毎年避けては通れない6年生とのお別れ・・・
どんぐり工房は長く続けてくれる子が多くて、今年の4人の卒業生もそれぞれ8年間、7年間、6年間、そして2年間と長い期間通ってくれました。
私は、長い間一人の成長を見ることのできるとてもラッキーな立場にあるんです
でも、それを嬉しく思う半面、やはり別れはつらい
それぞれの子とのエピソードを思い出し、やりとりを思い出し、作品を思い出し、果たしてその子にとって私のやり方でよかったんだろうか・・・と考える。
こどもたちの能力や個性は本当に十人十色。(卒業生だけではなく・・・)
技術的にも集中力も抜群なのに、止め時を知らない子。
短時間で大して工夫をした感じもないのにうまくまとめ上げる子。
アイデアは抜群で毎回みんなをびっくりさせるのに作業が雑で結果的にいつもぐちゃぐちゃな作品しか残らない子。
自信がなく、いつもだれかの真似をするのだけれども、その作業が丁寧でやけに美しい作品に仕上がる子。
こどもたちははっきりした言葉で自分のこだわりやポリシーを表現できませんが、「好み」とか「クセ」でだんだんわかってきます。
私の「こだわり」の押しつけに屈することなく、回数を重ねるごとに「好み」の輪郭がはっきりしていきます。
そして、私の方が屈します。「おそれいりました」
彼らのつたない主張は他人に届くまで時間がかかりますが、それを「おそれいりました」ってキャッチすることは私の大きな喜びでもあります。何故って、私ひとりではとても思いつかないこと経験しているのですから。「そのアイデアいただき
」って感じかな。
今年の卒業生たちに何回私言ったかなぁ・・・
「おそれいりました」って。
たくさんアイデアいただいちゃいました
ありがとう
本当にありがとう
そして、中学での活躍祈ってます