最近、とある実験をしていました。
寝る時に、音楽を流しっぱなしにして、
オフタイマーにし、自然に切れるようにする。
というのも、寝つきが悪いな~と思うことがあり、
音楽を小さい音でかければ、リラックスできるのではないかと。
しかし、、、
ダメです。
まず、静かな部屋に音楽がかかると、
自然と耳が集中して聴いてしまうんですよね。
それがどれだけ小さい音でも。
で、音楽。
知ってる曲なら非常にまずく、
知らない曲でもまずい。
そんなときに限って、メロディーを追ったりすると、
急に頭の中でドレミモードになったりします。
メロディーにドレミのラベリングをしてしまうんですね。
で、音楽は入眠に全く効果がないことが分かりました
(これは僕自身のことですので、一般的にはどうか分かりません)。
で、音を消して耳を澄ますと、
いろいろな音が聴こえてきます。
人間が静寂を感じる時ってあるんですが、
それは「=無音」ではありません。
必ず、何らかの音がなっています。
例えば、自然溢れる田舎の方へ行くと、
静かだな~と思うことがあると思います。
しかし、実際は、鳥の鳴き声、風の音、それによる葉の音、
水の流れる音、いろいろな音が鳴っています。
人間、無音の状態におかれるという事はまずありません。
そういう音がなっている状態を、静寂だと認識します。
我が家で鳴っている音といえば、
虫が外で鳴いています。
いろいろな虫がいますね。
あくまでも普通の住宅街で、そんなに田舎じゃないのですが、
鳴き声が聴こえます。
後は、幾つか置いてある目覚まし時計の音。
よく聴くと、微妙なタイミングで秒針の音とかが混ざって
結構うるさいです。というか気になる音ですね。
でも、あまり静か過ぎると、僕は物思いが始まるので、
あえて必要ない扇風機をタイマーで付けて寝たりします。
なんでしょうかね、楽音だとまずいのかもしれませんね。
サウンドスケープ。
カナダの作曲家、音楽教育家であるマリーシェーファーが提唱。
自然の中にあるあらゆる音に耳を開くということを
教育の中に取り入れました。
作曲した作品の中にも取り入れられています。
今現在の日本におけるシェーファーの位置付けは
現場を離れており分かりませんが、
音に対して、人は時に過敏になり、
また時に、非常に無自覚になりますね。
皆さんも、今日眠る前、
どんな音がするか耳を澄ましてみては。