どんぐりころころ

絵と工作の教室「どんぐり工房」
些細なこと
でも忘れたくないこと

がんばれ日本 がんばれ東北②~小学生の活動~

2011-03-29 14:12:34 | どんぐり日記

「卒業生を送る会」当日、上鶴間小の5年生がみんなに伝えたいことがあると言ってきました。

震災の助け合いの活動を少しでも多くの人に知ってもらいたいとのことでした。

こどもたちが自らこうやって活動していることを、とても頼もしく思います。

この震災は多くのものを失ったけれど、少しだけ気持ちが晴れる瞬間があります。

それは、日本人てすごい!捨てたもんじゃない!って

TVを見て、街頭募金活動を見て、子どもたちを見て、何回も何回も感じる瞬間です。

 

 

以下、5年生が持ってきたプリント全文です。

 

「上っ子助け合い宣言第2号」   平成23年3月25日(金)

助け合い宣言を受けての募金活動にご協力ありがとうございました。

今、上鶴間小に集まった募金は3月25日午前8時30分現在、203,105円にもなっています。

皆様のお気持ちに感謝いたします。

今後も募金活動は継続していきます。

子どもたちは、今後、街頭募金などにも動き始めるようです。

何かありましたら、ぜひ見守ってあげてください。

 

子どもたちから出た卒業生のランドセルを寄付してもらい、中に新しい学用品などを詰め、もう少し落ち着いたら被災地に送ろうという取り組みも、校長先生が声をかけてくださり、市PTAに協力してもらい、市内の小学校全体で取り組めるようになるとのことです。

 

相模原市の姉妹都市である、岩手県大船渡市の小学校の避難所をみんなで力を合わせ東林間地区の町中で支えていけたらと思います。

昨日担当が大船渡市にたずねたところ、電話も通じず、まだ電気も一部しか復旧せず、避難所によって、支援物資も届いていないところもあるそうです。

岩手県県庁の支援部署でも連絡がつかず、大船渡の災害支援本部と避難所の連絡も電話等も一切通じず、誰かが歩いて行かないと連絡すらつかない状況が続いているそうです。

何が本当に必要か直接聞くことはできませんが、先日物資を届けた時の様子や、相模原市の支援物資品目などから集めるものを決めました。

 

上鶴間小も今日から春休みに入ります。春休み中に準備していただき、入学式後の、4月7日から救援物資を集めたいと思います。

ご協力をよろしくお願いします。

 

 

上っ子助け合い担当より

 

「まちで支えよう1つの避難所」

上っ子助け合い支援物資募集品目

大船渡は姉妹都市です。

現在その大船渡の小学校が避難所になっています。

たくさんのことはできないけれど、東林間のまち中で一生懸命やったら、大船渡の避難所一つだけなら、支えられないでしょうか?

同じ小学校同志何とか支えたいと思います。

(中略)

春休み中にできたらご近所などにも呼び掛け、支援の輪を広げてください。

どうぞよろしくお願いします。

一般の支援物資

 1 粉ミルク(乳児用・幼児用)

 2 離乳食

 3 オムツ(大人用・子ども用)

 4 お尻拭き

 5 生理用品

 6 使い捨てカイロ

 7 ロウソク

 8 ガムテープ

 9 歯ブラシ・練り歯磨き

10 紙コップ・紙皿・わりばし

11 マスク

12 トイレットペーパー

13 手指の消毒液

14 洗剤・石けん

15 ドライ式シャンプー・シャンプー

16 毛布・タオルケット

17 タオル・バスタオル

18 肌着(男性用・女性用・子ども用の上下)*新品のもの

19 靴下(大人用・子ども用)

20 乾電池(単1・単2・単3・単4)

21 日持ちする食品(サバの味噌煮などの缶詰、レトルト)

22 飲料(水、お茶、野菜ジュース)

23 湿布、カットバン

24 靴(長靴、スニーカー)

25 小型ラジオ

26 ズボン(ダンセイヨウ・ジョセイヨウ)*洗濯済のもの

27 ノコギリ

28 ティッシュペーパー

 

ランドセルに入れる学用品等(こちらは少し落ち着いてから送ります)

 1 ふでばこ

 2 鉛筆

 3 消しゴム

 4 下敷き

 5 ものさし(筆箱に入るもの)

 6 ノート

 7 色鉛筆

 8 おたよりノートを入れる袋

 9 クリアファイル

10 折り紙

11 ハンカチ

12 ポケットティッシュ

13 長期保存ができるお菓子(ランドセルに入れてもつぶれないもの)

14 うわばき袋

15 メモ帳

 

神奈川県相模原市立上鶴間小学校

  住所 相模原市南区上鶴間4丁目7番1号

  電話 042-743-9870

  FAX 042-741-7990

 相模原市立上鶴間小学校 児童・教職員一同 

 

 

こどもたちの取り組みを応援することで、少しでも被災地の力になれるのなら・・・

ついでに断捨離、いかがですか?

