資本主義の機能不全が、今どんな形で表れているかは、ネットに幾らでも載っている。人間社会に於いて個人の経済活動は、社会での人々の日常に貢献度がなければならないが、経済学では其の貢献度の実質価値を付加価値という。例えば、生産活動で生まれる生産物の付加価値は、造られた生産物から原材料や中間生産物等の価値を控除したものとなる。個人の経済活動の貢献度に応じた報酬が個人は受け取り生計を立てられる。従って、人間社会は、其処で暮らす人々の生計が立つ以上の経済的付加価値を生み出すことで人間社会は続けられる。
不労所得も、将来老後の生計が成り立つ為に人一倍頑張ってより多くの付加価値を産ませて取得した土地からの不労所得なら問題は無いが、大抵の場合、経済的階層化に依る貧富の格差は、不労所得から生まれることは間違いない。何故なら、一人の個人が莫大な利益を一人で産むことは不可能だからである。
④に続く。
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