Tao Planning-道

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冬の面白怪談話シリーズ 初動編

2022年01月15日 12時00分00秒 | 良斗からの贈り物

この2日ほど、事務所の前の道路を工事していて、音がうるさくて集中できない!と思っていましたがそういえば、私のイヤホンノイズキャンセリング機能が有ったと思ってイヤホンをしたらとても静かすぎて、逆に集中できない良斗です!
( *`ω´)ドヤネン!

前に私の生い立ちシリーズ的な話を書いたらなぜか、大反響でね。
こんな仕事しているといろんな心霊現象に出くわす事があるのですが、今日は私が初めて幽霊を認識した話をします。
そんなに怖くないので大丈夫!(⌒▽⌒)

あれは、小学5年生の秋。
私の実家は、母家と離れがあって当時中学3年生の姉が離れに祖母といたんです。
その日、姉が風邪を引いて寝込んでいて夜に母からご飯を持って行く様に言われて離れに行った時の話です。
離れは、六畳の部屋が1階と2階にあるだけの小さな建物で2階に姉がいました。
部屋の前で
「ご飯、持ってきたけど食べれる?」
と言いながら障子を開けると姉が壁に背を向けて、こっちを無表情で見つめていて
「ご飯・・・」
と言っても無言。
すると壁を指差して( ̄^ ̄)σつんつんとする。
「なに?」
というと
「壁・・・」
この離れ、明治時代の建物で何度も壁を塗り替えていたのですが、指差す壁をみたら・・・
直径20センチくらいの顔が7つ。
男性と女性がいて、江戸時代の方なのか、ちょんまげがバラけて落武者の様な人と日本髪が崩れている女性。
みんな、目や口から血を流して首しかなく、こっちをじっと見つめていて、動くと目で追いかけてくる。
「何これ?」
と姉にいうと
「あんたも見える?」
「見えるけど何なん?」
普通さ、女子だったら「きゃー」とか「わー」とか言うでしょ。
流石、我姉、それがない。
ちなみに姉は、幽霊と蛇は大丈夫だけど、犬と猫はダメでキャーキャー逃げる人。
で「なんか、ヤバいんちゃうん!ご飯、食べや!じゃ!」
と部屋を後にする冷たい弟。
両親にも報告せず、テレビを見ていた(OvO)
姉は今、その出来事を忘れているみたいだけどね。
ッテカ、ワスレルフツウ!(◎_◎;)
それが私の中では、ファーストコンタクトでした。
その後、何も無かったかの様に姉は、その部屋に居続け高校卒業と共に名古屋の大学に行ったので部屋が空き、もったいないので私が入ることにしたんですがその後、生首は現れず、忘れていた23歳の時。
母方の祖母の家で話をしていた時に
「この○○家は、元々この地域の殿様の右腕でな。偉い人やったんよ。一言で人を処刑できる立場でな、たくさんの人を殺してはるからうちは、直系の子孫が続かないのかも知れんな〜」
と言う。
そういえば、苗字を継ぐ本家は、女の子しかいない。分家の孫たちは女性か結婚していない従兄弟ばかり。
しかも母の兄である長男のおじさんは仕事中あり得ない事故死していて、息子二人は未だ独身。結婚する気なし・・・
外孫は、みんな結婚したけどね。
途絶える事が決定している。
で唯一、継ぐ可能性があるとしたら姉。
だから出てきたのか!と思った日でした。
そんな前から可能性を予測していた因縁・・・スゴイ・・・( ̄◇ ̄;)
先祖の因縁なるものがこんな形で出るんだな〜と思った出来事でした。

この仕事を始めて母にその時の話をしたらあることを思い出したみたいで
「あんたも姉ちゃんも幽霊が見えたんか!怖!・・・そういえば、あんた3歳くらいの時に『おじいちゃんが二人いる』って良く言ってたな!」
と・・・言われて始めて思い出すおじいちゃんふたり・・・
父の父、つまり祖父ともう一人確かにおじいちゃんがたまに居たのを覚えている。
で、祖母が亡くなった時に遺品の整理をしていたら昔の写真が出てきたんです。
そこにそのおじいちゃんが写っているではないですか!
「この人誰?」
と父に聞くと
「あ〜これは、俺のおじいちゃんや。お前の曾祖父さんやな」
ほう!そうきたか!
「お父さんも会ったことないんや。亡くなった後に生まれたからな。この抱かれている赤ちゃんが長男のおじさんや」
ん〜じゃあれは、幽霊か。
いつも着物きているなとは思っていたが。
子どもとはなんと、素直な生き物よの〜!と思いながら曽祖父を思い手を合わせて。
その数年後、父が亡くなりお通夜の日、父の遺影を見た姉がひとこと。
「な〜、お父さんの写真に重なって知らないおじいさんの顔見えへん?」と姉。
みると、久しぶりの登場!曽祖父!
「曾祖父さんや。親父を迎えにきてくれたんちゃうか。」
「あんな顔なん?」というので
「家帰った写真あるからみせたるわ」と
で、写真を見た姉。
「あ〜!この人この人!なんであんた知ってんの?」と姉。
「いや、なんであんた知らんの!祖母の遺品で見てたやん!」(⌒-⌒; )
「そやっけ?」
チャンチャン♪
とま〜普通の方からすれば、奇妙な話ですが、我が家では特段珍しい会話でもなく・・・
これが私の始めての幽霊事件でした。


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