原付旅 飲み過ぎ注意！おでこのガーゼと赤いシミの巻、前編！

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酒の肴になる笑える話

飲み過ぎ注意！おでこのガーゼと赤いシミの巻、前編！

さて、前回は酒の語源と酒と言う漢字の成り立ちのお話でした。

今回はお酒で失敗した知り合いの話

飲み過ぎ注意！おでこのガーゼと赤いシミの巻、前編！

あれは私が名古屋でホテルマンをやってた頃の話です。

ちょっと遅い昼食を3時ごろ従業員食堂に行ったとき、事務の女の子がいたので声をかけました。

「お疲れ様でーす。久しぶり。」

「お疲れ〜」

彼女はいつもの彼女ですが、若干違うところがあります。それはおでこに大きなガーゼが！白いガーゼの中央が大きな梅干しが埋め込まれたような赤いシミになっているじゃないですか！

これだけ目立っているのに聞かないのは逆に失礼かなって思い聞いてみました。

「そのおでこのガーゼどうしたの？」

「聞いてくれる実は昨日やっちゃったのよ。もあもあもあ〜ん」

「え？何？何が始まるの？」

「回想シーンに決まってるでしょ！」

昨日の夜は事務局の忘年会！

彼女はすでにだいぶ酔っ払っていてすごく楽しい会なのでちょっとはしゃいでいました。

「私トイレ行ってきます。」と言ってひょこひょこトイレ向かって歩いていると！ガツッ！何かに頭をぶつけました！

「うーん」って、痛みを我慢しながらトイレへ。座ったら安心して眠ちゃったんです。

宴会の先輩たちは彼女が帰ってこないの心配して1人の女子の先輩がトイレまで見に来てくれました。

「〇〇ちゃん！大丈夫？返事して？」

何度も呼びかけましたが、返事はありません。仕方なく従業員の方を呼んで

「トイレに閉じこもっているのは私の後輩だと思うんですが開けてくれませんか？」

って頼んで開けてもらったところ！

頭から血を流した私がトイレに座り込んでるじゃないですか！

真っ赤に染まった白いワイシャツ！だらりと落ちた腕！

「きゃー！」

先輩はけたたましい悲鳴をあげて腰を抜かしました。そしてぞろぞろと事務局の先輩方々が…

「現場を荒らすな！鑑識を呼べ！部外者は下がって！」

そこからは先輩方の推理大会です。

ガリレオ「実に面白い」古畑「これはですね〜1つの〜」コナン「真実は1つ！」金田一「じっちゃんの名にかけて！」「オッスオラ悟空！」「ぼ〜く〜！ドラえもん〜」「あるある探検隊！あるある探検隊！」後半の人はもう推理どうでもいいみたいです。

着衣の乱れはない！頭部に鈍器の様なもので一撃！出血量はかなりのもの。内側から鍵！密室殺人だ〜！！

そこで私が目覚める！

きゃー！ワーッ！ヒーッ！生き返ったー！

「死んでませんって〜」

「もあもあもあ〜ん」

「え？何？あ！回想シーン終わりね！大変だったね」

「まだ続きがあんのよ！前編って書いてあるでしょ！」

「えッ！ほんとだ！なんで未来の俺のブログにまで侵食してんだよ！」

「いいから！いいから！つづく！」

次回　飲み過ぎ注意！おでこのガーゼと赤いシミの巻、後編！

ここまで読んでくださった方の願い事が叶います様に…」

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