「海線」の竹南と彰化間には多数の日本統治時代の木造駅舎が残っています。一駅ごとに降りたいところですが、一時間に一本程度しか列車が走らないので一駅だけ行くことにし、分岐駅の竹南の隣駅の「談文」を選択。行きの車内もガラガラでした。
談文駅は1922年(大正11年)に開業。道路から一段低い位置にあります。周辺に住宅も余りなく閑散とした無人駅です。驚いたことに自動改札機さえ無く、一緒に降りたお姉さんはそのままスタスタ通過していました。2008年の統計では一日平均乗客数は10人とのこと。
駅の中はきれいに掃除されています。めちゃめちゃノスタルジックな空間です。
無人のため駅務室は閉鎖されています。外に廻って見てみたが建物自体がかなり傷んでいました。一応覆いをかけて保存してあったので修復するつもりはあるようです。
小さな駅舎にふさわしく、線路に面した可愛らしいベンチがありました。
外からは丸窓が見えていましたが、駅舎内では天井板に隠れていて見えなかったのが残念でした。
全然列車が来ないので、撮影する時間はたっぷりありました。↓これは上がり用の待合室。窓無しコンクリートなので冬は凍えます。
◆談文駅(苗栗県造橋郷談文村仁愛路29號)
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