【記事のポイント】
〇科学は、自己の本質は何かを解明?
〇人間の魂、神などの意識は体のどこから生まれるのか
〇人間の意識は物質なのか
前書き
来世紀(21世紀)の前半、科学は過去最大の難問に立ち向かう。これまでずっと神秘主義や形而上学のモノだった「自己の本質は何か」という疑問に答えを出そうという試みである。
*「脳のなかの幽霊」356頁
脳科学は、「世界を見つめる」非物質的な魂をもっているという観念は幻想にすぎないと告げている。
*同上400頁
人間の意識とは
聖戦(ジハード)という言葉を知ってから、人間の意識についてそれ以前よりも関心が向いた。 911とも言われる事件からだ。
先日、「神の名において人間を殺す」と主張する人間が記者会見しているのを見た。
人間の意識とは何なのか。殺してはいけないという道徳は無いのか。
私や自己と感じる私の意識は、どこでどのようにして生まれ、何故それを感じるのだろう。
こころとは。神とは。魂とは。愛情とは。
自己という意識は物理的な存在ー実証できるーなのか
何が人間にそれを感じさせているのか。物質なのか、非物質なのか。
神経系の基本的単位はニューロンである。情報をーそれも驚異的で複雑な出入りがあるーやりとりしている。
人間の脳には、1000万個の神経細胞、つまりニューロンがある。各ニューロンは、平均で1000個のニューロンにつながっている。ニューロンの基本的な接続の手順は、遺伝子に組み込まれているにちがいない。
*「心や意識は脳のどこにあるのか」216頁 この本によれば、ニューロンのネットワークは幼児時代に出来上がる。これができないとその後二度と挽回できない。
*なお、
生まれたての赤ちゃんには、ふつう1000億個を超えるニューロンがあり、年齢があがるにつれてしだいに数が減る。
「脳の中の幽霊」32頁
画像化技術の発達により、刺激を与えると、どの部位がどの反応をするかは分かってきた。
さらに、今日は体各部の調子が良い悪いを意識(自覚)できる。
視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚。感覚は脳への入り口である。各器官は、外界からもたらされた情報のうち、それぞれが受け持つものを、脳の共通言語である電気信号に変換する。
*「心や意識は脳のどこにあるのか」14頁
数字で表現できる電気信号を発する、神経単位のニューロン。人間はその働きを解明するのでしょうか。
どこまで、人間は自分の分からないことー意識がどのように生まれるのか。そしてそれをどのようにして感じるのかーを人間自身が証明できるのでしょう。
証明できれば医療などに利用できるので、血道を注ぐだろう。
そして勉強させていただいています。
素敵な内容をありがとうございます。
読者様の胸を打つ文章を書くのが目標です。
これからもよろしくお願いします。