苗栗の街はこれといった見どころはないものの、街全体がレトロで、ちょっと歩くだけで大量の鉄窓花が捕獲できる街です。これ↓はホテルのすぐ横です。
街の中心は台鉄苗栗駅から約2キロ。徒歩だと30分くらい。駅前からバスも出ています。
私は駅前の新興旅社に泊まっていたので、街を見ながら市場まで二日連続で行きました。そのとき見つけたのがこの集合住宅。
二階建ての連棟で、ちょっと日本のテラスハウス型住宅に似ています。
この塀の花ブロックは日本では見ない真四角ですね。鉄窓花(面格子)のような繊細な意匠です。
このお宅は花ブロックなしですが、その分屋根と塀の間は鉄窓花で通気性を良くしています。
また違う模様の花ブロックが出てきました。上半分の鉄窓花もきっちりしていて全体的に幾何学的。
白く塗ったブロック塀が爽やか。真ん中のほうだけ花ブロックの意匠が違います。上部は鉄窓花無しで開放的です。
一階は上記のように居住中なのですが、二階部分は廃墟化していました。おそらく雨漏りかな?と推測。居住者が居なくなって相当経つのか、雑草がはびこっています。
階段室の花ブロックもかっこいいです。
ここの二階はきれいなので居住者が居るかも。
この通りの周辺も、こんなにおそろいの建築では無いものの、同時代に建てられたらしくどこも花ブロックと面格子が素敵でした。
こんな感じで、苗栗市場までの徒歩30分の距離を2時間かけて行きました。
苗栗中心部のビルに建て替えられた廟や客家文化の感じられる市場なども面白かったのでまた紹介します。
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