田舎で暮らしてます。 (My country life!)

都会の喧騒を離れ、北関東の田舎で可愛いペット達と暮らし始めた中年夫婦の日記です。

放射線治療

2012-05-29 23:06:47 | 日記
明日から放射線治療が開始される。1昨日に大学病院の放射線科で診察を受け担当医師と共に治療計画をたて治療部位の確認作業が行われた。放射線の目的は癌治療そのものでなく、転移した骨の痛みを和らげる緩和治療と呼ばれるもので前立腺の癌そのものには照射しない。転移後の前立腺に放射線治療を行うのはあまり意味がないという主旨の説明を入院していた担当医からは受けていたが、痛みの緩和という点では骨への放射線照射は有効であるらしい。1日置きに週に3回の放射線治療を3週間継続するという計画であり、2回目以降の治療時間は数分しかかからないようである。ただし、明日は初回なので正確な部位をコンピュータに記録させるために30分前後の時間が必要だと言う事である。今までのCT検査と違い、放射線治療では硬いアクリル製の治療台に直接横たわる必要があり、長時間にわたり同じ姿勢を保つのが難しい、あるいは痛みに耐える必要もあると事前説明があった。初期の段階では副作用も殆どなく日常の生活に支障はないが治療が終了する時期に逆に若干の影響が懸念される事も補足説明があった。いつまでも会社を休んでいる訳にはいかない、治療費もかさんでくるので休業中に支給される疾病手当では生活できなくなってしまう。一刻も早く仕事に復帰しなければならない状況下にある。足の付け根に軽い痛みを生じるので、普通に歩くのは困難であるが、1時間以内なら車の運転も苦にならないし椅子に座っての仕事であれば問題ないとも思える。ただ、放射線治療が1日置きにあるという状況でまともな仕事ができるかは少々心配ではある。今日も会社に顔をだして、治療の進捗状況を説明してきたが、ゆっくり静養して完治してから出勤すれば良いと言われたが、そろそろ仕事を始めても良いのではないかというニュアンスが感じ取れたので、会社側の言い分をもともに聞くわけにもゆくまいと思う。6月1日が無理であれば、来週からでも出勤しようかと思っているのだが、妻は慌てないで良いと思っているようである。5月17日に退院してから、2週間近く妻と24時間一緒の生活が続いている。入院前には考えられないことであった。会社にいる時間が12時間以上の日々が続き、日曜祭日も家にいない事が多い状況下では妻と話をする時間もなかったのは事実である。その反省も踏まえて病気療養の間だけでも妻との会話を大事にしようと心掛けてきたつもりであるが、どこまで理解されているかは疑問である。とにかく体力をつけて免疫力を高める生活をするとなれば当然のことながら、食事の内容が共通の話題となる。とくに退院時に便秘に悩まされた経験もあり、食物繊維を多く含む野菜中心の料理にしようと話し合っている。今日も午後のおやつにサツマイモをふかして食べた。毎日サツマイモという訳にはいかないが、週に1、2回なら飽きることもないであろうか。

農耕民族と転勤族遊牧民

2012-05-24 18:08:18 | 日記
姉から叱りのメールを受け取ったと妻が不満を漏らしていたが、次第にその不満が怒りとなり夫への愚痴となって襲いかかってきた。全く迷惑な話である。ことの発端は家の周辺に雑草が散らかっていたのを姪が車で通りかかって気がついたらしく、姉に報告したことから始まったようである。病気で自宅療養中の弟に草むしりをやらせたのかという内容であった。草むしりとは言っても気晴らしに外に出て、数十分の短い間である。無理やりやらされている訳ではない。何故か姉は勝手に誤解をしてしまったようである。妻にしてみれば雑草など全く気にならないようで、草むしりなどという行為自体が何故必要なのかも理解できないのだから、草むしりなどを夫に強要することなどあり得ない話である。草が生えると何か困ることでもあるのかと逆に妻から質問されて回答に四苦八苦してしまった。雑草を気にして草むしりに精を出すなどという行為自体が農耕民族にのこるDNAから生じるのだろうから典型的な転勤族サラリーマン家庭に育った家内にしてみれば、まったく想像だにできないと言ってもい良いだろう。所詮は価値観の違いに過ぎないのだが、農家に生まれ育った姉にとって草むしりは絶対に必要な生活の一部であり、しかもかなりの重労働であるという認識がつようのであろう。この姉は中学校を卒業すると、近所の多くの女の子が働きにでるのを横目で見ながら、母の畑仕事をしていたのだが、すぐ上の姉が畑仕事をせずに地元の工場に働きにでていたのを羨ましがっていたと記憶している。同じ家族の中で、一人は外へ働きに出てボーイフレンドと遊び歩ける身分なのに自分は両親の畑仕事を手伝わされたという思いがつよかったようである。そんな姉の過去を顧みると一方的に姉を非難するのもかわいそうな気がする。妻の気持ちを考えれば夫として、姉の誤解を解くようなメールをいれてもよいのであるが、弟を思う姉の気持ちに水をさすのも気が引けた。姉にとっては妻は赤の他人である。妻には申し訳ないが、耐えてもらうと言う結果になってしまう。同じ家に住んでいなくとも、嫁と言うものは親戚からの攻撃に身を晒さねばならない運命にあるようである。妻を守るべき夫もこのざまである。反省。たかが草むしり、されど草むしりである。

