台北水道水源地喞筒室(1908・明治41年)は、現在「自來水博物館」という名前で公開されている近代建築です。入場料大人120元です。
駅でいうと地下鉄の「公館」になります。
建物は美しい曲線のバロック様式で、コマーシャルや結婚写真のロケ地としても人気です。私が行ったときはドールを持ち込んでこの建築を背景として真剣に撮影している若者が居ました。
設計は、森山松之助(もりやま まつのすけ)(1869年-1949年)
日本統治時代の台湾で活躍した建築家で、大阪市出身です。
台湾総督府営繕課在任中に、台湾の多くの官庁建築を手がけたことで知られます。彼は周囲に何も建物が無かった100年前に、モーターによる騒音公害を想定し、半地下に機材を置いたそうです。
水遊びが出来る噴水やプールもあり、夏場は子供たちでにぎわうようですが、冬場は空いています。
↓これは、巨大水道管を曲げて作った謎のオブジェです。
入場料がかかる分人も少ないし、何よりこの半地下の曲線を見るだけでも価値があるので、近代建築好きは是非行ってみてください。
◆自來水博物館
09:00 - 17:00
月曜休
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