてしまい、うすい雲の間から強い日差しが見え隠れして額から汗が滴り落ちる。暑い、朝から暑い。50mのスケールでは間に合わないほど広い駐車場である。幸いにも3人で来たので50mスケールを真ん中の人間が持つことで、100mをカバーすることができた。砂利を敷きならした駐車場なのだが、余りにも広いのでメンテナンスに苦労しているとの話である。水たまりがあちこちにできて、新しい砂利をいれて補修してもきりがない。400台近い量の車が出入りする駐車場である。その傷みようも半端ではないようだ。とくに最近はゲリラ的な集中豪雨が頻繁に発生するから、砂利の駐車場はすぐに凸凹の穴だらけになってしまうようだ。工場で働く従業員用の駐車場ではあるが、雨の降った後などは車が泥だらけになるようで、従業員にはすこぶる評判が悪い。この駐車場をアスファルト舗装にするという話が持ち上がったのが昨年の春先である。ところが、工場内の通路を挟んで東側にある小さい方の駐車場を先にアスファルト舗装することになってしまった。小さいとは言っても200台の車が駐車できるスペースである。舗装の準備だけでも5日間を要した。舗装は3日を予定していたが、なんと1日半で完了させてしまった。もっとも初日は早朝6時半から作業を開始して、夜の11時まで残業をした結果ではあるが。作業員の一人が熱中症になるなどアクシデントはあったものの何とか舗装を完了させた。そして今度は、その2倍もある駐車場の仕事を取るべく見積書を提出したのであるが、やはり図面の提出を求められた。昨年の測量データを工事部で紛失したらしいので、再測量となってしまったのである。幸いにも9時半頃には測量を終了、会社にもどりJWCADを使って図面を作成して、本日の業務を終了となった。
夏休み2日目の今日から二泊で、恒例の夏休み旅行となる。赤字会社でまともな賞与も出ないのだが夏の一時金として福沢諭吉さんが4名出席してくれたので、口座に残っていた共済保険の戻りを加えて何とか旅行の費用が捻出できた。贅沢なことはできないが何とか二泊で家族旅行が楽しめそうである。毎日早朝から弁当作りに励んでいる妻にとっては、気分転換にもなる事であろう。もちろん我が家のペットも参加しての旅行である。こんな暑い社宅に、文鳥を残す訳にはいかない。東京に住んでいた頃は、動物病院などに預けて旅行に行ったのだが、こんな片田舎にはペットを預かる施設はないし、なによりそんな余分なお金もない。猫や犬と違い、ペット同伴可能な宿でなくとも何とか鳥籠は持ち込めるものである。最近はホテルに泊まることも少なくなり、もっぱらペンションを利用しているので、鳥籠の持ち込みも容易である。我が家の文鳥も車移動に慣れたようで、余り移動によるストレスは感じなくなっている。それでも、車の運転にはかなり気を使ってしまう。急ブレーキや急発進はもとより、段差のある道路は避けなければならない。車の中でシートベルトをしていないのは文鳥のチョボだけなのだから。それでも犬や猫などから比べればましなのだろうが。今日は取りあえず群馬県の前橋で一泊して明朝に嬬恋高原をめざす。今夜はスポーツ公園内にある温泉付きのホテルに泊まる。夕食はつかないがお盆休み期間中に一人4500円はビジネスホテル並みで有り難い料金設定である。夕食は近くのファミレスで済ませることもできるしマクドナルドでも問題ないだろう。あとは高原にあるペンションの食事が美味しいことを祈るだけである。