2013年5月21日。
今日も対談バージョンでお送りします!
今日お話しさせていただいたのは、サンパウロ・リベルダージ東洋人街日系商工会会長で、コスメティックのお店を経営しているイケサキさんです。
お忙しい中長い時間を取っていただき、対談時間はなんと3時間を超えてしまいました!さらにお昼までご一緒させていただき、サンパウロニッケイ新聞社社長のオオタキさんと3人で日本食を御馳走になってしまいました。本当にありがとうございます!
3時間じっくりお話を聞かせていただいたので、とても全てをここで載せることはできませんが、要約してお伝えしたいと思います!
ふじもん=今日はお忙しい中お時間を取っていただき、本当にありがとうございます。よろしくお願い致します!
イケサキ=ようこそサンパウロへ。こちらこそお願いします。
ふじもん=イケサキさんは5歳のときにブラジルへ移住したそうですが、どのような生活を送ってこられたのでしょうか?
イケサキ=5歳ですから、わけもわからずブラジルにやって来ました。移住した日本人はみんな農業をするわけですが、我が家も農地を拓いて、野菜を作っていました。
ふじもん=やはり色々とご苦労をされたんですよね・・・?
イケサキ=色々ありましたよ、それはもう!(笑)でも僕は、農業の様子を見ていて、これはバクチだと思ったんです。豊作の時はみんなも豊作、価格も下がる。作物をわざと枯らすこともありますしね。逆に不作の時はみんなも不作。商品の値段は上がっても、売るものがないのだから、これじゃ意味がない。だから僕は、百姓はやらないと決めたんです。サンパウロに行って勉強して、皿洗いでも靴磨きでもなんでもやって、そこで生きていくと。
ふじもん=なるほど。一人でサンパウロまで行かれたんですか?
イケサキ=はい、一人で行きました。どんな生活になるのかも分からないのに、家族を連れていくわけにはいかないですしね。それにね、僕は苦労するのが大好きなんです。負けん気も人一倍強い。僕はね、頑張り屋なんです(笑)!
ふじもん=だからこそ、今サンパウロでこれほどまでのご活躍をなさっているわけですよね。本当に尊敬致します。サンパウロでは、まずは何から始めたのでしょうか?
イケサキ=洗たく屋の仕事から始めました。最初は上手くいっていたのですが、徐々にブラジル人の生活も変わってきて、洗たく屋の需要が減ってきたんですね。みんな少しずつ生活に余裕が出てきて、オシャレが出来るようになってきた。髪の毛をいじったり、化粧をしたり。そこで私は、化粧品の会社を立ち上げたということなんです。
ふじもん=なるほど、そういう背景があったのですね。一人でサンパウロにやって来てここまでのものを作り上げて・・・本当に頭が下がります。今の日本人には、そういう「たくましさ」が欠けているような気がしてならないんです。イケサキさんは、どのようにお考えですか。
イケサキ=私もその通りだと思います。それはね、教育のせいですよ。戦後日本は、骨抜きにされてしまった。アメリカ支配の中で、日本の魂を抜かれてしまったんですよね。
ふじもん=そもそもは教育が大きいということなんですね。それでも日本は戦後、奇跡とも言われる復興を果たしましたよね。
イケサキ=それは日本人の、人間の強さですよ。それが日本の誇り、強さなんです。日本という国は島国で、資源も乏しい。それでも人間が強いから、ここまで成長できたんです。
ふじもん=しかし、今の日本は低迷を続けているとよく言われます。30年~40年前の日本人と今の日本人は、何が変わってしまったのでしょうか。
イケサキ=人間が変わってしまったんでしょうね・・・。焼け野原からの復興は、教育が変えられたとしても、一人一人の心の強さでここまで来れた。それが、ある一定のところまで来て、日本は立ち止まってしまった。教育が変わって、日本の魂が抜かれてしまったからでしょうね。
ふじもん=ブラジルにいても、そのような状況を感じますか?
イケサキ=感じますよ。たとえば、このリベルダージ地区も、昔は日本人街だった。それが、今や中国系や韓国系のお店ばかりになりつつある。日本食を買うのは日本人なのに、売っているのは、中国系や韓国系。別に中国や韓国が嫌いとか、そうではありませんよ。日本人は何をやっているんだ!ということなんです。日本人の根性が失われている。日本人の精神はどこに行ったんだ、ということを感じますね。
ふじもん=今日本でも、日本人の有り方が問われています。私自身も、もっと日本と日本の若者に元気が必要だと強く感じています。これからを担う日本の若者に、ぜひメッセージをお願いします。
イケサキ=全ては自分です。会社や政府のせいにしても、何も始まらない。自分で動かなければならないんです。人のせいにしても、何も始まらない。今日本という国が色々あったとしても、自分という個人では絶対に負けない。そういう気概が必要なんです。それが日本の国力にも繋がるんです。どんな状況でも、今が始まりなんです。そういう強い気持ちを持ってほしいですね。
ふじもん=力強いメッセージ、ありがとうございます!お忙しい中、本当にありがとうございました!
イケサキ=藤本さんのような人が必要です。(と、言っていただけました(笑))これからも、そして日本でも頑張って下さい!
多くの苦労を乗り越えてこられた方だからこその、言葉の重みを非常に感じました。日本人はこれから何を目指すべきなのか?これからの日本はどうあるべきなのか?この大きな課題に、私たちは立ち向かわなければならないですね。イケサキさん、本当にありがとうございました!
