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「アメリカの没落」 日本で出版されたのが93年2月。この本の第一章は「中流階級の崩壊」だ。これを読んだとき、この先の傾向が読み取れた。米国、そして日本、さらには欧州。3日付の日経の国際面には、「崩れる中間層、貧困5000万人」とのタイトル。米国の実態だ。
1950年代にアメリカの労働者階級は頂点に達した。一家に2台の車があり、青々とした芝生に囲まれた家に住み、子供たちは大学に進む。ピーター・ドラッカーは「現代は新たな階級社会へと急速に移行しつつある時代だ」と述べる。また、「資本家も労働者もいない」と。
米国は国民所得がマクロでは世界一でも、所得の分布が偏在していることは知られてきた。1959年の上位4%が下位35%の所得総額と同じ。1989年には上位4%が下位51%と同じだ。中国でも著しい偏在があると言われている。ドイツでも、フランスでもさらには、旧東欧圏においてもこの傾向が指摘されている。世界規模での傾向らしい。この要因はグローバル化とIT化と言われている。
だれもが出世できるわけでないことを知りながらも同僚との競争で、精神を痛める。うつ病になる。自殺をする。子供はいじめとは無縁の良い学校へ行くために、親も子供も無理をする。しかし無理は長く続かない。いつか家族は崩壊する。社会も崩壊する。
天星人語など、いつもお先にどうぞ、である。歩くのも後からだ。ぶつかりそうになれば、止まる。無理はしない。「昇進しようがしまいが、昇給が早かろうが遅かろうが、そんなことを気にして仕事をしていたら、窓際に押しやられ、チョンとクビを切られておしまいだ。人間、勝ち続けることなどできない、という道理がなぜワカランのだろうか」(水木しげるさん)。
まったくその通りだと思うが、世の中の実際、道理はどうなっているのでしょうか。
負ける人がいるから勝つ人がでます。でも僕は今まで負け続けで勝利した体験がありません。
なんとしてでも勝利の美酒を味わいたいです。
勝ち負け意識せず、負けても楽しければ良しとしなければやっていけません。
一握りの途方も無い大金持ちが出現と中流層の崩壊、負け組みばかりの社会でも秩序や規範は整ってきます。
非人間的組織:会社を解体すれば自由で創造的な社会も衰退します、ここいらで新しい思想が芽生えて欲しいね!
天星さま頑張って下さいよ!
話変わり、今日の昼ごはんは、近くの中華料理屋さんへ。もどって以来初めてでしたが、相変わらず味は変わらず、美味しかった。◎