文教祖が神を否定する共産主義の脅威に対抗するべく1954年「アジア太平洋反共連盟」、1966年「世界反共連盟」を経て、1968年「国際勝共連合」の設立に至ったことは、統一教会の信者であれば否定する人はいないでしょう。
<過去記事>
「統一教会の勝共」と「原発」は同一人物がつくった(1)
「統一教会の勝共」と「原発」は同一人物がつくった(2)
■文教祖がエルサレム宣言(ユダヤ支援)から一転ユダヤ批判に転換?
話はそれますが、後で勝共と関連を指摘するために必要な内容なので挙げておきますが、文教祖は教会設立以来一貫して韓国が再臨主に降臨する国ににふさわしい理由の一つとしてユダヤ国家(ユダヤ民族)との共通性をみ言葉でも語っており、それは文化・言葉・慣習・歴史的背景に至るまで様々な共通点を挙げています。ユダヤ民族は聖書によって神の選民であったため、何かにつけて韓国国家・韓国民族や文教祖の家系に至るまでユダヤと共通する部分があり「神によって選ばれた特別な選民」である証拠として信者に提示してきました。
2001年にはイスラエルのシャロン大統領(ユダヤ人)に選挙資金を提供し、2003年には「エルサレム宣言」を宣布することによって下記のみ言葉のように「ユダヤと共に2012年まで神の摂理のすべてを完成させなけれならない」としています。
※詳しい内容はこちらをご覧ください。
統一教会が資金援助している団体〔献金の行方〕(2)
『2012年までには神の摂理のすべてを完成させなければなりません。イエス様が2000年前に受け入れられずに失敗したすべてを蕩減しなければならない。キリスト教徒はユダヤ人と共にそれを成し遂げなければならない。(中略)私は私の100%の力を投入し、イスラエルを救うために、今、この時点から歩む覚悟でいます。すべてのアメリカ人が目覚め、そのことのために働かなくてはなりません。皆さんもそのようにお願いします。皆さん、キリスト教の指導者はキリスト教の統一のために働いて、それを成し遂げてください。』
(イスラエルから聖職者帰国報告後の文教祖のみ言葉)
しかし文教祖は共産主義とイスラエルの関係について「エルサレム宣言」の一年後の2004年以降発言から一転します。
2002年11月30日 イスラエルのシャロン氏が統一教会の資金援助で首相当選
2003年5月18日 エルサレム宣言(イスラエル・エルサレム)
2003年5月20日 文教祖エルサレム宣言に署名(イーストガーデン)
2003年6月29日 ワシントン宣言(中東平和イニシアチブ)
2003年8月15日 ソウル平和宣言
2003年9月23日 エルサレム平和決議文(イスラエル・エルサレム)
-----境界線-----
2004年9月23日 蒙古斑同族世界平和連合創設
2005年9月12日 天宙平和連合(UPF)創設(本部は米国ニューヨーク)
2004年を境に『イエスは「ユダの血統」から生まれる』と文教祖は全く語られなくなり、代りに出てきたのが『ノアの長男のセム(黄色人種)の血統』である「蒙古斑同族世界平和連合」を創設と「セム族血統の一体化」と「国境撤廃」を叫ぶようになります。
※詳しい内容はこちらをご覧ください。
イエスは胎中聖別されたユダの血統から生まれた?(1)
『皆さん、イスラエルのシオニズムというものが、共産主義の温床になったという事実を知らなければなりません。「選民圏が貴い。神様が選民圏である私たちに、すべての権限を与えてくださったのだ」と言って、それ以外のすべてのものは、どのようなことをしてでも占領しなければならないと考えたのです。それで、シオニズムのユダヤ教思想圏内で、共産党が大きくなったという事実を知らなければなりません。このような歴史的な内容を解剖するのは、原理的な基準でなければ解明することはできないのです。解決できる方案が出てこないのです。対策を立てることができないというのです。』
(「以北出監五十四周年・霊界統一解放四周年」記念式での御言 2004年10月14日)
『ヤコブが勝ったから、神様が祝福された。と、シオニズムの人たちは考えているのです。それで、彼らは、「み旨でも何でも、神様もわたしたちを祝福してくれたのだから、しかたがない。」と言っています。それで共産党の指導者の基準になってしまったのです。このようなことをはっきりと知らなければなりません。』
