保安駅は台湾鉄道の駅で、私は鉄路で台中に行くために台南空港からタクシーで乗り付けました。(100元くらい)
現在駅前には何もありませんが、かつては製糖工場が隣接し引き込み線があったそうです。残念ながら既にレールは撤去されています。
隣は台南駅となっていますが、かつては間に「南台南駅」がありました。(「台鉄の廃駅「南台南駅」に行ってみた。」参照)
同線に永康駅があり、この両駅の駅名を並べ替えれば「永保安康」(安らかな生活と健康な体を永遠に保つ)という縁起の良い言葉になるので、二つの駅名を組み合わせた「永保安康」切符を発売したことでブームになったそうです。
日本統治下の1899年に建てられた保安駅は、現在台湾でもっとも保存状態の良い日本統治時代の木造建築の駅として知られ、人気があります。駅舎の建材には阿里山のヒノキが使われているそうです。
なかなか見ごたえのある美しい駅なので、台南から一駅だけ乗車してみるのも良いかも知れません。車窓から廃駅の「南台湾駅」も見えます。
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