世界中から熱苦しく・・・「ふじもん世界放学ブログ」

元「変な学校先生」私ふじもんが、ただ今世界を駆け巡っています!世界の今と僕の魂をお届けしますので、ぜひお読み下さ~い!

~タイバツッテ・・・~

2013-01-25 23:12:16 | 自論
この数日、様々な職種の方とお会いする機会がありました。

その中でとにかくよく聞かれたことが、「体罰って・・・」という質問。

今回はその体罰について、現場から少し・・・。


体罰はですね、いけないんです。
それは法律で決められているからではなくて、常識として、倫理的にという意味です。

この度ニュースで報じられているような異常な先生は、そうそういません。
モンスターペアレントやいじめ問題なども、マスコミはまるですべての学校が
そうであるかのような取り上げ方をしますが、決してそんなことはありません。

そのことはぜひご承知おき下さい。
ほとんどの先生は、真面目に真摯に職務に励んでいます。

しかし、そうは言っても体罰はやはり存在しています。
体罰というと、特に中学校や高校では、やはり部活動での指導の中で・・・というのが中心になるでしょう。


なぜ体罰は起きてしまうのか?

学校の様子や色々な先生方を見て思うこと。私が思うに・・・

1.先生のストレス発散
 先生に余裕がないケースが多い気がします。余裕がないとストレスが溜まり、どこかで出さないといけない。
 その発散を、子ども達にしている気がします。子ども達は逆らわないし、従順ですから・・・。
 そして、一度始めてしまうとクセになる。常態化してしまう。そんな気がします。

2.勝たなくてはいけなくて、必死すぎる
 結果を求めすぎて、必死になりすぎて・・・というのはあると思います。
 でもこれ、結局は上のストレスと似てくるんですよね。
 「勝たなければいけない」というプレッシャーは、つまりはストレスですから。
 桑田真澄氏が言ってましたが、「勝利至上主義」の弊害というのはあると思います。

繰り返しますが、上のように体罰を常態化しているような先生は、そうはいません。
ほんの一部です。

もちろん、その一部でも存在してはいけないのですが・・・。


問題の根は少しだけ厄介です。

しかし大元は、結局はその先生の「人間性」に委ねざるを得ないのかもしれません。

先生も所詮は人間、変な先生もいます。
そういう先生が暴走してしまったとき、いかに周りが止められるか・・・。

大半の先生は良識的なのですから、一部の暴走を止められるシステムが必要だと思います。

うーん、私の中でもこの問題はまとまりません・・・。
でも、考えていきます!

すべては子ども達のために

ふじもん


~コドモノチカラ~

2013-01-22 21:59:10 | 自論
嫌なことがあったり、辛いことがあったりしたとき、

教室の子どもを見ると、

元気になれる。

俺、子ども好きなんだな~きっと。

こいつらの将来を、なんとかしてやんねぇとな~と思う。

今何をどうしたら、こいつらに良い影響を与えられるかな~と考える。

日本を、そして世界を変えようと本気で思ってくれるような、

そんな人間になってくれないかな~と願う。

そんな大それたものでなくても、

自分に自信を持ち、自分を愛し、自分の道を自ら選択でき、

自分の人生を生きていってほしいな~と望む。

子どもの力ってすごい。

その力を伸ばすも殺すも

大人次第だと思う。

だからこそ、俺ら一人一人がしっかりしねぇと。

もっと良い教育の形を作っていかねぇと。

動くときだわ。いや、それは常にか。


すべては子ども達のために。

ふじもん

~学校週6日制復活?現場の声は~

2013-01-16 20:19:03 | 自論
今朝の某新聞に「学校週6日制を検討」との記事がありました。

皆さんはどうお考えでしょうか?

あくまで一中学校からですが、現場の声を少し・・・。


ザックリ言えば、「ふ~ん」といった感じでしょうか(笑)。

なんというか、「それならそれでいいよ」といった空気ですね。

意外にドライです。

なぜなら、週5日制の今でもほぼ毎土日仕事をしているので、
あまり状況は変わらないだろう、といった感覚です。

下手したら、なまじ学校がない状態よりも、
いっそのこと学校があった方がいいという声も聞きます。

私立の学校では、当たり前のように土曜日も学校があるところが多く、
土曜日の朝に駅で集まる私立小学校の児童をよく見かけるものです。

ただし、部活動としては困るところも出てくるでしょう。
土曜日に練習試合などもできなくなりますし・・・。

あるいはクラブチームで野球やサッカーをしている生徒も困るでしょうね。

どちらかというと、そのような課外活動の面で不具合が生じる気がします。

では肝心の学力はどうなるのか?
先生の仕事量はどうなるのか?