(第十八回「天宙統一国開天日」敬礼式の御言 2005年10月3日)
『その次に、ユダヤの国のシオン主義を中心として……。シオン主義(シオニズム)は、共産主義を育てあげた温床です。そうして、どれほど多くの悪事を働いたか分かりません。』
(第四十七回「真の父母の日」記念礼拝の御言 2006年3月29日)
『皆さん、そうではないですか? シオン主義(シオニズム)というものが、どれほど恐ろしいか知っていますか? 共産党を育て上げた温床の地です。何も知らないうちに、そのようにしてきたという事実を知らなければなりません。それは、歴史を研究してみてください。』
(平和のメッセージ「神様のみ旨から見た環太平洋時代の史観」2007年9月23日)
『皆様、環太平洋時代の到来が意味するところは、実に大きなものです。人類のメシヤとして来られたイエス様が、み旨を成し遂げていたならば、キリスト教徒たちはしっかりしなさいというのです。イエス様は、死ぬために来たのではありません。殺されたのです! これが真相です。世界はどのような姿に変わっていたと思いますか? 死んだイエス様が再び来て再臨する時代を迎えるようになるとき、死ぬ道を行きません。また神様は、殺すことをさせません。そういうことです。イエス様は、全人類を救うために来られた救世主、メシヤでした。地中海東方の片隅に位置するイスラエルだけを救うために来られたかたではなかったのです。シオン城とイスラエル城は、一・五里です。八キロメートル以内を中心として成されたものが新旧約の聖書です。その地だけを見てイエス様が来たのでしょうか? 種を受けて植えるために、その広い地が必要だったのです。採種するためです。イスラエルを救うために来られたかたではありません! モーセの何代かの子孫になるイエス様です。その孫を信じ、孫に仕えるために来たでしょうか? 違います。父なので、父母を求めていき……。その当時、人類文化は、既に地中海の中心であるローマを拠点として、四海を掌握し、治める準備ができていました。』
(「天宙平和の王真の父母様天正宮博物館奉献・戴冠式二周年記念午餐会」の御言2008年6月13日)
※2008年の発言を見ると、いつの間にかイエスはユダ族ではなくモーセ(レビ族)の子孫ということになっています。方向転換したようです。今までの主張を「修正」したようです。ザカリヤはレビ族ですから今までユダ族と言ってきたことと辻褄が合わなくなったので、今まで文教祖が語ってきた「イエスはユダ族から生まれた」のみ言葉は無かったことにされました。
詳しい内容はこちらをご覧ください。
イエスは胎中聖別されたユダの血統から生まれた?(1)
イエスは胎中聖別されたユダの血統から生まれた?(2)
イエスは胎中聖別されたユダの血統から生まれた?(3)
共産主義が勢力を拡大した背景には「ユダヤ(一部シオニスト)」がいたと指摘しているのです。この内容のみ言葉を語る一年前は「命がけでイスラエル(ユダヤ)を救え!」と宣言したばかりだったのですが、シャロン大統領資金援助が明るみになり、シオニストの癒着が騒がれ出すのを恐れてなのか、はたまたユダヤの恐ろしい側面を見たためなのか一転今度は批判に回っています。
文教祖は今まで一貫してユダヤ民族は選民だとし韓国との共通性を誇示してきたものの、実は共産主義が同じユダヤの手によって援助され、勝共(反共)の対策を講じなければいけなかったということは統一信者は知る由もないでしょう。文教祖は一方ではユダヤ民族は選民で、それに似ている韓国も選民であり素晴らしいと言い、一方では選民を鼻にかけて共産主義を拡大させた危険な思想民族だとしています。しかし、聖書に出てくるユダヤ民族と文教祖が手を組んだユダヤ人(シオニスト)は偽ユダヤであり血統が異なってという説もあり、より複雑です。ここではその説明は省きます。
■統一教会は共産主義の脅威から世界を守るためには武器製造もやむを得ない?
なぜこのようなことを書いているかといいますと、当ブログに対して現役信者の方から「統一教会が軍需産業(戦争の武器製造)しているのは、反共の観点から」という意見と指摘があったためです。そのコメントに対する返答も兼ねています。
<現役信者からの指摘意見>
<信者R氏より>
『あなたは、共産主義同調者ですね?
