テレビじじいの観戦日記

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山中慎介、8人目のチャンピオン 粟生隆寛の防衛は凡戦に見えた

2011-11-06 18:16:59 | いろいろスポーツ
WBC世界バンタム級王座決定戦は、山中慎介がメキシコのクリスチャン・エスキベルを11回TKOで破り新チャンピオンに。挑戦者決定戦のはずが2日前に王座決定戦になったそうで、「最高です」とストレートに喜びを表していた。11回は開始のゴング直後に場内の照明が落ちて5分ほど中断。薄暗い中でエスキベルが座り込んで待つ姿が映し出された。再開後、打たれるとロープ際に逃げて行って頭を抱えるシーンが繰り返され、TKOになった。身も心も疲れていたんだな、きっと。日本のジム所属の世界チャンピオンは最多の8人となった。山中は暗闇一転歓喜に輝いた。

WBC世界スーパーフェザー級王者、粟生隆寛の防衛戦は、テレビじじいには面白みがなかった。

赤白緑。イタリア国旗と同じマウスピースを噛み締める挑戦者デビス・ボスキエロは、ガードを高く固め、イタリアサッカーみたいなカテナチオ。粟生がボディーを再三打って、放送席は効いているというんだけど、ボスキエロは終盤の10回からむしろペースを上げてきた。

接近戦になると粟生はクリンチに逃れるばかりだし、放送席の言うほどリードしている感じがなかったので、スプリットデシジョンでの防衛は、納得できた。