どんぐりころころ

絵と工作の教室「どんぐり工房」
些細なこと
でも忘れたくないこと

卒業生を送る会 6(4人の卒業生)

2010-03-26 16:34:29 | どんぐり日記

毎年避けては通れない6年生とのお別れ・・・

どんぐり工房は長く続けてくれる子が多くて、今年の4人の卒業生もそれぞれ8年間、7年間、6年間、そして2年間と長い期間通ってくれました。

私は、長い間一人の成長を見ることのできるとてもラッキーな立場にあるんです

でも、それを嬉しく思う半面、やはり別れはつらい 

それぞれの子とのエピソードを思い出し、やりとりを思い出し、作品を思い出し、果たしてその子にとって私のやり方でよかったんだろうか・・・と考える。

 

 

こどもたちの能力や個性は本当に十人十色。(卒業生だけではなく・・・)

技術的にも集中力も抜群なのに、止め時を知らない子。

短時間で大して工夫をした感じもないのにうまくまとめ上げる子。

アイデアは抜群で毎回みんなをびっくりさせるのに作業が雑で結果的にいつもぐちゃぐちゃな作品しか残らない子。

自信がなく、いつもだれかの真似をするのだけれども、その作業が丁寧でやけに美しい作品に仕上がる子。

 

こどもたちははっきりした言葉で自分のこだわりやポリシーを表現できませんが、「好み」とか「クセ」でだんだんわかってきます。

私の「こだわり」の押しつけに屈することなく、回数を重ねるごとに「好み」の輪郭がはっきりしていきます。

そして、私の方が屈します。「おそれいりました

彼らのつたない主張は他人に届くまで時間がかかりますが、それを「おそれいりました」ってキャッチすることは私の大きな喜びでもあります。何故って、私ひとりではとても思いつかないこと経験しているのですから。「そのアイデアいただき」って感じかな。

 

今年の卒業生たちに何回私言ったかなぁ・・・

「おそれいりました」って。

たくさんアイデアいただいちゃいました

ありがとう

本当にありがとう

そして、中学での活躍祈ってます


卒業生を送る会 5(読み聞かせ)

2010-03-25 20:07:27 | どんぐり日記

自分のこどもが小さかった頃、よちよち屋の読み聞かせに行きました。

こどもに付き添って。

でも、こどもそっちのけで物語の世界に入り込んでしまったのは私でした。

 

心地よいことばと心地よい声と心地よい空気と・・・それだけあれば、どんな映画にも勝るリアルな場面が頭の中に浮かんできます。

そんな「読み聞かせ」の世界、好きです。

 

どんぐり工房の「卒業生を送る会」で「読み聞かせ」をやるようになってから何年たつのでしょうか・・・

はじめはどんぐり工房の卒業生のお母さんUさんが来てくださっていました。

Uさんが来られなくなって去年はIさんに来ていただきました。

そして、今年はひょんなきっかけからSさんに来ていただくことになりました。

 

お話が素晴らしいからには違いないのですが、聞く姿勢がとてもおりこうさんと褒めていただきました。

きっと、Uさんが育ててくださったものが受け継がれているんですね。

 

私のわがままな企画、実行できるのは色々な方に支えられているからだと感謝しています。

「卒業生を送る会」が終わった日は、それを強く強く感じ、泣きそうになる日です。

 

それにしても、「鶴の恩返し」のようなお話、ウクライナ(・・・でしたっけ?)にもあったとは!

 


卒業生を送る会 4(のりまき君)

2010-03-25 14:45:24 | どんぐり日記

毎年恒例の「卒業生を送る会」、流れとしてはここ何年もずーっと変わりません。

簡単なおやつを作って食べ、

こどもたち&作品を紹介し、

卒業生の紹介と卒業生からのコメント、

最後に読み聞かせ

という流れです。

 

ただ、毎年「簡単なおやつ」の中身は違います。

実はこれを考えるのが簡単ではないんです

幼稚園から6年生まで楽しめて、短時間でできて、水も火も電子レンジもないホールでできるもの

 

普段から、どんぐり工房ではよくおやつ作りをしていますが、子どもたち、好き嫌いがあるんですよねぇ

いつも甘いおやつを作っていて「楽しかったぁ」という声に隠れがちな「甘いの苦手なんだよね」という声・・・おやつの企画をするたびに迷うんです。

今回、思い切って「ごはん」で攻めてみることにしました

最近流行った「飾り巻きずし」に挑戦

難しいといえば難しい

簡単と言えば簡単

お手伝いをしてくださるお母さんたち頼りです

「飾り巻き寿司」の巨匠川澄健氏発案の「かえる巻き寿司」を少しアレンジした「のりまき君」

  これ、見本です

そして、こどもたちの健気な作品

 そしてお母さんたちの作品

 さすが

 母たちも充分楽しんでくださったようで

ご協力ありがとうございました。

 

 

材料は・・・

口はソーセージ、白目はチーカマ、黒眼はニコニコパンチでカットした海苔

ごはんは迷いに迷って・・・寿司飯と塩ご飯と両方用意して好きな方を選びました

 

 


卒業生を送る会 2(ちょうちん)

2010-03-25 12:47:00 | どんぐり日記

ホールを装飾するには、大きくて見栄えのするものが効果的です。

お花飾りとか輪飾りとかは無難なところですが、作業的な制作はこどもたちはいやがります。

又、自分の工夫を発揮できるようなものを好みます。

 

ところで、ここ数年私は寄席や文楽など伝統芸能を観に行くことが多く、演芸場の入り口に並ぶちょうちんが気になっていました。

また、最近桜新町のさざえさん通りを歩いていて、さざえさん一家の顔がひとつひとつのちょうちんに描かれているのを発見し・・・・

これだ

 

さて、この季節にちょうちん

私の大好きなダイソーで、何回も何種類も見たことはあるけれど、はたして人数分揃うかどうか

しかも、今まで大抵のものは日本一の売り場面積を誇る町田のギガ・ダイソーで揃えてきたけれど、今回は運悪く改装中

ダイソーのHP見ながら20件ほど電話かけまくりました

そして3件のお店で揃いました

ほっ

 

  

実際に作った「ちょうちん」は演芸場やさざえさんのイメージとはかなり違います。

何故って、ホールの装飾の主役はあくまでも「等身大の自画像」で、それを引き立てる役割があったからね

飾り付けした日はちょうど東京の桜が開花した翌日

淡い色合いの「ちょうちん」たち、ホールよりも園庭に飾り、桜の木の下にブルーシート敷きお弁当広げて・・・・

なんて気持ちにさせる春らしいものばかりでした

 

書いた漢字は自分の好きな文字。

幼稚園クラスでブームだったんですお習字

名前に関連した文字が多かったですね