あなたは「統一教会は武器を作っている」と何回も流した。それは、「統一産業=統一教会」ではない。統一産業は、過去統一グループの企業であって統一教会そのものではない。あなたは、統一教会が人殺しの武器を作った、よって統一教会は恐ろしい団体だとの論理で流した。どんでもない強弁であり、憶測である。これを裏返すと貴方は共産主義を味方している。すると、共産主義が悪いか統一教会が悪いかにもなり、どちらがより悪なのかとも言える。これは、言う必要もない。統一教会は人殺しをした事はない、しかし、共産主義の亡霊によって、1982年までだけでも1億2千万名が殺された。統一産業は、あくまでも韓国の「自主国防の政策の中で」選ばれた企業であった。』
<信者Y氏より>
『ちゃぬさん、もっと基本的なことで気になりましたので述べて見ます。
共産主義者についてもっと研究して欲しいですね。彼らが採って来た来た戦略戦術は殆どの人々が気が付かないように進められて来ました。非常にに悪質非道な方法です。今の中国を見て下さい。巧みな言葉で誤魔化しながら軍備拡張に奔走しています。段々と明らかに成ってきています。隠せないと成るとそれを正当化していきます。あらゆる謀略を巡らせながら自由な国々を汚して行きます。国家として共産主義の巧みな戦略から守って行くには正しい教育、又最低限の武器は必要です。当たり前でしょう。
・・・国家として、周りに虎視眈々と侵略のチャンスを狙っている国々があれば対抗する為に武器は必要です。当たり前のことが理解しにくいのが日本の教育、特に日教組の政策でまだ小学生、中学生に日教組の先生から洗脳されているからです。私は幸いな事に父から共産主義の悪辣なやり方を学んだので先生は日教組だった時に受けた教育はじっくりと聞かしてもらってより良く覚悟しました。統一教会の協賛団体、勝共連合は今迄日本、世界で共産主義の恐ろしさを訴えて来ました。真実を知って欲しいと切なる思いを持って来ました。私の会社の現場にはベトナムからボートピープルとなって逃げてきた人、ソ連の下に在った国々から逃げて来た人々が沢山います。そのどの人も共産主義は大嫌いです。』
それは、ある程度「勝共(反共)」に詳しい統一信者なら誰でもそう思うでしょう。
私も世界平和・戦争根絶を叫ぶ宗教である統一教会は武器や拳銃の製造はあってはならないとは思いますが、共産主義の脅威を思想的に教育されているとすれば、統一教会が軍需産業に関わり、韓国では北朝鮮の脅威により反共という事情があるゆえ「武器製造」は致し方ないと考えるかもしれませんが、平和を訴え「武器を溶かし鍬(くわ)にかえて」と訴えていた宗教が一方ではビジネスの為に武器を製造するのはダブルスタンダード(二枚舌)そのものではないでしょうか。
■「共産主義」も「資本主義(勝共連合=反共)」も同じ人物が意図的に作った?
しかし、そこにトリックがあるのかもしれません。世界にいる超富裕層の利益のために「共産主義」も「資本主義(勝共連合=反共)」も同じ人物が意図的に作ったとしたら、話は変わってきます。
文教祖は例えばウイルスを製造してばら撒き、同時にワクチン販売して利益を得るような、この世界のマッチポンプ(自作自演。放火しておいて自分で火消しすることから由来)構造を知っていて、反共組織を任され担当していたとしたらどうでしょう。
勝共は表向きは神を否定するサタンの思想(共産主義)を撲滅するという組織ではありますが、共産主義の悪を際立たせる役割を担って作られた組織であり、それによって世界を冷戦によってより対立状態にすることによって、超富裕層の金儲けのために武器を売る死の商人の片棒を担ぐ役割を担っていたとしたら、きっと統一信者は落胆することでしょう。
共産主義は神を否定するのでサタンの思想であり、共産主義を批判し対抗することは善(神のみ旨)の行為であると信じてきた信者には衝撃的です。統一教会信者も知らず知らずのうちに超富裕層の策略に乗せられ、反共を助長し、対立構造を際立たせ、武器販売の需要が増えることによって金持ちたちをさらに太らせているのです。
原理講論のなかに、各世界大戦の摂理的重要性を説く内容がありますが、彼ら超富裕層も先の世界大戦によって莫大な利益を得てきました。彼らは、第三次世界大戦は必ず起きなければならないと説き、偶然の一致なのか超富裕層の思想的な指導があったのかはわかりませんが、原理講論においても第三次世界大戦は必ず起きなければならないと記述されています。