 

物資はどんぐり工房に持ってきていただいてもかまいません。

私が責任を持って上鶴間小に届けます。


がんばれ日本 がんばれ東北①

2011-03-29 13:22:03 | どんぐり日記

「卒業生を送る会」は、ちょうど震災から2週間目の金曜日に行われました。

 

その間日本中、いえ、世界中が動揺し、奮い立ち、動き出しました。

やってもやっても足りない救済活動と報道される一方

びっくりするくらいの速さで橋が架かり道路が開通しました。

 

日ごとに変わる情勢をTVで見ながら、日本中の人たちが自分のできることを考えたと思います。

そして、私も。

 

もうすでに、それぞれの家庭で節電もしていると思います。

募金をされた方も多いと思います。

 

でも、もう少し何かできそう・・・

 

小さなことでもいいじゃない。

どんぐり工房という小さな集団でもできることやろうじゃないの。

 

どんぐり工房では、普段、制作後におやつが出ます。

これは、私のポケットマネーから買っていますが、

キャンディーだったりクッキーだったりおせんべいだったり。

私が特売のものを買ってきておやつ箱の中に入れておきます。

「ふたつづつどうぞ」と毎回言っています。

その「ふたつ」を「ひとつ」にして、その分募金してはどうか、と提案しました。

こどもたちは拍手で賛同してくれました。

1年分のおやつ代の約半分の金額1万円を、代表して5年生が幼稚園の募金箱に入れてくれました。

4月からはおやつ「ひとつ」だけど、被災地の方たちのことを考えながら食べようね。

 

 

そして、集まった方々は子どもたちが作った日の丸にコメントを寄せてくださいました。

実を言うと、この日の丸、書いてみたもののどこへ送ったらいいかわかりません。

書くことによって自分の気持ちを確かめるだけでもいいではないかと思って始めたことです。

でも、どうしたらいいか、いいアイデアがある方教えてください。


「卒業生を送る会」3(おさかなケーキ)

2011-03-26 17:33:14 | どんぐり日記

毎年恒例の「卒業生を送る会」、流れとしてはここ何年もずーっと変わりません。

簡単なおやつを作って食べ、

こどもたち&作品を紹介し、

卒業生の紹介と卒業生からのコメント、

最後に読み聞かせ

という流れです。

 

今年の「簡単なおやつ」は早いうちから「ケーキデコレーション」と決めていました。

おやつ作りの定番なので、オリジナリティーを売りとしているどんぐり工房としては却下され続けてきたのですが、こどもたちからのリクエストだったので即決。

でも、やはり「オリジナリティー」がひっかかっていました。

 

「大漁旗」を作り、「おさかな」を作り・・・

そうだ「おさかなケーキ」だ

 

なるべくデコレーション面積を大きくしたかったので、土台は高価なスポンジケーキはあきらめホットケーキにしました。しかも、牛乳たっぷりで薄く焼いたもの。

幼稚園生と小さな子たちには、おさかなの形に切ったホットケーキを用意しておきました。

小学生は、キッチンバサミを持ってきてもらい自分でおさかなの形に切りました。

銀シートで散々「おさかな」作った直後なので、お手の物です。

 

デコレーションには色々試してみた結果ホイップクリームを食紅で派手に着色したもの(赤、緑、黄、白の4色)とチョコレートシロップ、

そして「スターポップシュガー」「ピンクとブルーと銀色のアラザン」「ミニミニチョコボール」「マーブルチョコ」「ミニクッキー」を使いました。

 

以下こどもたちの作品です。恐れ入りました


「卒業生を送る会」2(カレンダー)

2011-03-26 17:16:29 | どんぐり日記

どんぐり工房小学生クラスでは、毎年平面作品を1年分保存しておき、それを使って翌年度の「カレンダー」を作るということは何回かこのブログでも紹介しました。

できあがったばかりの「2011年度カレンダー」はこの「卒業生を送る会」を盛り上げる装飾としても役目を果たしました。

このカレンダーを1冊づつじっくり見るだけでも楽しいんだけどな・・・

なかなか見てもらうチャンスないんですよね

 


「卒業生を送る会」1(装飾)

2011-03-26 15:50:16 | どんぐり日記

3月25日(金)「卒業生を送る会」が開催されました

どんぐり工房恒例の1年の最後に行われる盛大なパーティーです。

水金クラス合同で、幼稚園から6年生までとその兄弟やお母様たちにも参加してもらっています。

 

こどもたちは、このパーティーの準備を普段の活動の中でしてきました。

パーティー会場である広い広い幼稚園ホールを装飾するのは大きな作品でないと映えません。

だから、幼稚園の生活展が終わった頃からどんぐり工房の制作体制が変わります。

机に向かって小さな作品なんて作っていられません。

床に広げて作る大きな大きな作品・・・

そう、今年は「大漁旗」(水小学生クラス)(金小学生クラス)と「大きな大きな絵」(幼稚園クラス

そして、「大漁旗」を盛り上げるピカピカした「おさかな」もたくさん作りました。

「大漁旗」は天井に飾ったので、全体を写真に収めることができなくて残念

  

実を言うと、私は若い頃ディスプレイとか舞台美術の仕事がしたかったんです。

その手の仕事は夜中作業が多いため、「女の仕事じゃない」と一笑されてしまった大昔の話

 

今になって、その頃の夢が実現できました

毎年このホール装飾が楽しくてしかたない。

こどもたちのお陰です。

ありがとう