Team.Iの基本コンセプトは、短距離、中距離、跳躍等の区分にとらわれない、総合的な体力づくりと競技力の向上です。
このことを具現化するものが「混成競技」であり、中学生にあっては「四種競技」になります。
その男子チャンピオンが古西真旺(雄山)であり、女子2位が萩中七海(速星)です。
この二人はTeam.Iの(現・元)メンバーではありませんが、コーチである私が個人的に応援しているアスリートです。
真旺は、2回ばかりチームの練習に参加し、チームに良い刺激を与えてくれました。
七海は、小学生の低学年からの関わりで、滑ったことはありますが、残念ながら一緒に走ったことはありません。
この二人について、現チームメンバーのお手本として、大会初日の様子をレポートします。
まずは、真旺から。
(9:50)110mH
16.53
(11:00)砲丸投
10.93
(12:40)走高跳
1.78
(14:30)400m
54.52
総合得点 2,444点
全日中標準記録が2,500点
通信に期待しましょう!
続いて、七海です。
(9:30)100mH
15.73
(10:40)走高跳
1.30
(12:50)砲丸投
8.85
(14:15)200m
28.09
総合得点 2,235点
全日中標準記録が2,630点
通信でがんばれ!
二人の得意種目は、真旺は走高跳、七海は100mHです。
混成競技の得点を伸ばすには、得意種目で稼ぎ、苦手種目であまり落とさないことです。
簡単なことのようですが、走・跳・投をバランス良く、しかもどれもハイレベルでこなすことは至難の業です。
ヨーロッパでは混成競技の人気が高く、チャンピオンは『キングオブアスリート』と呼ばれます。
高校、大学と進むにつれ、混成競技の種目も増えていきますが、
中学生のうちは、全員混成競技をやった方が良いのではないかと思うほど、
総合的な体力づくりの重要性を感じます。
健康な体には健康な心が宿ると言われます。
少なくとも、小学生の内から単一スポーツ(種目)に特化するべきではないと思います。
いずれにしても、この二人の通信陸上に期待しましょう。