Webで見つけたキーワードを辿って、Kindleで読んでみた。相当怪しげな感じも漂うタイトルだし、著者も聞いたことが無いが、書いて有ることはすでに知っている知識を強化することも多く、また新たな情報もあり、健康志向にこだわりがある方には有益だと感じた。著者はロシア科学アカデミー・スミルノフ物理学派数理物理学・最高責任者という肩書。主張の科学的背景には地球上に生命が誕生した原因を取り上げ、地球の地磁気がタンパク質に与えた影響から生命は誕生したとの仮説から、生命が根源的に持つ物理的性質から考えて、世の中の状況を分析するというもの。主張の主なものを列挙してみる。
1. 携帯、スマホは電磁波を発生、特に男性精子生成に悪影響のため、携帯・スマホをズボンポケットに入れると精子激減、老化促進、白髪激増。携帯普及時期とガン激増時期をマッピングしてみると明白である。
2. 抗癌剤治療、放射線治療は百害あって一利なし。体温を高く保つことこそが健康維持に重要。にんにくが含むアリシン、スコルニジン、生姜のジンゲロールが有効。
3. ごま油、キャノーラ油などのリノール酸、荏胡麻油などのαリノレン酸よりもオレイン酸を含むオリーブ油を取ることを推奨。
4. トランス脂肪酸は発がん性を持つため、油の加熱はトランス脂肪酸を発生させる。パンにはトランス脂肪酸を含むマーガリン、ショートニング、ファストスブレッドを含むため食べてはいけない。
5. 生野菜をミキサーで砕いて摂取、ビタミンc、葉酸摂取のため海藻を摂取すること、玉ねぎ摂取はがん対策としても放射能体外排出にも有効。ブロッコリーのブロリコはフコイダンやアガリスクよりも数百倍有効。
6. 腸の消化能力、造血能力向上のため、毎日少しでも運動、ウオーキングをすることが有効。
7. 脳神経の健康維持のためカルシウム摂取、プレーンヨーグルトを食べる。豆乳ヨーグルトや低脂肪ヨーグルトはカルシウム摂取ができないため有効ではない。
8. 砂糖、はちみつ、アルコール、脂肪の過剰摂取を止める。
9. ニコチンは青酸カリの5倍猛毒、排気ガスとキャノーラ油、リノール酸は遺伝子組み換え食品であり、現代人の花粉症などアレルギーの原因物質。
こうしたことが気になる方は、Googleで本筆者名を検索してみることをお勧めする。