いわき湯本温泉に１人旅♪ （その4）

今日も週末行ってきた「いわき湯本温泉」の旅レポです＾＾

街と溶け込んだ温泉街を散策し、チェックイン後も、静けさにこだわる宿の湯処で温泉三昧♪

いわきの和菓子屋の甘味も楽しんで～




さてさて時は夕刻ＰＭ６時

いわきの夜を、宿の夕食で楽しみます！！


　

《食前酒》林檎酒
福島産りんごを使用したもので、りんごの甘い香りの後にアルコールがほんのりと感じるもので、後味にリンゴらしい酸味も味わえるもの＾＾
女性が飲んでもとても口当たり良く飲みやすい味だと思います＾＾

《食の友》ビール
今回は瓶ビールで手酌で１人飲みました♪
せっかくの福島、地酒も豊富だったのですがこの日の起床がＡＭ２時ゆえ、深酔い気にしてのチョイスということで＾＾

　

《先付》３点盛
まずは先付の青梅の甘露煮、生白魚、糸もずくの３点盛
青梅はしっかり甘みの効いたものながら、菓子っぽさはなく酒にも合う自然な旨味♪
白魚は、プリッとした歯ごたえを楽しめます！
糸もずくは、コレ１品として酢の物として提供しても良いくらいのボリューム感、そしてプチプチっとしたしっかりとした歯ごたえでＧｏｏｄ！

《冷し鉢》４点盛
先付と同時に撮影した為に画像が同じとなりますが、中央上にある涼しげな器が冷し鉢になります。
食材は、茄子、冬瓜、カボチャ、海老の４点を、しっかりとした優しい味の出汁で整えた１椀で、それぞれの食材の味わいが活きたもの♪
１つの世界観ながらそれぞれ異なる食感で、食材ごと別々の味わいと風味が楽しめました！

《御造り》６点盛
なかなかのボリューム感の盛り合わせ、ズワイガニ（ポーション）、帆立貝柱、マグロ、甘エビ、カンパチ、カツオのたたきと並びます。
ズワイ、帆立、甘エビは、臭味なく甘みの効いた味わいで♪
カンパチは、この時期のものにしては脂ののりは今一つながら、それがカニや帆立などの味わいを邪魔せずバランス良く、コレは宿側の狙いとみます♪
カツオはコレ、正直なところ生で出しても良かったのでは？と思いつつ、マグロとの食感の違いを出していると思うトコロ＾＾
そんなマグロは・・コレは普通かな（笑）ってトコで、福島のカツオ尽くしでも良いかも♪
紫猪口（むらちょこ）が２器あるのはカツオ用の生姜と、他用のワサビとの使い分けで、宿飯で２つの紫猪口をしっかり出してくれるのは感心するところ♪
食事処の仲居担当の方（恐らく女将だと思われ）が、本当は福島の海の幸を楽しんで頂きたいところですが、未だ全てを揃えることが出来ないことが残念と・・その気持ちは本当にお察しするところですが、いつの日か全てが福島産で並ぶ日を楽しみにしております！

　

《洋皿》福島産サーロインステーキ
こちらは地物となるサーロインで、コレがなかなかのボリューム♪
ちょっとソースの味が濃いかなぁ～と思わせるも、サーロインの旨味がその上をいく為に、全体としては整っていると思われる器となります。
福島の牛肉は味わい深く、それでいて味わいはサッパリとした美味しい牛肉でした！
焼き加減は限りなくミディアムで、宿の食事処のように大量に調理する場でこの焼き加減をキープできていることは素晴らしいと思うかぎり♪
この器だけが洋食となりますが、料理全体のバランスを崩すことなく美味しく食べさせてくれる逸品でした！

《焼物》鱸（スズキ）木の芽味噌焼き
焼き加減が抜群の鱸の切り身に木の芽味噌が添えられた一品で、ふっくら焼き上げられた切り身と木の芽味噌の相性は抜群！
コレ、わざと魚だけ、味噌だけと味見してみましたが、そうするとそれぞれは至って普通・・なのですが、２つが合わさった瞬間に素晴らしいバランス♪
老舗の食べさせ方には脱帽です！

