私たちは、「自分の人生」という小説を書いている執筆者です。
それは、普通のペンではなく、「心」というペンで書いています。
その「自分の人生」と言う小説の中は「今日」という短編小説の集まりになっています。
この「自分の人生」という小説の主人公は、あなた自身です。
まず、どんな小説にするか。
サスペンスにするのか。
恋愛小説にするのか。
それとも平凡な人生を描くのか。
それも自分が決める事が出来ます。
そして、大まかなあらすじを決めます。
そこに登場する人物は、全員自分が決め、その方達の性格も決めています。
この「自分の人生」という小説の骨格が出来上がりました。
最初に決めるのは、ここまで。
後は、毎日毎日「今日」という「明日」を書き続けているのです。
つまり、前日に翌日の「今日」を書いています。
最初でも述べたようにペンではなく、心で書いていますから
今、心が沈んでいれば、今書く小説は、沈んだものになるでしょう。
それが明日になる「今日」と言う小説になります。
それを読んだ自分は、こう言います。
「何でこんな暗い『今日』なんだ!あいつが悪い!あいつがこんな事をするからだ!最悪な人間だ!」
なんて。(笑)
残念ながら最初にも書いたように、配役もその性格もあなた自身が決め「今日」を書いています。
責任は、誰にあるのでしょうね??
そう!あなた自身です。
この小説は、すべてあなたの中にあるもので作られ、あなたにしか書けない小説です。
「もっと楽しい人生がほしい。」
「もっと、喜べる人生がほしい」
そう思うなら、昨日書いた「今日」は、変えようがないのだから「明日」という『今日』を書くときに
「もっと楽しい小説」
「もっと喜べる小説」
を書けば良いだけです。
苦しく悲しい『今日』であったとしても「明日」という『今日』をどうして楽しい小説を書くのか。
ようは、「今」の捉え方なのです。
それが良く分かるお話をさせて頂きます。
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昔、南禅寺の門前に「泣き婆さん」という有名な婆さんがおられて、
降っても照っても年中泣いてばかりおりました。
ある時、南禅寺の方丈さまが、おかしな婆さんだと思って、
「婆さんや、おまえはいつ通ってみても泣いてばかりおるが、何がそう悲しゅうて泣くんや」
と尋ねられますと、婆さんは涙をふきふき答えました。
「方丈さま、まあ聞いておくんなされ。私に二人の息子がありましてな、一人は三条で傘屋をしており、一人は五条で雪駄(せった)屋をしています。雨が降ると五条の雪駄が今日は売れんじゃろうと思うとかわいそうで、つい泣けます。天気だと三条の傘がさっぱり売れんじゃろうと思うと、これもかわいそうでまた泣かずにおれません」
方丈さまがそれを聞かれて
「そりゃ婆さん、おまえ、心の持ち方が悪いわい。雨が降ったら三条の傘が売れて売れて、目のまわるほど忙しいと思ったらうれしかろうが。天気になったら五条の雪駄が羽が生えて売れると思ったら、これも有り難かろうがな。おまえのように物事をそう悪いほうにばかりとってはいかぬ」
と言うて聞かされますと、婆さんもなるほどと合点し、それから毎日、喜んで笑って暮らすようになったそうです。
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「今日」と言う日を悪く捉えようと思えばいくらでも捉えられるように「明日」という『今日』を良くしようと思えば、今起こっている現実の捉え方を変えれば良いだけです。
だって、あなたが読んでいる「今日」という小説は、誰が書いているのですか?
そう!あなた自身です。
あなたが違う「明日」という『今日』を書くだけで明日は、全く別の日になります。
面白い小説になってきますよね!
物事は、必然的に起こっています。
その必然を起こすのもあなた自身です。
「今がいやなら明日を楽しく書けば良い。
今が楽しいならもっと楽しい明日にすれば良い。」
何度も書きますが「自分の人生」という小説は、あなた自身が執筆者であり、すべてを決める権利が"あなたに"あるのです。
常に主人公である事。
常に楽しい今日を書き続ける事。
それを心がけて「自分の人生」という小説も『今日』という短編小説も楽しく、満たされた小説になるでしょう。
ちょっと面白い事をしましょう。
もう一度、最初に戻って頂き「小説」と言う文字を「人生」に置き換えて読んでみてください。
あなたは、どんな人生を書きますか?
皆様のお幸せを心より祈念致します。
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