ずっと楽しみにしていた ボリショイバレエ、行ってきました
まずは、同封されていたチケットで、東急ホテルで、立食のパーティ
シャンパン と白ワインと 赤ワインと そして食後にコーヒー &デザート を、いただきました
東急ホテルのロビーも、クリスマスの飾り付けで、きれいでした
今日は、昔かわいがってた()うさぎのバレリーナの人形を、連れて行ったの (クリスマスツリー の上に、ちょっと失礼、と置いてみました…)
さて、愛知芸術劇場は大ホールにて…
ロビーには、ボリショイバレエ団の踊るマリインスキー(元、レニングラード国立)劇場の写真とか、置いてありました
で、肝心のバレエですが…
いや~、めっちゃ感激
すごいテクニック、それをほとんど全員が持っていて、しかもフォーメーションとかも、とってもきれい チャイコフスキーの音楽 も、改めて「やっぱ、綺麗よねぇ・・ 」だし、原振り付けの、マリウス・プティパって、やっぱ偉大だったよねぇ… だし、
最高に素敵な、 one of the best Ballet を見せていただきました
本日、主役のオデット/オディール を踊ったのはアンナ・アントニーチェワ
(写真は:マリーヤ・アレクサンドラ)
どちらかと言うと、おとなしくて、清楚な感じの「オデット」向きかな。。。 オディールをやるとき、もっと「悪の強そうな」 キャラにしてもいいのに、と思いました
オディールをやらせて、右に出るものがないのは、名古屋の誇る 越智久美子さんですが、彼女みたいに「どう?きれいでしょ 魅力にあふれてるでしょ こんな私に惚れなかったら、あんた男じゃないわよ 」くらい…とまではいかなくても、( ほめてんだよ、これ )
もう少しだけでいいので、ちょっと show-off (見せびらかす)感じがあると、もっと、オデットとの違いが出て、おもしろかったかな・・・と
で、本日の王子役は ドミートリー・グダーノフ
(写真は:スヴェトラーナ・ザハーロフとアンドレイ・ウヴァーロフ)
どうも、グダーノフは調子が悪かったみたいで、ソロも、一応高さも飛んでいるし、ミスステップとかもないんだけど、ちょっと息が切れてるというか、「よっこいしょ 」って感じに飛んでたし
パ・ド・トロワを踊った時、後ろについた女の子に、足がぶつかりそうになるし、オデットを支えきれずに、一度はほんの少しだけど早く足を付かせちゃったし、最後のピルエット(回転)のところを、完全には回し切れずに終わっちゃったし、 ちょっと、変でした… カーテンコールも、オデットとロットバルトだったし…(普通、王子と姫の、二人のメインキャラが、あいさつしますよね)
ロットバルト役は、今日は アルテム・シュピレフスキー
(写真はドミートリー・ベロゴロフツェフ)
道化師は今日はヴァチャスラフ・ロパーティン 彼は、すごくジャンプが高く しなやかに飛んで 「よっこらしょ」じゃなくって、何の気なしに軽く飛んで でもそれが、誰より高い すっごく、カッコ良かったです
ところで、写真は日本人の岩田守弘 なんですが、ボリショイバレエに、日本人がいるなんて、日本人の、すごい自慢です~
そして、今回一番感激したのは… 花嫁候補 として各国から選ばれた姫の踊りが、すごかった
王子の成人のお祝い、花嫁を決めるシーンは、バレエ団によって、いろいろ構成などを変えて演じられるものなんですが、こんな演出は初めてです。
ハンガリー、ロシア、スペイン、ナポリ、そしてポーランドの王女なんですが
ハンガリーは東欧っぽい踊り。ステップや手の使い方が、少し「民族舞踊」っぽい
ロシアは王女が丁寧にお辞儀をして、優雅
一方、スペインはお辞儀なんて全くせず、いきなり踊りだし、また、国から連れてきたのはカッコいい男たちだけ とても情熱的
ナポリの王女は、とってもかわいらしい 一緒に連れてきた女の子たちも、王女をとてもひきたてている
ポーランドの王女は、カップルをいっぱい連れてきて、上品に踊る
