今日は、私の話を書こうと思います。
今から10年ほど前、人間関係で悩んだ時期があります。
私には、部下が数十名いて、これがまた個性が強いというのか何というか・・・
仕事は、ピカイチなのですが、上司と部下の関係が円滑ではありませんでした。
そこで師匠に言われたのは
「もし、その方がお前の子どもだったら嫌いになるか？
その方が反抗しても自分の子どもなら何とか幸せにしてあげたいと思わないか？
今の接し方は、"他人だから"という目線だね。」
と言われました。
師匠の言葉に「ドキ！」としました。
現実問題、個々に関わっている時間が無く、言う事を聞かない人は、心の中で捨てていた自分がいました。
師匠には、孫弟子、曾孫弟子まで合わせてびっくりするくらいの弟子が居られます。
その中の一弟子である私に本当に親身になって相談に乗ってくださる方で必ず最後に
「幸せになれよ」
とおっしゃってくださいました。
今、お墓に行くと師匠は、必ず紋付き袴で出て来られ、深々と頭を下げてくださり
「毎日、頑張ってくれているようですね。」
とにっこりされます。
頭を下げると頭を撫でて
「頑張れよ。」
とおっしゃってくださいます。
これをすべての方にされます。
弟子と言えども尊敬の念を持って紋付き袴なのかなと思っています。
企業でも団体でも人を率いる事は、とても大変な事です。
何度も同じ事を書きますが、自分が自分を信じて居なければ人は、自分を信じてくれないでしょう。
人を変えようとするのではなく、自分が変われば人は、変わります。
なぜかって、あなたの下にいる方々は、みんなあなたの中にあるもので作られています。
つまり、あなたの性格の何かを必ず持っているという事です。
自分の部下を嫌うという事は、自分自身を嫌う事です。
どんなにどうしようもない部下でも自分の子どもだと思えば、何とかしてやろうと思うのが人間です。
自分の部署やグループの質を変えたいなら自分自身が変われば、良いだけです。
前にも書きましたが、今の現実を作っているのは、自分です。
現実というドラマは、自分が脚本家で自分が監督で自分が主役です。
すべて自分が決め、自分が現実を作っています。
監督が出来上がった映画を見て
「誰だ！こんな映画にしたのは！脚本家が悪い！」
って怒っているようなものです。
全部、自分なのに(笑)
「こいつは、ダメだ」
と思う心がその方をダメにします。
例え、どんなに嫌な人間でも我子のように心から幸せを願えれば、あなたの中で新たな何かが生まれ、それが原因となり結果は、変わるはずです。
「嫌だ」「ダメだ」「最低」
なんて決めたら大変ですよ。(笑)
これは、夫婦でも家族でも同じです。
あなたがあなた自身をもっともっと愛してください。
この世であなたがあなたの一番のファンで居てあげてください。
あなた自身が幸せになろうとしてください。
自分を大切に生きれば、ご両親は安心され親孝行ができます。
苦しんで産んだ子が苦しんでいる姿を見て安心は、出来ませんよね。
自分を大切に生きると周りが必ず変わります。
自分の部下、グループ、家族に幸せで無い方が居られるならもっともっと自分を大切に愛そうとしてください。
あなたという存在は、この世にたった一人しか居られません。
たった一人のあなたをもっと尊敬し、愛してあげてください。
今、人生に問題がある方は、その起きている事が重要なのではなく、その出来事は、自分に何を教えようとしているかを考えてください。
部下やお子様が反抗するのは、あなた自身があなたに反抗しているからです。
自分の良い部分も悪い部分も「これで良いんだ」と知れば良いだけです。
知るとは、分かる事ではありません。
「なるほど！！」
ではなく
「ふ～ん！そうなんだ～！」
です(笑)
あなたは、この宇宙に絶対的に必要な人間です。
それは、なぜかというお話は、またいつか。
みんなで幸せになりましょうね。
皆様のお幸せを心より祈念致します。
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