ビオラ界のアイドル・田中詩織さんのライブ

Viola奏者・田中詩織さん。

クラシック／ジャズなどの垣根を超えて活躍している実力者でありながら、
愛らしいルックスと華やかな衣裳でファンを魅了する、ビオラ界のアイドルです。

僕とは、2011年の僕のアルバム「テツノポップ」に収録した弦楽四重奏の録音に彼女が参加してくれたのが出会いです。
以降もライブに行ったり、先日の日フィル編曲の時もアドバイスもらったり、お付き合いいただいています。

そんな詩織ちゃんのライブが4/27、目黒Blues Alley Japanで開催。
行ってきましたよー。



今回はひとつのテーマとして、「和の世界との融合」を設定。
お琴、笙との共演で、日本の古謡をフュージョンアレンジ。
詩織姫のアレンジャーとしての手腕も発揮した、とても刺激的で興味深いライブになりました。

第２部は、第１部でお琴を弾いていたプレーヤーがなんとそのままバイオリンを担当!!
クラシックやポップスのスタンダードな曲を、
ビックリするような「ヘンタイな(本人談) 」アレンジで。
とってもテンション高くて、プレーヤーも大変でしたが、みんなスゴ腕、素晴らしい演奏でした。

その中でも、天才女子高生ドラマー川口千里ちゃん。
高３になったばかりなのに、スゴいドラムです。
しかも、学校があるので事前リハに来られず、当日リハ一発での本番。
こんな複雑でヘンタイな音楽なのに、すごすぎます。
しゃべると、普通の高校生で可愛いので、ちょっと安心。

そして、キーボードのKEIKOさん。
「Vanilla Mood」という、女性だけのクラシック/フュージョンのグループのキーボード。
かつて毎朝「ラジかる!!」にレギュラー出演していて、僕も気になっていました。
当時から、メンバーの中でも、エンターテインメントとして「見せる・魅せる」ことにひときわ長けていた彼女。
このライブでも、いつも笑みをたたえ、ホントに華がありました。
演奏の力量も、正直こんなにスゴい人だと思っていなかったので、唸ってしまいました。
終演後、楽屋でお話させてもらいましたが、チャーミングな人でしたよ。

そして、なんといっても、詩織ちゃん。
最近、髪をバッサリ切ったそうですが、シャープなイメージの美人になりました。
MCの時は笑顔がこぼれて可愛らしく、
また、しゃべりも上手で、他のメンバーに話を振るMCさばきも見事でした。
ビオラという楽器は、バイオリンとチェロの中間の、ややもすれば地味なポジションになりがちですが、
バイオリンとほぼ同等の輝きを持ちながら、意外なほどの低域が出せます。
素晴らしく守備範囲の広い、魅力ある楽器だということを再認識させてくれました。
詩織ちゃん、やったね!! お疲れさまでした。

終演後、一緒にパチリ。残念、ブレてます。



田中詩織オフィシャルサイトはここ。
http://www.shioritanaka.com/