いずれの王女も、ただ立ってるだけでもきれい って感じの人がそりゃあ、あんなステップ、踏めるの~ っていうとてつもなく高度なステップを踏み、複雑な振り付けを難なくこなして、観客を魅了する…
素晴らしい、という言葉しか、出てきません。。。
で、今回の「白鳥の湖」は、とても『演劇的』 『ドラマティック』 という気がしました
王子役の ドミートリー・グダーノフも、オデット/オディール のアンナ・アントニーチェワ も、とても情緒的でした
また、白鳥たちが、それはそれは「抒情的」に踊るんです… 主役級の人が「白鳥」っぽく見えるのは、まあ、たいていのバレエ団ではそうなんですが、こんなに、一羽たりとも、不完全な白鳥がいない、と言うのも驚きです
本物の白鳥に見えるだけじゃなく、バレエですから、言葉なしで、振り付け(動き?バレエではパ、と言う)だけで「感情を表現できる」すごさ に感動しました
自分たちが守っている姫が、王子に愛されてる、と分かった時の喜びも、裏切られた、と言う悲しみも、「動き」だけで表現して、それが美しくて、しかも、何羽もいるんですが、それが統一のとれたとてもきれいなフォーメイションになっている。。。
ほんとに、感動でした
ただ、今回のボリショイの「白鳥の湖」では、ロットバルト=運命、という解釈で、王子(と姫)は運命にもてあそばれて、結局最後には姫も死んでしまい、王子も一人ぼっち(死んでしまう、のかも…)と言う、大変悲しい結末 になっているので、いまいち会場の反応は、「シーン」 で終わってしまって…
カーテンコール、2回くらいはしてくれる、と思ったんですが、一回でしたし(それも、でも王子の体調が悪かったせいかもしれませんが)
やはり、日本人は、「ハッピーエンド 」(王子がロットバルトをやっつけて、めでたしめでたし になるバージョン)の方が受けるのかな、と思ってみたり…
その辺も、いろいろ考えさせられました
なんか、韓国映画みたいやったし…
まずは、同封されていたチケットで、東急ホテルで、立食のパーティ
シャンパン と白ワインと 赤ワインと そして食後にコーヒー &デザート を、いただきました
東急ホテルのロビーも、クリスマスの飾り付けで、きれいでした
今日は、昔かわいがってた()うさぎのバレリーナの人形を、連れて行ったの (クリスマスツリー の上に、ちょっと失礼、と置いてみました…)
さて、愛知芸術劇場は大ホールにて…
ロビーには、ボリショイバレエ団の踊るマリインスキー(元、レニングラード国立)劇場の写真とか、置いてありました
で、肝心のバレエですが…
いや~、めっちゃ感激
すごいテクニック、それをほとんど全員が持っていて、しかもフォーメーションとかも、とってもきれい チャイコフスキーの音楽 も、改めて「やっぱ、綺麗よねぇ・・ 」だし、原振り付けの、マリウス・プティパって、やっぱ偉大だったよねぇ… だし、
最高に素敵な、 one of the best Ballet を見せていただきました
本日、主役のオデット/オディール を踊ったのはアンナ・アントニーチェワ
(写真は:マリーヤ・アレクサンドラ)
どちらかと言うと、おとなしくて、清楚な感じの「オデット」向きかな。。。 オディールをやるとき、もっと「悪の強そうな」 キャラにしてもいいのに、と思いました
オディールをやらせて、右に出るものがないのは、名古屋の誇る 越智久美子さんですが、彼女みたいに「どう?きれいでしょ 魅力にあふれてるでしょ こんな私に惚れなかったら、あんた男じゃないわよ 」くらい…とまではいかなくても、( ほめてんだよ、これ )
もう少しだけでいいので、ちょっと show-off (見せびらかす)感じがあると、もっと、オデットとの違いが出て、おもしろかったかな・・・と
で、本日の王子役は ドミートリー・グダーノフ
(写真は:スヴェトラーナ・ザハーロフとアンドレイ・ウヴァーロフ)