まだ休職中

2012-05-24 12:49:52 | 体と健康
前立腺がんの告知をされたが5月17日に退院して、痛みがなければ職場復帰しても問題ないと担当医に言われた。しかし退院後腰の関節部が痛み出し歩くのが困難になってしまった。退院直前に痛みどめの薬を半分にしているが、これは関係ないのだろうか。昨日は痛みをこらえながら通院して全身骨の検査を別の病院で受けた。前立腺の癌が骨に転移しているという説明は入院中に受けているが、その後どうなっているのかという事であろう。今回の検査については午前中に注射をしてから、午後の検査となる程度しか文書での説明はなかったので、全く見当もつかない状況で検査に臨んだ。しかし大学病院で受けた検査はCT検査であった。入院先の病院でもCT検査は受けているので、今回の検査とどのように違うのであろうか。明日は担当医に診察を受ける予定である。その時に聞いてみようと思っている。
全く動けない状態でなく、歩く際に軽い痛みを覚える程度であるが、職場復帰は暫くの間様子をみようと考えている。テレビでは著名なタレント司会者の妻が癌で亡くなったというニュースが大きく報道されていた。

昼の訪問者

2012-05-21 05:36:48 | 日記
住み慣れたアパートを引き払い、2年前に夫の実家に引っ越したと聞いていた姪のKから「今度の土曜日は中学生の娘が休みで家にいるので是非あそびに来て下さい。」とメールを受け取り二つ返事で了承した。この社宅の近くに引っ越すとは聞いていたが未だに住所さえも聞いておらず、こんな近くに住んでいたとは知らなかった。11時頃来てくれれば、手料理をご馳走してくれるとの話であるから手ぶらで訪問するわけにはいかないと思い家内と相談して菓子折りを一箱とケーキを数個持参することにした。こんな片田舎ではケーキ屋さんなど近くにあるわけもなく、隣町のヨークタウンまで車を飛ばした。一人娘と祖父を含む4人家族だったはずだが、家内はなぜかケーキを8個も買っていた。あわよくば自分たちもご相伴にあずかろうという魂胆だったのだろう。
買いものを済ませ社宅近くまで車で戻ったところで、携帯電話で住所を聞き出そうとして家内にメールを打たせたが返事がないので直接電話をさせた。土地勘の無い妻には道案内がチンプンカンプンだったようで、いきなり運転者に携帯を差し出して聞いてくれという。今、大きな通りに出る直前にある神社の手前であると説明したところ、既に行き過ぎていると言われた。正直まったく驚いた。まだ、いつも利用しているゴミ集積所を過ぎたばかりで家から1キロも走ってはいない。しかたなく来た道を戻りかけたところ、前方に歩いている二人の人影を見つけた。それは確かに姪のKと娘のMであった。こんな近くに住んでいたとは全く想像もしていなかったし、しかも2年前の春に「白菜祭り」を手伝った時には、この家のそばで白菜を積みこんでいたこともあるのである。この家の存在自体は良く知っていたが、まさかこの家が姪の夫の実家であるとは全く考えもしなかった。
さて、買い物などもあり到着したときに時計は11時半を回っていた。姪の住まいは義父が2年前に建て替えた家の東半分にあるが完全な二世帯住宅という訳ではなかった。風呂とトイレなどは共有しており、2LDK部分が姪たち3名の居住空間ということになるが、義父との関係も聞いたところではギクシャクしており、まるで大家さんとアパートの住人のような印象を受けてしまった。姪のKが義父のことを良く思っていない事は所詮他人なのだから理解できないことはないにしても、娘のMにとっては実の祖父である、Mまでも祖父の言動を愚痴っぽく語るのは母親の影響でもあるのだろうか。プライバシーが守れないので一度リビングに鍵をつけたのだが、それも取り外されてしまったとか、留守の間に勝手に自分たちの冷蔵庫を覗いたりするとかいう苦情めいた話が次々に飛び出すのには少々驚かされた。
