テレビじじいの観戦日記

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苦労した苦労したサンフレッチェ、W杯でも見せ場つくってくれ

2015-12-06 10:59:41 | サッカー
この4年間でJリーグ優勝3回。広島は、NFLの言い方に倣えば「王朝」の呼び声がかかりそうな強者になった。

いや、サンフレッチェは、3本の矢の教えが愛称の由来だった。小さな領主から、苦労して苦労して中国地方の覇者になった毛利元就だった。

有力選手を次から次に引きぬかれた。そうだ監督ぐるみだった。浦和にずらり並ぶ元広島の日本代表選手たち。それを克服した広島のこの強さ。すごい。

苦労して苦労してといえば、チャンピオンシップ制の復活もそうだ。年間勝ち点1位。従来ならすんなり優勝のところを、G大阪とのホーム・アンド・アウェー2試合もの障害が増設された。

CS決勝第2戦は先制を許し、もう1点取られて2点差の敗戦だと優勝を逃す危機に陥った。けれど、G大阪に決定機を与えず、後半31分、交代出場の柏好文と浅野拓磨のコンビが狙いどおりの得点を決めた。

毛利元就は日本の覇者にはなれなかった。サッカーのJリーグ王者は、サッカーの世界でいうと当時の中国地方覇者にも及ばないかもしれない。すぐ始まるクラブワールドカップでは、勝ち続ければ世界制覇もありうる。主催国だからといって出場権がつくのは真っ当なことではないと、テレビじじいは感じている。G大阪が準決勝で敗退したアジア・チャンピオンズリーグ覇者こそ出場にふさわしい。

けれど、苦労した苦労した広島には何かしでかしてほしい気分になっている。