先生の仕事量は、単純に増えますよね・・・。
もし土曜日の午前中に授業をすれば、午後部活になる。
必然的に1日仕事になります。

荒れている中学校だと、さらに辛いでしょうね・・・。

では、授業時数を増やすことで学力は本当に伸びるのか?
現場の教員はどう思っているのか?

少なくとも私は・・・

次のブログで詳しく述べたいと思います。

私は今たまたま学校現場におりますが、子どもの良き成長はすべにおいて財産です。
ぜひ、多くの方々と学校や教育について議論を深めたいと思っております。

すべては子ども達のために

ふじもん

~すべての子ども達に平穏な教育の機会をvol.2~

2013-01-15 23:37:48 | 自論
三者面談などで保護者と話しているとき、心苦しい言葉があります。

「ウチは経済的に、公立でないと・・・」

近年、補助金制度のおかげもあり、私立高校と公立高校の学費の格差は縮まりつつあります。

しかし、やはりまだ私立高校の方が当然学費はかかります。

この状況って、いいのだろうか。

なんだろう、お金のあるなしで、受けられる教育が制限されるって・・・なんか変だ。

公立が悪いと言っているわけではありません、もちろん。
しかし、一般的に私立の方が設備等が整っていると言われている中で、
公立しか選択できないというのは・・・なんかおかしい。

多くの生徒が、滑り止めとして併願で私立高校を受験します。
しかし中には、「どうせ合格しても私立には行けないから・・・」と、
公立高校のみを受験する人もいます。

その生徒がもし公立受験に失敗したらどうなるか?
二次募集等がある学校に行くしかありません。

以前ブログで述べたように、高校進学はほぼ義務化してます。
それなのに、お金のあるなしで、私立受験すらできない生徒も出てきてしまう。

公立学校と私立学校が存在することは悪いことではありません。
しかし近年、経済力による「教育格差」が生まれている気がしてなりません。

教育という分野に、「お金がないから・・・」という格差が生まれてしまうのは
良いことなのでしょうか。

「お金がない」生徒は、私立受験という滑り止めすら受けられず、
大きなプレッシャーの中で、公立高校のみを受験する。

私立という選択肢はない。

なんか違和感を感じる。

高校中退者の家庭の多くは、経済的な事情が絡んでいるとも言われています。

すべての子ども達に、平穏で平等な教育の機会を与えたい。

そのための存在が公立学校なわけですが、
その公立高校に進学していても、経済的な事情で退学する生徒も少なくない。

問題の根は深いと思います。

もし、このブログを読んでくださった人がいましたら、
経済的な事情による「教育格差」について、共に考えていただけたらと思います。

すべては子ども達のために

ふじもん

~すべての子どもたちに平穏な教育の機会を~

2013-01-10 23:14:06 | 自論
学校現場にいると、色々なご家庭と接することになります。

家庭環境が尋常じゃなく悪い家も当然あります。

様々な方面から、そのようなご家庭の情報が入ってきます。

ひどいケースになると、虐待や親の不倫などに振り回され、
まともに家で過ごせているのかさえ不安になってしまう子どももいます。

そんな子どもが、何事もなかったかのように学校で元気に生活をしている。

そんな姿を見ると、なんともいたたまれない気持ちになります。


とても言葉では表現できない、
なんというか・・・

いや、そんなのではなくて・・・

逆に聞きたくもなってしまう。

「おまえのうち、実は色々聞いてるんだけど・・・」と。

もちろんそんなことを子どもに聞くのはご法度。

私たちにできることは限られている。

しかし、願う。

全ての子どもたちに平穏な教育の機会を、と。

学校現場を立て直していくことももちろん大事ですが、

まずは家庭。

お金持ちとか貧乏とか、そんなんじゃなく、
普通の、当たり前の家庭を・・・。

「あの生徒、実は・・・」などという情報が入らない
当たり前の平穏な家庭を。

そここそがベース。

この国の、すべての子どもたちが、平穏無事に、
当たり前に教育を受けられますよう。

すべては子どもたちのために。

ふじもん