これは推測ですが、このように文教祖がシオニストの手先になり、信者に非情的行為ができる背景には、ユダヤの一員に加わることによって、自分も選民になれる、なりたいという願望を叶えられるということにあるかも知れません。ユダヤも選民であるが自分(文教祖)も仲間なので自分も選民であり、それ以外はゴイ(豚)であるという、彼らの思想に判断基準や善悪基準を置いているためかもしれません。信者の激しい献金要求のゆえに生活に困窮しても、絶対服従を要求しても自分以外は「豚(家畜)」なのですから、どうなっても良心の呵責は無いという具合です。
今まで当ブログで統一教会とフリーメーソンの関係を指摘してきたのも、上記理由が関連しています。
超富裕層やユダヤ人とイルミナティ(フリーメーソン)との関連および勝共連合設立の経緯は別の機会に書きたいと思います。
下記の掲載文章は長文ですが「資本主義も共産主義も同じユダヤが作った」という内容を理解するのに参考になると思います。
文章中ユダヤの思想タルムードの中に「これは原理と同じ内容?」と思われる部分も見受けられます。
『「非ユダヤ人の所有する財産は本来ユダヤ人に属するものなれど一時彼らに預けてあるだけである。故に何らの遠慮もなくこれら財産をユダヤ人の手に収むるも可なり」とするものである。これの意味するところは大別して2つある。1つは、「一時預けてあるものであるから、何時なん時でも代償を払わずに取り返して然るべきものである」ということであり、もう1つは「ユダヤ人の財産は故なく非ユダヤ人に奪われたものである」ということになる。』
文中のユダヤ人を「神」、非ユダヤ人を「サタン(非原理)」に置き換えると・・・似ています。
(統一教会も一種彼らに利用されていることに気づかされるでしょう)
■「日本人に謝りたい」(モルデカイ・モーゼ著 日新報道/1979年出版)
(あるユダヤ長老の懺悔・ユダヤ長老が明かす戦後病理の原像)
参考文献:第5章 共産主義はユダヤ人が作った
http://hexagon.inri.client.jp/floorA6F_he/a6fhe805.html
ユダヤ・フリーメーソン研究サイト「ヘブライの館 2」より
第一章から読みたい方はこちら↓
http://hexagon.inri.client.jp/floorA6F_he/a6fhe801.html
<過去記事>
「統一教会の勝共」と「原発」は同一人物がつくった(1)
「統一教会の勝共」と「原発」は同一人物がつくった(2)
■文教祖がエルサレム宣言(ユダヤ支援)から一転ユダヤ批判に転換?
話はそれますが、後で勝共と関連を指摘するために必要な内容なので挙げておきますが、文教祖は教会設立以来一貫して韓国が再臨主に降臨する国ににふさわしい理由の一つとしてユダヤ国家(ユダヤ民族)との共通性をみ言葉でも語っており、それは文化・言葉・慣習・歴史的背景に至るまで様々な共通点を挙げています。ユダヤ民族は聖書によって神の選民であったため、何かにつけて韓国国家・韓国民族や文教祖の家系に至るまでユダヤと共通する部分があり「神によって選ばれた特別な選民」である証拠として信者に提示してきました。
2001年にはイスラエルのシャロン大統領(ユダヤ人)に選挙資金を提供し、2003年には「エルサレム宣言」を宣布することによって下記のみ言葉のように「ユダヤと共に2012年まで神の摂理のすべてを完成させなけれならない」としています。
※詳しい内容はこちらをご覧ください。
統一教会が資金援助している団体〔献金の行方〕(2)
『2012年までには神の摂理のすべてを完成させなければなりません。イエス様が2000年前に受け入れられずに失敗したすべてを蕩減しなければならない。キリスト教徒はユダヤ人と共にそれを成し遂げなければならない。(中略)私は私の100%の力を投入し、イスラエルを救うために、今、この時点から歩む覚悟でいます。すべてのアメリカ人が目覚め、そのことのために働かなくてはなりません。皆さんもそのようにお願いします。皆さん、キリスト教の指導者はキリスト教の統一のために働いて、それを成し遂げてください。』
(イスラエルから聖職者帰国報告後の文教祖のみ言葉)
しかし文教祖は共産主義とイスラエルの関係について「エルサレム宣言」の一年後の2004年以降発言から一転します。
2002年11月30日 イスラエルのシャロン氏が統一教会の資金援助で首相当選
2003年5月18日 エルサレム宣言(イスラエル・エルサレム)
2003年5月20日 文教祖エルサレム宣言に署名(イーストガーデン)
