5月3週目は、好きな絵本の中の一場面を模写しました。
選んだ絵はそれぞれ技法が違いますが、まず鉛筆で形をとることから始まります。
貼り絵やアニメに近い絵は絵の具を濃く溶き似た色を作り塗っていきます。
原画によっては最後に油性ペンで枠取りします。
水彩や油彩、図鑑などの模写は、薄めに溶いた絵の具で一通り塗ってから水彩色鉛筆やパステルで細かい描写や微妙な濃淡などを描き足していきます。
慣れてくるとこの方法でかなり簡単にさまざまな絵を描けるのですが、学校ではこういう描きをしないのではじめは戸惑います。
実は静物画とか風景画とか空想画とかというのは、3次元のものを2次元にしているわけでとても難しい技なのです。
でも、模写は2次元を2次元にするのでわりと簡単。
そして大好きな絵本の絵なら愛着もあるし、好きな絵本の模写は絵が上達するのにうってつけの方法だと思っています。
この企画は過去にも何回かやっているので、子どもたちもイメージを持って楽しみに来てくれました。
彼らは思った以上に時間をかけて納得する絵を仕上げましたが、すごい集中力でみんなヘトヘト・・・
運動会前なのにこんなに疲れさせてしまっで罪悪感さえ感じました。ゴメン。
その集中力で運動会も頑張れ!
「絵本の中の一場面」