台湾偏愛日記~台湾の団地に行きたい~

台湾の団地マニア・tamazoの台湾見聞記。眷村と日式建築と市場と台湾の店の整然としたごっちゃり感が大好きです。

屏東の青島街(勝利星村)は日式宿舎が110戸残る!

2020-11-11 07:13:54 | 日本統治時代の建物

台湾鉄道屏東駅から徒歩15分も歩けば、広大な範囲に残る日式建築群が見えてきます。

台湾初の空港「屏東飛行場」が設置され日本空軍がここを拠点としたため、現在も71棟110戸もの日本式の平屋が軍の官舎として残っています。それを戦後そのまま中華民国陸軍の宿舎として利用した「勝利新村」と1951年に建てられた「崇仁新村」を前身として「勝利星村創意生活園区」が整備中です。

2007年に屏東県の歴史的建造物に登録され、修復された日本家屋には飲食店などが入居していましたが、屏東県政府は全エリアを眷村文化の伝承やアート空間などのテーマに分けて運営する方針を発表。2018年には新たに修復を終えた20棟について入居者の募集が始められたとのこと。奥の方にある郵便局の隣接地あたりかと思います。

2018年に訪問した時は自由に見学できた修復前の家屋群。

日本家屋が大陸からの移住者によって中国風になっていたり。

 

賞状や写真が置き去りだったり。

壁に直書きされていたり。(これ好き!)

日本統治時代の防空壕。いくつか残っていました。

2019年1月に訪問時には、本格的に修復作業に入っており立ち入り禁止になっていて、何も見えなくなっていたのが残念。

覆屋をかけて丁寧に修復していて、それが夜は素晴らしく映えます。

なお、ここに居住していた住民は隣接地に建設された「空翔新城」などの集合住宅に移ったとのこと。

先行して整備された青島街にはいい感じのカフェなどが集まっていますが、どこも営業は午後から。

書店「小陽。日栽書屋」は、営業が14時00分~20時00分で月火水休みとハードル高めで2018年には行けず。2019年に行きました。友人のお宅に入れてもらったような感じで、内部も風呂がそのままだったりとあまりいじっていないです。

同じ町内にあったカフェ「駅前大和珈琲館」は、屏東駅前に移転し、同じ「驛前大和咖啡館」として営業中。現在の建物は日本統治時代にホテルとして営業していたという近代建築で、こちらは当初からここを再生することを目的としてカフェを経営していたとのこと。最終的にはホテルとして運営する予定ですが、コロナもあってまだのようです。
次に行く時にはホテル営業が開始していて、110件の修復も完了していると思うので、泊まりに行くつもりです。(写真は2018年に撮った修復前の建物です。)

 

◆青島街(勝利星村
  屏東市青島街

駅前大和珈琲館
 9時00分~21時00分
 屏東市民族路163號



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