2003年6月29日 ワシントン宣言(中東平和イニシアチブ)
2003年8月15日 ソウル平和宣言
2003年9月23日 エルサレム平和決議文(イスラエル・エルサレム)
-----境界線-----
2004年9月23日 蒙古斑同族世界平和連合創設
2005年9月12日 天宙平和連合(UPF)創設(本部は米国ニューヨーク)
2004年を境に『イエスは「ユダの血統」から生まれる』と文教祖は全く語られなくなり、代りに出てきたのが『ノアの長男のセム(黄色人種)の血統』である「蒙古斑同族世界平和連合」を創設と「セム族血統の一体化」と「国境撤廃」を叫ぶようになります。
※詳しい内容はこちらをご覧ください。
イエスは胎中聖別されたユダの血統から生まれた?(1)
『皆さん、イスラエルのシオニズムというものが、共産主義の温床になったという事実を知らなければなりません。「選民圏が貴い。神様が選民圏である私たちに、すべての権限を与えてくださったのだ」と言って、それ以外のすべてのものは、どのようなことをしてでも占領しなければならないと考えたのです。それで、シオニズムのユダヤ教思想圏内で、共産党が大きくなったという事実を知らなければなりません。このような歴史的な内容を解剖するのは、原理的な基準でなければ解明することはできないのです。解決できる方案が出てこないのです。対策を立てることができないというのです。』
(「以北出監五十四周年・霊界統一解放四周年」記念式での御言 2004年10月14日)
『ヤコブが勝ったから、神様が祝福された。と、シオニズムの人たちは考えているのです。それで、彼らは、「み旨でも何でも、神様もわたしたちを祝福してくれたのだから、しかたがない。」と言っています。それで共産党の指導者の基準になってしまったのです。このようなことをはっきりと知らなければなりません。』
(第十八回「天宙統一国開天日」敬礼式の御言 2005年10月3日)
『その次に、ユダヤの国のシオン主義を中心として……。シオン主義(シオニズム)は、共産主義を育てあげた温床です。そうして、どれほど多くの悪事を働いたか分かりません。』
(第四十七回「真の父母の日」記念礼拝の御言 2006年3月29日)
『皆さん、そうではないですか? シオン主義(シオニズム)というものが、どれほど恐ろしいか知っていますか? 共産党を育て上げた温床の地です。何も知らないうちに、そのようにしてきたという事実を知らなければなりません。それは、歴史を研究してみてください。』
(平和のメッセージ「神様のみ旨から見た環太平洋時代の史観」2007年9月23日)
『皆様、環太平洋時代の到来が意味するところは、実に大きなものです。人類のメシヤとして来られたイエス様が、み旨を成し遂げていたならば、キリスト教徒たちはしっかりしなさいというのです。イエス様は、死ぬために来たのではありません。殺されたのです! これが真相です。世界はどのような姿に変わっていたと思いますか? 死んだイエス様が再び来て再臨する時代を迎えるようになるとき、死ぬ道を行きません。また神様は、殺すことをさせません。そういうことです。イエス様は、全人類を救うために来られた救世主、メシヤでした。地中海東方の片隅に位置するイスラエルだけを救うために来られたかたではなかったのです。シオン城とイスラエル城は、一・五里です。八キロメートル以内を中心として成されたものが新旧約の聖書です。その地だけを見てイエス様が来たのでしょうか? 種を受けて植えるために、その広い地が必要だったのです。採種するためです。イスラエルを救うために来られたかたではありません! モーセの何代かの子孫になるイエス様です。その孫を信じ、孫に仕えるために来たでしょうか? 違います。父なので、父母を求めていき……。その当時、人類文化は、既に地中海の中心であるローマを拠点として、四海を掌握し、治める準備ができていました。』
(「天宙平和の王真の父母様天正宮博物館奉献・戴冠式二周年記念午餐会」の御言2008年6月13日)
※2008年の発言を見ると、いつの間にかイエスはユダ族ではなくモーセ(レビ族)の子孫ということになっています。方向転換したようです。今までの主張を「修正」したようです。ザカリヤはレビ族ですから今までユダ族と言ってきたことと辻褄が合わなくなったので、今まで文教祖が語ってきた「イエスはユダ族から生まれた」のみ言葉は無かったことにされました。
詳しい内容はこちらをご覧ください。
