どんぐりころころ

絵と工作の教室「どんぐり工房」
些細なこと
でも忘れたくないこと

「スチレン版画~変なカタチ」(水・金 小学生クラス)

2011-10-29 20:24:31 | どんぐり日記

「これってどうやってつくったの?」と思う版画によく出会います。

そう思わせることが制作の魅力のひとつだと思ってます。

そして、「ああ、なるほどね」と解き明かすことが観賞の魅力のひとつ。

版画にはそういう魅力があります。

そこが好きです。

 

さあ、今回のこの版画、どうやって作ったと思いますか?

(6年生)     

版画は、制作工程が忙しくて

手も絵の具だらけになってしまうので

工程を画像で紹介することができないのが残念

(5年生)       

 

まず、発泡スチロール板をお線香の火で溶かしながら絵を描いていきます。

おもしろいようにどんどん溶けていくので、子どもたちは喜びましたが、危険を伴うので目を離せません

(ちょうど卒業生が遊びに来てくれて手伝ってくれたので助かったぁ

そして、スチロールカッターで「変なカタチ」に2分割します。

これも、スーっと切れていくのでおもしろい

でも、危険なのでマンツーマンでつきます。

これで製版はおわり。超簡単。

 

(4年生)  

 

刷りは今回はアクリル絵の具を使いました。

2分割したスチロール板に、それぞれ違う色をローラーでのせ、

パズルを合わせるように元の形にしてから紙を置いてバレンで摺ります。

摺れたらもう一回、2分割した片方だけに絵の具をのせて角度を変えて摺ります。

 

(3年生) 

 

せっかく描いた絵が重ね摺りすることによって消えてしまう

又、きれいな色だったのに重ねることによって変な色になってしまう

と、不本意な顔をする子もいます。

 

(2年生)    

 

又、なんだかわからないけれど、想像がつかないのができあがるワクワク感に大喜びの子もいます。

テンション高く歌いながら、踊りながら摺っている子も。

 

(1年生) 

 

複雑な色合いの美しさは、なかなか描画では伝えられません。

こうやって、偶然できた作品の中に、普段とは違う魅力を少しでも発見してくれたら嬉しい

 

ステキな作品がたくさんできましたが、一番ステキだったのが摺り終わった版です

いい感じの色合いになっていて全員美しかった

想定外の副産物です。

写真撮ってなくて残念

 

 

 

 

 

 


「フェルト版画」(水・金 幼稚園クラス)

2011-10-29 18:21:27 | どんぐり日記

個人的に私、版画が大好きです。

だから、どんぐり工房ではよく版画をやります。

でも、版画を指導するのはとても難しい

特に幼稚園クラスで出来上がりをイメージさせながら制作させるのは無理です

 

ということで、黒いインクで刷りあがった見本を見せながら

最後はこんなに黒い絵になっちゃうんだよと念を押して始めます。

でないと、せっかく作った綺麗な絵に黒いインクつけると泣いちゃいそうで

 

  

 

 

 

 

 

 

ダイソーのフェルトシートを厚紙の台紙に貼りつけて版を作りました。

フェルトシート、素材としてBESTなんですけれども、もう売っていないんですよね

我が家に残っている在庫も少なくなってきて、今回は4色だけで作りました。

どうせ黒いインクをつけるので色は関係ないのですが、

こどもたちのテンションを上げるのと、わかりやすさのため、多色は重要です

 

 

 

 

昨年も同じことをやったのですが、みんなの使い方がうまくなって

自分でちゃっちゃか切って貼るんです。(このフェルトシートはちょっと切りにくいんんだけど・・・)

で、サービス品として私が切った星やハート・・・

むなしく使われずに残っちゃいました

 

 

 

 

 

 けっこうみんな満足顔

 

 


「かぼちゃのガーランド」(水 小学生クラス)

2011-10-20 07:55:33 | どんぐり日記

同じガーランドですが、小学生クラスはグーンとレベルアップです。

素材はフェルト。

フェルトに型を書くのは難しいので、印刷した型紙をスプレーのりでフェルトに貼りつけ、そのままで切り取ります。

フェルト+画用紙の厚さを切るのは1、2年生にとっては至難のワザ。

でも、数あるの中から自分が使いやすいのをみつけ、なんとかすべてのパーツを自分で切りました。

オバケ同志が手をつないでいるところがチャームポイントです

     

   

あまり、工夫のしどころがなくて子どもたちにとって消化不良になるかと懸念していましたが、

取り越し苦労のようでした