アレックス・スミスは返り討ちにされた

テレビじじいだけが入れ込んでいたのかもしれないけれど、チーフス17－22 49ersを見ようと、録画中継の日まで第5週の結果をなるべく見ずに待った。

待ったかいあって第３Ｑ終了までチーフスが17－16の僅差でリードする緊迫したゲームとなった。

前前季の途中まで49erzの先発ＱＢだったアレックス・スミスはコリン・キャパニックの抬頭で控えに回された。前季はチーフスに移籍、プレーオフ進出を果たす活躍をした。そのスミスが古巣（とはいっても新設スタジアムらしいけど）に乗り込み、49nersと対決する。2005年ドラフトの全体1位指名選手が不本意な去り方をしたチームに勝って見返す。そんな物語を期待した。

チーフスは前週圧勝したペイトリオッツ戦がうそみたい。攻撃が進まない。キャパニックのできも特記するほどではない。ＴＤはパスの１本だけだった。

49ersのキッカー、フィル・ドーソンの50ヤード超えでも簡単に決めたように見えるＦＧ５本全部成功が目立つ試合だった。

チーフスは２勝３敗と負けが先行した。地区ではチャージャーズ、ブロンコスが上にいて、厳しい戦いが待っていそうだ。

青木宣親「シャンパンファイトをあと２回」

にわかロイヤルズのテレビじじい、どうなったっけとテレビを見る。すぐにエンジェルズに３連勝してアメリカンリーグ優勝決定シリーズに進出した。シャンパンファイト。青木宣親は３安打したらしい。

青木にインタビュー。シャンパンファイトは３度目だという。この日と、ワイルドカードでアスレチックスに勝った日と、あとひとつは何だろう。にわか応援団は辛いよ。分からない。プレーオフ決定でやったのかな。そうか最終戦で決まったのか。

「あと２回シャンパンファイトをしたい」だって。リーグ優勝で１回。ワールドシリーズに勝ってもう１回。合わせて２回というわけか。

インタビュー中にもシャンパンを浴びせられていた。頑張れ。

中田翔をよろしくー稲葉引退あいさつ

錦織圭が第２セットを落とし、ミロシュ・ラオニッチに１－１のタイに追いつかれた。そこで放送終了はないよ、テレビ東京の楽天ジャパン・オープン決勝戦。途中まででも地上波中継が実現したことをよしとするのかどうか。テレビじじいは不満だったけど。

【稲葉篤紀引退メモリアル】GAORAプロ野球中継 全力疾走8時間枠大スペシャルという放送は、時間切れの心配なく日本ハム１－０楽天を伝えた。七回だったか、松井裕樹がマウンドにいて０－０のところから見た。大谷翔平が先発投手なのは知っていたので、おっ、両者好投だと思ったら、大谷は２回だけの限定登板だった。162キロと、公式戦最速を記録したらしい。

稲葉の引退セレモニーは趣向が凝らされていた。高校時代、愛知県大会で対戦したというバッティング投手からの花束贈呈。人生いろいろだなあ。四方八方に感謝の優等生あいさつが、突如破調して「中田翔のことをよろしく」。ライトに照らされたバッターボックスに稲葉が立つと、4万1208人と今季最高の観客が稲葉ダンス。選手たちによる胴上げ10回と続いた。

まだプレーオフが残っていて、完全引退とはならない。

青木のロイヤルズにすごい代走がいる

青木宣親のにわか応援団になってロイヤルズのプレーオフを観戦。ワイルドカードのアスレチックス戦、地区シリーズエンジェルズ戦１、２戦すべて延長戦で勝った。走力がおもしろい。

10－9で勝利のアスレチックス戦では７盗塁。ここでテレンス・ゴアというすごい代走選手を見つけた。放送席もあっけにとられるような速さだ。普通の選手に比べた計測値は分からなかった。ともかく半端じゃない加速なのだ。

エンジェルスとの第１戦。十回表代走ですぐ二盗。頭から滑りこんでベースの上を通り過ぎた。速い。得点できなかったが、すごい。

第２戦は九回表。二盗。たしか捕手は諦めて投げなかった。得点できなかったが、すごい。

もう一度打順が巡ってきた時のことを考えると、強打の選手に代走は出しにくい。試合終盤の限られた機会にしか使えない。それにしても、大事な試合で涼しい顔の盗塁３個。ただ者ではない。

ＮＦＬが判定の誤り認めた

マンデーナイトでチーフスがペイトリオッツに圧勝したゲーム、テレビじじいの人権感覚が試される事態が起こっていた。

チーフスのフセイン・アブドゥラーがインタセプトリターンＴＤを決めたとき、ペナルティーを取られた。

アンスポーツマンライクコンダクト。過度の祝いという判定だ。

両膝をつき、ボールを脇に置き、額を地面につけた。イスラム教のお祈りの形だ。これで反則かと思ったけれど、テレビじじいはそれで済ましていた。

ソーシャルメディアなどで批判の声が上がり、翌朝、ＮＦＬ広報担当者が反則にすべきでなかったと表明したのだ。宗教的表現だったのだからと。

すぐにティーボウイングを思い出せばよかったんだ。キリスト教信者の祈りは認めておいて、イスラム教は反則なのかとなるもの。

アブドゥラー本人は、スライディングしたのを反則にされたのだろうと言っているようだ。エンドゾーンに走りこんだ後、サッカー選手がよくやるように両膝でスライディングしている。止まったところで、感謝の祈りを捧げた。１シーズン休んで聖地巡礼に出かけたことがある選手だという。

レッドスキンズの呼称問題で米連邦通信委員会（ＦＣＣ）が検討に乗り出すそうだとか、スターＲＢのレイ・ライスやエイドリアン・ピーターソンの家庭内暴力だとか、次々に起こる問題で後手に回っている印象がＮＦＬにあった。ここはすみやかに収束を図った。

アレクス・スミスがトム・ブレイディを圧倒

マンデーナイトのペイトリオッツ１４－４１チーフスを遅ればせながら。今季は開幕２連敗とつまずいたチーフスが圧勝、ＱＢアレックス・スミスの行く末が気になっているテレビじじいには良い試合となった。

ペイトリオッツは、ＮＨＫ放送席が「こんなの見たことない」というほどＱＢトム・ブレイディが変調だった。

途中示されたドライブの記録がパント、パント、パント、パント、もう１回ぐらいパントがあったかな、に続いて本人のファンブルロスト、インタセプトなんだから目も当てられない。ＴＤパスは決めたもののその後またインタセプトという具合だった。

最後は新人ＱＢジミー・ガロポロが出場し、プロ初ＴＤパスをロブ・グロンコウスキーに決めていた。ブレイディはどうしちゃったんだろう。シーホークスを上回るギネス記録を達成したとかいうクラウドノイズにやられたんだろうか。

次週、スミスは因縁の49ners戦だという。テレビ放送はあるのかな？