「デパートへ行こう」真保裕一

いやあ　いい話だった~~ って言っちゃったらネタバレ？！
いい本だった　といいかえればオッケー？　←　言ってしまっているが....

真保さんも　大好きな作家さんの一人です
この　「デパートへ行こう」も真保さんらしい？　読みごたえたっぷりの作品になってます　映画にすればいいのに~~ ってか　なってたりして....
実は　有川浩　さんの本の話をしていて　「映画にしたいような話だよね」と言ったら　友達が　「....もう　なってるよ」
と....　！Σ（￣□￣;）　すみません！　日本の芸能界に疎くて！　The gosip id not my thing.
ということがありしました....　お詫びします

Anyway 閑話休題
P.57 それにしても図々しいガキだ。たとえ見つかっても迷い込んだついでに　見学していただけだと言えば、子どもだから許してくれる、と信じ切っている。最近のガキは小狡いばかりで純真さの欠片もない。

P. 58　図々しいうえに　少しは頭も回る。たちの悪いガキの典型だった。こういうやつらが　いつか振り込め詐欺の片棒を担ぐようになるのだ。

P. 80　死ぬ気になって頑張れば　どうにだって道は拓ける、そんなのは古きよき時代の迷信だよね。だって今は　いくら死ぬ気になったって頑張る場所さえろくにない時代だからね。

P. 103　自分はどこまでお人好しなのか。だから今の状況があるというのに、性分というやつは、本当に死ぬまで治ることはない。

P. 180　わかってもらおうなんてのが　間違いなんだよ。誰も自分をわかってくれない、当たり前だろ。わかってもらう努力もしないでグズグズ泣き言ばかり繰り返したって　誰が振り向くものか。

P. 241　自分を責めるか　敵を作り上げて自分を守るか。難事にぶつかったとき　ヒトの取る行動は大きく二つにわかれる

P . 252　そうなのだ。一部の男たちにとって、プライドとは己を支えるための足場なのだ。へし折られてしまえば　もう自分一人で立っていることさえできなくなる。あちこちから、急ごしらえの足場で支え、どうにか保っていた張りぼての自分がつぶれ　ぺしゃんこになってしまう。

P. 257　生きるには　気力がいる

P. 265　ホントやかましいガキだこと。大人には誰にだって多くを語れない事情というのがあるものなのだ。

いろんな他人の思惑が　交差して　とっても面白く　また出てくる人たちがとても魅力的で　感動します！ぜひっ！