イエスは胎中聖別されたユダの血統から生まれた?(1)
イエスは胎中聖別されたユダの血統から生まれた?(2)
イエスは胎中聖別されたユダの血統から生まれた?(3)
共産主義が勢力を拡大した背景には「ユダヤ(一部シオニスト)」がいたと指摘しているのです。この内容のみ言葉を語る一年前は「命がけでイスラエル(ユダヤ)を救え!」と宣言したばかりだったのですが、シャロン大統領資金援助が明るみになり、シオニストの癒着が騒がれ出すのを恐れてなのか、はたまたユダヤの恐ろしい側面を見たためなのか一転今度は批判に回っています。
文教祖は今まで一貫してユダヤ民族は選民だとし韓国との共通性を誇示してきたものの、実は共産主義が同じユダヤの手によって援助され、勝共(反共)の対策を講じなければいけなかったということは統一信者は知る由もないでしょう。文教祖は一方ではユダヤ民族は選民で、それに似ている韓国も選民であり素晴らしいと言い、一方では選民を鼻にかけて共産主義を拡大させた危険な思想民族だとしています。しかし、聖書に出てくるユダヤ民族と文教祖が手を組んだユダヤ人(シオニスト)は偽ユダヤであり血統が異なってという説もあり、より複雑です。ここではその説明は省きます。
■統一教会は共産主義の脅威から世界を守るためには武器製造もやむを得ない?
なぜこのようなことを書いているかといいますと、当ブログに対して現役信者の方から「統一教会が軍需産業(戦争の武器製造)しているのは、反共の観点から」という意見と指摘があったためです。そのコメントに対する返答も兼ねています。
<現役信者からの指摘意見>
<信者R氏より>
『あなたは、共産主義同調者ですね?
あなたは「統一教会は武器を作っている」と何回も流した。それは、「統一産業=統一教会」ではない。統一産業は、過去統一グループの企業であって統一教会そのものではない。あなたは、統一教会が人殺しの武器を作った、よって統一教会は恐ろしい団体だとの論理で流した。どんでもない強弁であり、憶測である。これを裏返すと貴方は共産主義を味方している。すると、共産主義が悪いか統一教会が悪いかにもなり、どちらがより悪なのかとも言える。これは、言う必要もない。統一教会は人殺しをした事はない、しかし、共産主義の亡霊によって、1982年までだけでも1億2千万名が殺された。統一産業は、あくまでも韓国の「自主国防の政策の中で」選ばれた企業であった。』
<信者Y氏より>
『ちゃぬさん、もっと基本的なことで気になりましたので述べて見ます。
共産主義者についてもっと研究して欲しいですね。彼らが採って来た来た戦略戦術は殆どの人々が気が付かないように進められて来ました。非常にに悪質非道な方法です。今の中国を見て下さい。巧みな言葉で誤魔化しながら軍備拡張に奔走しています。段々と明らかに成ってきています。隠せないと成るとそれを正当化していきます。あらゆる謀略を巡らせながら自由な国々を汚して行きます。国家として共産主義の巧みな戦略から守って行くには正しい教育、又最低限の武器は必要です。当たり前でしょう。
・・・国家として、周りに虎視眈々と侵略のチャンスを狙っている国々があれば対抗する為に武器は必要です。当たり前のことが理解しにくいのが日本の教育、特に日教組の政策でまだ小学生、中学生に日教組の先生から洗脳されているからです。私は幸いな事に父から共産主義の悪辣なやり方を学んだので先生は日教組だった時に受けた教育はじっくりと聞かしてもらってより良く覚悟しました。統一教会の協賛団体、勝共連合は今迄日本、世界で共産主義の恐ろしさを訴えて来ました。真実を知って欲しいと切なる思いを持って来ました。私の会社の現場にはベトナムからボートピープルとなって逃げてきた人、ソ連の下に在った国々から逃げて来た人々が沢山います。そのどの人も共産主義は大嫌いです。』
それは、ある程度「勝共(反共)」に詳しい統一信者なら誰でもそう思うでしょう。
私も世界平和・戦争根絶を叫ぶ宗教である統一教会は武器や拳銃の製造はあってはならないとは思いますが、共産主義の脅威を思想的に教育されているとすれば、統一教会が軍需産業に関わり、韓国では北朝鮮の脅威により反共という事情があるゆえ「武器製造」は致し方ないと考えるかもしれませんが、平和を訴え「武器を溶かし鍬(くわ)にかえて」と訴えていた宗教が一方ではビジネスの為に武器を製造するのはダブルスタンダード(二枚舌)そのものではないでしょうか。
■「共産主義」も「資本主義(勝共連合=反共)」も同じ人物が意図的に作った?