どうも、グダーノフは調子が悪かったみたいで、ソロも、一応高さも飛んでいるし、ミスステップとかもないんだけど、ちょっと息が切れてるというか、「よっこいしょ 」って感じに飛んでたし
パ・ド・トロワを踊った時、後ろについた女の子に、足がぶつかりそうになるし、オデットを支えきれずに、一度はほんの少しだけど早く足を付かせちゃったし、最後のピルエット(回転)のところを、完全には回し切れずに終わっちゃったし、 ちょっと、変でした… カーテンコールも、オデットとロットバルトだったし…(普通、王子と姫の、二人のメインキャラが、あいさつしますよね)
ロットバルト役は、今日は アルテム・シュピレフスキー
(写真はドミートリー・ベロゴロフツェフ)
道化師は今日はヴァチャスラフ・ロパーティン 彼は、すごくジャンプが高く しなやかに飛んで 「よっこらしょ」じゃなくって、何の気なしに軽く飛んで でもそれが、誰より高い すっごく、カッコ良かったです
ところで、写真は日本人の岩田守弘 なんですが、ボリショイバレエに、日本人がいるなんて、日本人の、すごい自慢です~
そして、今回一番感激したのは… 花嫁候補 として各国から選ばれた姫の踊りが、すごかった
王子の成人のお祝い、花嫁を決めるシーンは、バレエ団によって、いろいろ構成などを変えて演じられるものなんですが、こんな演出は初めてです。
ハンガリー、ロシア、スペイン、ナポリ、そしてポーランドの王女なんですが
ハンガリーは東欧っぽい踊り。ステップや手の使い方が、少し「民族舞踊」っぽい
ロシアは王女が丁寧にお辞儀をして、優雅
一方、スペインはお辞儀なんて全くせず、いきなり踊りだし、また、国から連れてきたのはカッコいい男たちだけ とても情熱的
ナポリの王女は、とってもかわいらしい 一緒に連れてきた女の子たちも、王女をとてもひきたてている
ポーランドの王女は、カップルをいっぱい連れてきて、上品に踊る
いずれの王女も、ただ立ってるだけでもきれい って感じの人がそりゃあ、あんなステップ、踏めるの~ っていうとてつもなく高度なステップを踏み、複雑な振り付けを難なくこなして、観客を魅了する…
素晴らしい、という言葉しか、出てきません。。。
で、今回の「白鳥の湖」は、とても『演劇的』 『ドラマティック』 という気がしました
王子役の ドミートリー・グダーノフも、オデット/オディール のアンナ・アントニーチェワ も、とても情緒的でした
また、白鳥たちが、それはそれは「抒情的」に踊るんです… 主役級の人が「白鳥」っぽく見えるのは、まあ、たいていのバレエ団ではそうなんですが、こんなに、一羽たりとも、不完全な白鳥がいない、と言うのも驚きです
本物の白鳥に見えるだけじゃなく、バレエですから、言葉なしで、振り付け(動き?バレエではパ、と言う)だけで「感情を表現できる」すごさ に感動しました
自分たちが守っている姫が、王子に愛されてる、と分かった時の喜びも、裏切られた、と言う悲しみも、「動き」だけで表現して、それが美しくて、しかも、何羽もいるんですが、それが統一のとれたとてもきれいなフォーメイションになっている。。。
ほんとに、感動でした
ただ、今回のボリショイの「白鳥の湖」では、ロットバルト=運命、という解釈で、王子(と姫)は運命にもてあそばれて、結局最後には姫も死んでしまい、王子も一人ぼっち(死んでしまう、のかも…)と言う、大変悲しい結末 になっているので、いまいち会場の反応は、「シーン」 で終わってしまって…
カーテンコール、2回くらいはしてくれる、と思ったんですが、一回でしたし(それも、でも王子の体調が悪かったせいかもしれませんが)
やはり、日本人は、「ハッピーエンド 」(王子がロットバルトをやっつけて、めでたしめでたし になるバージョン)の方が受けるのかな、と思ってみたり…
その辺も、いろいろ考えさせられました
なんか、韓国映画みたいやったし…