　

《特別料理》焼きタラバ
今回の宿のプランは食事をグレードＵＰしたものをチョイスしていたことで、この焼きタラバを含め３品追加となります！
なかなかのサイズのタラバ、蟹爪を中心にかなりのボリューム感での１品
コレがなかなかの食べ応えながら、キレイに入れられた包丁のおかけでとても簡単に食べられる配慮がなされているもの＾＾
もっとも、もう少し「焼」を感じさせる味わいのパンチが欲しいかなぁとも思うトコロですが、ソコは見た目も大切ですから焼き目はこれぐらいが良いってことかな♪

《特別料理》アワビ踊り焼き
アハハ♪海の近くの温泉旅ではかなりの確率で頂いちゃってるコレ（笑）
なかなかのサイズで食べ応え十分ですよ♪
こちらのアワビの踊り焼き、フタはせず、アルミホイールの器の中で焼き上げるものですが、そうすると少し火力が弱く感じるもので・・・
網上にアルミホイール、その上に貝が載る為に、火と貝の接触面が少なすぎて焼きに時間が掛る様子・・結果的には仲居さんに一言添えて、直火で焼かせてもらいました。
なぜこのようにアルミホイールを使うのか？なのですが、貝殻を直火で炙ると表面が割れて飛ぶことがある為、安全面からの配慮なのだそう。
仲居さんも「本当は直火で焼いた方が美味しい」とのことで、コレは好きな焼き方をチョイスすれば良いかな～なんて♪
貝殻を下向きに一気に焼き上げると、肝の部分にしっかり火が通り、身の部分はレア気味に仕上がりますので、お好きな方は是非直火で（笑）
味付けはバターとレモンが添えられておりましたが、私はバターのみをチョイス！
（宿の本来の方法で焼く場合は、焼き過程でバターを投入し、バター煮のようにすれば火が肝部分までしっかりと通ると思います）

　

《特別料理》牛すき焼き
本来のコースでは、この鍋物がブイヤベースになるようですが、グレードＵＰで牛すき焼きになるようです＾＾
画像で解るかなぁ・・もちろん遠近感があるので絶対的な対象物には成り得ませんが、玉子と鍋の大きさを比べて頂くと・・・なんというボリューム感（笑）
お肉は大きいものが２枚・・とはいえ、この量は先に戴いたサーロインと同量ぐらいあるのでは？と思うほど！
野菜や豆腐など具材も豊富で、肉質も良くＧｏｏｄ！
スープは割り下を使うタイプで、さほど濃厚ではないものの、肉の味わいがコクを増し野菜まで美味しく食べさせてくれます＾＾

《揚物》３点盛
車海老のサフラン揚げ、しし唐、キスの磯辺揚げの３点で、車海老はしっかりと頭部分も揚げられて＾＾
香辛料を使って揚げるには勿体ないなぁ～と思う車海老ですが、大きさもしっかりサイズで負けない旨味がそこにあります♪
食事処での夕食だけに、揚げたてが提供されるのでアツアツを頂けます＾＾
味付は塩のみで、素材の味わいを楽しませてくれるものでした！

　

《食事・止椀・香の物》
白米と香の物に加え、出てきたお椀は、宿の止椀としては珍しいお澄ましで、具材は青のり新丈の１椀。
優しい味わいの出汁の効いたもので、具材もほのかに香る青のりと魚の味わいが楽しめるものでした！

《デザート》フルーツ盛り合わせ
メロン、グレープフルーツ、オレンジと並んだ３点盛で、料理がかなりのボリューム感があるだけに食後がフルーツというのはサッパリとしたお口直しに最適♪
柑橘系は甘酸っぱく、メロンもガチな甘さではないので食べやすく、全体のバランスがとても考えられたものでした！