手料理というので、子供の好きそうなハンバーグやパスタなどの洋風料理をイメージしてきたのだが、出てきたのは太巻きが3種類30個ほどであった。姪が“回転ずし” でパートをして働いていることは知っていたが、まさか昼の手料理がお寿司とは思っても見なかった。家内もこの意外性に驚いていたようである。まあ太巻きと、お吸い物は美味しかったので文句のつけようはないと観念した。食事が済むと、話題はキャビネットに飾ってあったMのドレス写真に移り、Mが身につけていたアクセサリーになり姪がビーズアクセサリー作りを趣味にしていたことが明らかになった。そのコレクションの多さにも驚かされた。一体どれだけの時間をこれらの創作活動に費やしたのかと思うと気が遠くなる。とにかく凄いと、家内も驚きを隠せない。その後、Mの幼稚園時代の写真をみせてもらったり、テレビの録画番組を見たりしているうちに、とうに3時を過ぎてしまった。この辺で帰ろうと思ったが何やら家内が不機嫌そうに帰るのを渋っていた。どうも買ってきたケーキを食べてから帰ろうというつもりらしい。まるで子供である。それとなく、Mがケーキを食べたいのではないかと誘い水をなげかけるのだが、意に反してMは未だお腹がすいていないと発言した。残念! 幸いにも、姪がそれに気づいてくれたようで、おもむろにケーキを冷蔵庫から取り出してきた。ケーキを食べ終わると、時計は既に4時を大幅に過ぎていた。初めての訪問で長居し過ぎたと反省しながら帰宅の途に就いた。ひと月に及ぶ入院生活を終え、退院から3日目にして暫くぶりに楽しい一時を過ごした。姪の思いがけない招待に感謝の一日であった。

入院と便秘とケチと

2012-05-18 05:14:24 | 体と健康
入院中に兄が見舞いに訪れ暴言を吐いた。投薬の副作用で便秘になってしまい困っていると兄に告げると、そもそも便秘は女性に多く、それは女性が一般にケチであるからという説である。女性は男性と比べるとケチであるという。従ってケチが多い女性には便秘が多く見られるという発言だ。たしかに金遣いのあらい人や気前のいい人を思い浮かべると便秘の話題があがってないことにも思い当たる節がないとは言えない。しかし良く考えると、この場合の女性とは主婦を対象と考えてのコメントであるような気がする。一家の家計を任された主婦は、一般にではあるが、その責任上やたら気前よくお金を使う訳にはいかない。節約と呼ぶか、ケチと呼ぶかは人によって違ってくるだろう。平均的なサラリーマンの給与が年々減ってゆく時代である、毎月のやるくりは主婦にとって頭痛の種である。あれこれと買いたいものも我慢して節約せねば、生活がなりたたない。ケチにもなろうというものである。結果、精神的なストレスは想像を絶するものになる。この精神的なストレスが便秘という症状になって現れるのであれば、確かに便秘とケチ(節約)との相関関係は認められるのだろう。ただ兄の言葉には、女性を見下したような男尊女卑の時代錯誤てきなニュアンスと貧乏人はケチであるというような差別意識のようなものを感じてしまった。誤解だったのだろうか。ちなみに妻は一度も便秘をしたことがないのが自慢である。そしてどちらかと言うと、宵越しの金は持たないという江戸っ子並みの気風の良さで決してケチではない。そして、おこずかいの管理をしっかりとして無駄遣いをしない計画性のある息子は、トイレの滞在期間が長いようである。そして、普段からお腹をこわしやすく下痢が多い自分はと言えば、決して倹約家ではない。後先を考えずに金をつかってしまう部類に入る。まあ、このあたりは兄の暴言も全く外れてはいない。お金も、お腹のなかの物も溜め過ぎてはいけないということか。ほどほどに、自然に流れるのが良いということだろう。