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君はどこにいて 誰とどこにいて どんな服を着て 何して笑ってるんだろ

「十二の嘘と 十二の真実」あさのあつこ

2015年08月01日 18時12分21秒 | イベント!展覧会、コンサート、本、映画など
なかなかに《怖い》本ですよぉ~ でも霊とか妖怪とか スプラッターとかの怖さではなく 心理的に じわじわとやられていく怖さです

中世?の世界と日本のおそらく現代っぽい世界とが交差しますが 関係あるような、ないような... 
長くないので 短編がひとつ 収用されてます

P. 76 見る気にならなければ 何も聞こえない。思おうとしなければ 思うことなとできなおものを

P. 167 死ぬのは怖くはないけれど... あんな男に邯鄲にやられちまうなんて... ~中略~ 誰がおまえみたいな
貧弱男を脅したりするものさんかね。ふん、人を殺してびくびくしているもんだから 何でもかんでも脅しのように聞こえるんだよ  (以上「十二の嘘と十二の真実」)

P. 220 父は悪人ではない。悪い心を持ってなどいない。ただ自分のことしか考えられないのだ。自分の研究、自分の満足、自分の時間、自分のことだけ。他人に心を馳せることがてきない。
かわいそうなパパ ~ 偉い博士だと言われているのに ~ たくさんのお金を持っているのに ~ 誰より頭が良いのに... ちっとも幸せじゃないんだわ。誰も幸せにできないなんて かわいそうなパパ、ママもパパもかわいそうな人たち
(以上「崖の上」より)

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