人間は、生きて来た中で目の前にいろいろなフィルターを作り出しています。
人も物も出来事も。そのフィルターを通して見てます。
一人の人物に対してみんなの印象が違うのは、自分が持っているフィルターと違うフィルターを通して見ておられるからです。
では、そのフィルターとは、何でしょうか。
あなたが今まで生きて来た中で作り上げた経験,感情,言動,知識,過去,決り,規則,概念などです。
こう考えてください。
あなたの目の前に経験,知識などと言うフィルターを置きまいた。
このフィルターは、いろいろなものを重ねるので真っ黒になっています。
すると何も見えなくなりますよね。
そして、目の前に現れた人や出来事を
「たぶん、こんな人だろう」
「きっと、こういう事だろう」
と、あなたが自分の心の中で思い描きその人物像を作り出しています。
現状もそうです。
「過去」というフィルター
「経験」というフィルター
「知識」というフィルターなどを通して"今"を判断しています。
だから、今は、こうなんだと思いこんでいるのです。
そのフィルターは、本当に正確か。
と言われると疑問がありますよね。
人によってその出来事に対し、見え方、感じ方が違うのです。
では、真実はどこにあるのか。です。
真実は、そのフィルターの向こうにあります。
この物流次元で生きて行くには、このフィルターが必要でした。
物流次元が崩壊しようとしている今、このフィルターが必要無くなったのです。
それを知っている人たちが居ます。
それは、今の子どもたちです。
子どもたちの中にクリスタルチルドレンと呼ばれる子どもが居ます。
この子たちは、元々このフィルターを持っていません。
それが必要無いと知っているからです。
ですから、フィルターを通して見ている大人たちには、理解できない言動があります。
大人から見れば、理解不能な人種に見えますが、彼らにすればそれが素の人間の生き方だと知っています。
今、人間に求められているものは、このフィルターを外す事です。
フィルターを外す事は、もしかすると怖い事かも知れません。
ずっと有であった生き方を無に帰すのですから。
空海は、「悟り」だと言いました。
その悟りとは、己を知る事と言っています。
つまり、どんな知識があっても、どんな経験があっても、それが目の前を曇らせるフィルターになっては、意味がないという事です。
ならば、それを一つずつ外せば良いのです。
人間的に言えば、「捨てる」と言った方が分かり易いでしょうね。
捨てれば、自分の人生すべてが思い通りになります。
何でって、フィルターを通さず、すべての真理を感じるからです。
では、その外し方(捨て方)は?
次回にしましょう(笑)
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