いやぁ～ホント食べた～というか満腹（爆）

今回は料理をグレードＵＰしていたのは確かですが・・ホントに満腹状態になりました♪

そもそも画像だと少な目に見える？かもですが、器それぞれのボリューム感はかなりもので、肉、魚、野菜が豊富に使われて満足感１２０％！

しかも、およそ通常はＵＰグレードでメニューが差し替えられるのが普通なのですが、この宿の場合１品（鍋料理）こそ差替えですが、その他２品は単純に追加料理となる為、かなりのボリューム感で満足度は１４０％（笑）

それでも～その料理全ての味は満足できるものばかりで、ＵＰグレードもおススメできちゃいますハイ！

福島の旨味感じる食材とお料理、是非皆さんにも味わってもらいたいものです♪



　

食後も、いわき湯本の昏々と涌く温泉で身体の疲れを癒しながら、窓から観える夜景を楽しんだり、湯処の静けさに心を落ち着かせてみたり。

思えばこの福島という地、２０１１年のあの時にすぐにでも駆け付けたいと思った場所でした。

何か自分に出来ないか？

今何をするべきか？

その一方で交通インフラや燃料の不足の関係もあって、むやみに現地に行かないことが現地の為だと言い聞かされて・・

報道機関に報道で使用するヘリコプターから物資を投下できないのか？と各報道機関や有名キャスターにメールや手紙を送り続け・・

それをしたくても法律で出来ないとの回答を得て愕然とし・・

そんな私の２０１１年でした。

そして今、ようやく自身が福島の、いわきの、この地に来ることが出来たと実感。

もっと早くに来れたのではないか？　でも、もっと早く来ることが誰の為になるのか？

結局その答えは見いだせないまま今に至ります。

それでも今この時に、地元の誰の迷惑にもならず、笑顔ある街に伺うことが、自分にとっては最良だったのではないか？と思う自分もいます。

こうやって来ることで、来たことを拙文ながらブログに残すことで、皆さんにも今の福島を知ってもらい、是非この、いわきの街にも遊びに行ってもらえたらなっというのが今の気持ちです

こうやって週末の一泊二日で東北に自分のクルマで温泉旅が出来ることに喜びを感じ、それを迎えてくれる街の人にも感謝の気持ちでいっぱいで！

そんな思いを湯処で、１人思いながらの時間を過ごして




ふぅ～温まったわぁ～ホントに静けさに包まれながらの素晴らしい温泉で、結局寝るまで何度入ったことか（笑）

なにせ部屋から湯処まで１０歩も歩けば～という部屋位置ですからね♪

　

ＰＭ９時頃に、地元の居酒屋さんに行ってみたいなぁ～と思いながらカメラ片手に宿を出て、いわき湯本の街を散策＾＾

そう言って、やっぱりどうやってもお腹に食べ物が入らない程の夕食のボリューム感が残っていて、駅の近くまで歩いたものの地酒を楽しむに至らずで＞＜；

やっぱり夕食時に福島の酒を楽しんでおくべきだったわ～と後悔＾＾；；

コレは宿題、次回来た時は夜の居酒屋巡りも楽しもう♪

　

宿に戻って、お気に入りの宿の庭園で静けさを味わいながらノンビリさせてもらったり♪

そう思えば、やっぱり湯処で静けさを味わう温泉でノンビリさせてもらったり♪


旅の楽しさ、食の美味さ、温泉の良さ、全てを満喫して疲れを忘れるｔｅｒｕながら、忘れちゃいけない出発ＡＭ２時３０分（笑）

そもそも起床はＡＭ２時と、あと２時間もすれば徹夜だわ（爆）

そんなワケでココで素直にお布団の中へ～ＡＭ０時３０分就寝～Ｚｚｚｚ・・・Ｚｚｚｚ・・・




（つづく）




今日もめでたし～めでたし～！！「がんばっぺ！いわき」「応援してるぜ！いわき」