(「他人と深く関わらずに生きるには」紹介三回目だ。いよいよ小生最大のお気に入りのテーマである)。ほとんどの動物は、植物を探して、セックスををして、子育てをしてやがて死ぬ。人間も動物の一種であるから、食うこととセックスをすることは基本的な快楽だが、それ以外にも楽しいことがいっぱいある。
人間は社会的な動物だから、他人とコミュニケーションせずには生きていけない。他人とコミュニケーションすることが楽しいか、余り苦にならない人は、人並みの社会生活をして、そこそこ楽しい人生を送ることができるに違いない。映画、音楽等が好きという世間公認の楽しみで、満足できる人はラッキーである。しかしレイプ、人殺し等の犯罪が楽しいというひとは面倒なことになる。できることなら、別の欲望を抱けるように、脳の回路を少し作り替えるべきだ。過度にバクチが好きな人も、楽しく生きるのが大変な人である。
人はなぜ楽しみを求めるのだろう。恐らくそれは退屈だからだ。そこで、こういう悪しき循環を断ち切るウルトラCを考えようと言うわけである。退屈そのものを楽しみに変えてはどうだろうか。退屈こそ人生最大の楽しみである。たとえば、夜になって庭やベランダに出て満月をボーっと眺めてみる。二時間見ても三時間見てもあきない眺めだと思えば、退屈は人生最大の楽しみになるだろう。だまされたと思って、一度、ただひたすら退屈になって自然の声に耳を傾け、自然の営みを眺めてみよう。誰ともつき合わなくとも、お金がなくとも、人生最高のぜいたくを味わうことができるのである。試してみなければ損ではないか。
まるでだれかの日常ではないか。食べる・寝る・好きなことしかしない。だれであるか? 人生、水の如しだ。
静的な人生ならば読書・音楽・芸術でしょうか?
性格、時間、家族や好きな事が交錯して、結局
人生水の如し、なるようにしかなれないのねえ!