今日も対談バージョンでお送りします!
今日お話しさせていただいたのは、サンパウロ・リベルダージ東洋人街日系商工会会長で、コスメティックのお店を経営しているイケサキさんです。
お忙しい中長い時間を取っていただき、対談時間はなんと3時間を超えてしまいました!さらにお昼までご一緒させていただき、サンパウロニッケイ新聞社社長のオオタキさんと3人で日本食を御馳走になってしまいました。本当にありがとうございます!
3時間じっくりお話を聞かせていただいたので、とても全てをここで載せることはできませんが、要約してお伝えしたいと思います!
ふじもん=今日はお忙しい中お時間を取っていただき、本当にありがとうございます。よろしくお願い致します!
イケサキ=ようこそサンパウロへ。こちらこそお願いします。
ふじもん=イケサキさんは5歳のときにブラジルへ移住したそうですが、どのような生活を送ってこられたのでしょうか?
イケサキ=5歳ですから、わけもわからずブラジルにやって来ました。移住した日本人はみんな農業をするわけですが、我が家も農地を拓いて、野菜を作っていました。
ふじもん=やはり色々とご苦労をされたんですよね・・・?
イケサキ=色々ありましたよ、それはもう!(笑)でも僕は、農業の様子を見ていて、これはバクチだと思ったんです。豊作の時はみんなも豊作、価格も下がる。作物をわざと枯らすこともありますしね。逆に不作の時はみんなも不作。商品の値段は上がっても、売るものがないのだから、これじゃ意味がない。だから僕は、百姓はやらないと決めたんです。サンパウロに行って勉強して、皿洗いでも靴磨きでもなんでもやって、そこで生きていくと。
ふじもん=なるほど。一人でサンパウロまで行かれたんですか?
イケサキ=はい、一人で行きました。どんな生活になるのかも分からないのに、家族を連れていくわけにはいかないですしね。それにね、僕は苦労するのが大好きなんです。負けん気も人一倍強い。僕はね、頑張り屋なんです(笑)!
ふじもん=だからこそ、今サンパウロでこれほどまでのご活躍をなさっているわけですよね。本当に尊敬致します。サンパウロでは、まずは何から始めたのでしょうか?
イケサキ=洗たく屋の仕事から始めました。最初は上手くいっていたのですが、徐々にブラジル人の生活も変わってきて、洗たく屋の需要が減ってきたんですね。みんな少しずつ生活に余裕が出てきて、オシャレが出来るようになってきた。髪の毛をいじったり、化粧をしたり。そこで私は、化粧品の会社を立ち上げたということなんです。
ふじもん=なるほど、そういう背景があったのですね。一人でサンパウロにやって来てここまでのものを作り上げて・・・本当に頭が下がります。今の日本人には、そういう「たくましさ」が欠けているような気がしてならないんです。イケサキさんは、どのようにお考えですか。
イケサキ=私もその通りだと思います。それはね、教育のせいですよ。戦後日本は、骨抜きにされてしまった。アメリカ支配の中で、日本の魂を抜かれてしまったんですよね。
ふじもん=そもそもは教育が大きいということなんですね。それでも日本は戦後、奇跡とも言われる復興を果たしましたよね。
イケサキ=それは日本人の、人間の強さですよ。それが日本の誇り、強さなんです。日本という国は島国で、資源も乏しい。それでも人間が強いから、ここまで成長できたんです。
ふじもん=しかし、今の日本は低迷を続けているとよく言われます。30年~40年前の日本人と今の日本人は、何が変わってしまったのでしょうか。
イケサキ=人間が変わってしまったんでしょうね・・・。焼け野原からの復興は、教育が変えられたとしても、一人一人の心の強さでここまで来れた。それが、ある一定のところまで来て、日本は立ち止まってしまった。教育が変わって、日本の魂が抜かれてしまったからでしょうね。
ふじもん=ブラジルにいても、そのような状況を感じますか?
イケサキ=感じますよ。たとえば、このリベルダージ地区も、昔は日本人街だった。それが、今や中国系や韓国系のお店ばかりになりつつある。日本食を買うのは日本人なのに、売っているのは、中国系や韓国系。別に中国や韓国が嫌いとか、そうではありませんよ。日本人は何をやっているんだ!ということなんです。日本人の根性が失われている。日本人の精神はどこに行ったんだ、ということを感じますね。
ふじもん=今日本でも、日本人の有り方が問われています。私自身も、もっと日本と日本の若者に元気が必要だと強く感じています。これからを担う日本の若者に、ぜひメッセージをお願いします。
イケサキ=全ては自分です。会社や政府のせいにしても、何も始まらない。自分で動かなければならないんです。人のせいにしても、何も始まらない。今日本という国が色々あったとしても、自分という個人では絶対に負けない。そういう気概が必要なんです。それが日本の国力にも繋がるんです。どんな状況でも、今が始まりなんです。そういう強い気持ちを持ってほしいですね。
ふじもん=力強いメッセージ、ありがとうございます!お忙しい中、本当にありがとうございました!
イケサキ=藤本さんのような人が必要です。(と、言っていただけました(笑))これからも、そして日本でも頑張って下さい!
多くの苦労を乗り越えてこられた方だからこその、言葉の重みを非常に感じました。日本人はこれから何を目指すべきなのか?これからの日本はどうあるべきなのか?この大きな課題に、私たちは立ち向かわなければならないですね。イケサキさん、本当にありがとうございました!
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