おはようございます、こんにちは、こんばんは。ちみかなです。
先日、人間が運転しなくても勝手にハンドルがまわり、障害物があれば避けて走行する車、というのがテレビで
放送されていました。技術力の高さにすごいなあ、と思う一方で、これが実用化したら、タクシーやバスの運転手、
運送業者なんてものは必要なくなるなあとも感じました。
機械化が進んでいく世の中と雇用情勢の低迷。果たしてそこには因果関係があるのかないのか、なんてことを
漠然と考える今日この頃です。
閑話休題。
今日は定時後に、面倒くさい会議がありました。(以下、一部フェイクあり)
議題というのが「仕事ができる人とは何か、仕事ができる人を評価するための指標を作る」というもの。
社員の中から適当に選ばれた数名が会議室で話しあってきめます。予定では半年をかけて。一か月二時間
以内に限り、残業代をつけていいことになっています。
この会議は会社からの命令で、この打ち合わせで作られた指標は、のちのち、従業員の査定に使われます。
つまり、昇給・ボーナス額の判断材料に使われるらしいのです。そんな責任重大な会議。
キックオフの今回。何名かは業務の都合で遅れての参加となりましたが、自分は最初から参加していました。
会議に出る前から疑問だった「そもそも仕事ができるって何よ」というのは出席者みんなが同じ思いだったようで、
会議が始まって早々、リーダーさんが「仕事ができるとはどういうことを指すのか、事例を挙げていきましょう」と
いうことになりました。シンキングタイムをとって、各人発表。
報連相がきちんとできる、だの、スケジュール管理を把握している、だの、なんのかんのといろいろ意見が出ました。
意見が出尽くしたところで、今度は意見をグループごとにまとめていきます。PGスキル的なこと、業務スキル的なこと、
コミュニケーションスキル的なこと、ヒューマンスキル的なこと、という風に。
……とまあ、一言でいえば「ブレインストーミング」をやっていったわけです。
そして一時間半が過ぎた頃でしょうか。遅れてきた社員さんが会議に参加され、一通りの流れを見たあとに一言。
「こんなやり方ではモレが出てしまう。こういうやり方で評価を決めていったら評価されるべき人が評価されなくなって
しまう。まずはこの会社にいる方の職業を念頭におきましょう。営業,PG,SE,PL,PM,事務。これでモレがないですね。ここから
トップダウン的に階層的に深くしていきましょう」
いわゆる「ロジックツリー」という手法です。が、じゃあこの次の階層はどうするの、となった時点でスケジュールが~
などと言い出して、その時点でモレがあるのでは、、、という話になり、結局、二時間が過ぎてしまいました。
また、近いうちに会議を開きなおすようです。。。(あぁ、○○○○残業かあ)
今日の会議を振り返って、思ったこと。
『仕事ができる人』という漠然とした議題に対して、「ブレインストーミング」は会議が滞留することなく進み、このまま指標
策定まですぐに決まるのでは、という流れだったので良いように思えました。ただ、反面、かなりのモレが出るだろうことは
予想されます。
一方、ロジックツリーはモレがないことを念頭に話を進めるので、評価されるべき人が評価されない、といった事例は防げそうです。
けれど、ロジックツリーは階層の切り口を個々人が決めることが多いので、大人数でひとつの議題を決める会議という形式では
向いていないし、『仕事ができる人』なんて曖昧な議題だとツリーが横に大きくなりすぎる予想が簡単に出来て、よっしゃやるぞ、
というよりは、ほんまに最終階層までモレなくできんの? という思いが強く残りました。
第三の手法を調べてみようと思いつつ、今日は筆を置きます。
さて、画像は美術館です。カンペンはこちら。
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