しかし、そこにトリックがあるのかもしれません。世界にいる超富裕層の利益のために「共産主義」も「資本主義(勝共連合=反共)」も同じ人物が意図的に作ったとしたら、話は変わってきます。
文教祖は例えばウイルスを製造してばら撒き、同時にワクチン販売して利益を得るような、この世界のマッチポンプ(自作自演。放火しておいて自分で火消しすることから由来)構造を知っていて、反共組織を任され担当していたとしたらどうでしょう。
勝共は表向きは神を否定するサタンの思想(共産主義)を撲滅するという組織ではありますが、共産主義の悪を際立たせる役割を担って作られた組織であり、それによって世界を冷戦によってより対立状態にすることによって、超富裕層の金儲けのために武器を売る死の商人の片棒を担ぐ役割を担っていたとしたら、きっと統一信者は落胆することでしょう。
共産主義は神を否定するのでサタンの思想であり、共産主義を批判し対抗することは善(神のみ旨)の行為であると信じてきた信者には衝撃的です。統一教会信者も知らず知らずのうちに超富裕層の策略に乗せられ、反共を助長し、対立構造を際立たせ、武器販売の需要が増えることによって金持ちたちをさらに太らせているのです。
原理講論のなかに、各世界大戦の摂理的重要性を説く内容がありますが、彼ら超富裕層も先の世界大戦によって莫大な利益を得てきました。彼らは、第三次世界大戦は必ず起きなければならないと説き、偶然の一致なのか超富裕層の思想的な指導があったのかはわかりませんが、原理講論においても第三次世界大戦は必ず起きなければならないと記述されています。
これは推測ですが、このように文教祖がシオニストの手先になり、信者に非情的行為ができる背景には、ユダヤの一員に加わることによって、自分も選民になれる、なりたいという願望を叶えられるということにあるかも知れません。ユダヤも選民であるが自分(文教祖)も仲間なので自分も選民であり、それ以外はゴイ(豚)であるという、彼らの思想に判断基準や善悪基準を置いているためかもしれません。信者の激しい献金要求のゆえに生活に困窮しても、絶対服従を要求しても自分以外は「豚(家畜)」なのですから、どうなっても良心の呵責は無いという具合です。
今まで当ブログで統一教会とフリーメーソンの関係を指摘してきたのも、上記理由が関連しています。
超富裕層やユダヤ人とイルミナティ(フリーメーソン)との関連および勝共連合設立の経緯は別の機会に書きたいと思います。
下記の掲載文章は長文ですが「資本主義も共産主義も同じユダヤが作った」という内容を理解するのに参考になると思います。
文章中ユダヤの思想タルムードの中に「これは原理と同じ内容?」と思われる部分も見受けられます。
『「非ユダヤ人の所有する財産は本来ユダヤ人に属するものなれど一時彼らに預けてあるだけである。故に何らの遠慮もなくこれら財産をユダヤ人の手に収むるも可なり」とするものである。これの意味するところは大別して2つある。1つは、「一時預けてあるものであるから、何時なん時でも代償を払わずに取り返して然るべきものである」ということであり、もう1つは「ユダヤ人の財産は故なく非ユダヤ人に奪われたものである」ということになる。』
文中のユダヤ人を「神」、非ユダヤ人を「サタン(非原理)」に置き換えると・・・似ています。
(統一教会も一種彼らに利用されていることに気づかされるでしょう)
■「日本人に謝りたい」(モルデカイ・モーゼ著 日新報道/1979年出版)
(あるユダヤ長老の懺悔・ユダヤ長老が明かす戦後病理の原像)
参考文献:第5章 共産主義はユダヤ人が作った
http://hexagon.inri.client.jp/floorA6F_he/a6fhe805.html
ユダヤ・フリーメーソン研究サイト「ヘブライの館 2」より
第一章から読みたい方はこちら↓
http://hexagon.inri.client.jp/floorA6F_he/a6fhe801.html
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