TAZUKO多鶴子

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『ゲーテ格言集』より…NO.4

2007-09-19 | TAZUKO多鶴子からの伝言
万能の天才『ゲーテ』は
天才『青山二郎』と同じ事を言っている。
その言霊が今
強く私の心に響いています。

  『ゲーテ格言集』…NO.4

*頭がすべてだと考えている人間の哀れさよ!*

 *有益な人間は、
  すぐに外面から内面へ向かって
  自己を教養する。*

 *自分自身の内心を支配することのできぬものに限って
  とかく隣人の意思を支配したがるものだ。*

 *学術においても実際は
  人は何も知ることはできない。
  常に実践が必要である。*

 *視覚は最も高尚な感覚である。
  他四つの感覚は接触の器官を通じてのみ
  われわれに教える。
  即ち
  われわれは接触によって聞き、
  味わい、かぎ、触れるのである。
  視覚はしかし
  無限に高い位置にあり、
  物質以上に純化され、
  精神の能力に近づいている。*

 *古典的なものを私は健全なものと呼び、
  ロマン的なものを病的と呼ぶ。
  この意味でニューベルンゲンは
  ホメロスと同様、古典的である。
  なぜなら、両者とも健全で、力があるから。
  新しいものの大部分は、
  新しいからロマン的なのではなく、
  弱々しく病的で、
  実際むしばまれているから、ロマン的なのだ。
  古いものは古いから古典的なのではなく、
  強く生き生きとして、快活で、
  健康的だから、古典的なのである。
  そういう性質に従って、
  古典的なものとロマン的なものとを区別すれば、
  事は容易に明らかになるだろう。*

参考資料:『ゲーテ格言集』
      高橋健二 編訳