☆♪☆ 鉄のみゅーじしゃん ☆♪☆

作編曲家・ギタリスト塩塚博のブログ。
近年は駅メロディの作曲で知られています。

マッサン終了記念・ニッカウイスキー星人日記パートⅠ

2015年05月06日 16時40分08秒 | グルメ情報
僕はウイスキーというお酒が大好き。
甘味・旨み・コク・スモーキーな風味・アルコールのピリッとした刺激、
いろんな要素が複雑に組み合わさった、お酒の中でも最も次元の高い、王者だと思っています。

特に、日本が誇る「ニッカ」は、その重厚な味わい、深いコク、バランスの良い甘味と雑味が、
僕を魅了し続けています。
毎日呑みますが、どんなに外で呑んだ日も、帰宅後の寝酒として呑むのは、NIKKA。



ドラマ「マッサン」の影響で呑み始めたわけではありません。
ブログにも、過去2014・6/5、5/29、5/11にニッカのことを熱く、書いています。
マッサン放送中は、あえてこのネタは自粛し、落ち着いた今、久々に書きます。

あっ、改めて申し上げますが、ここに書く内容はあくまで僕個人の嗜好に基づくものであります。
他社製品ももちろんそれぞれの個性があっておいしい、ということは充分、念押しさせていただきます。

東京・青山のニッカ東京本社のB1に 「NIKKA BLENDER'S BAR」というニッカ直営バーがあります。
ニッカウイスキー星人にとっての、東京の聖地、ですが、先日そこへ行ってきました。
普通の酒屋さんではお目にかかれない、コアなウイスキーが体験できる、パラダイス。
そのレポートはパートⅡに書くことにします。

パートⅠでは、余計なお世話ですが、ニッカのウイスキーはなぜ・そしてどう美味いのか、
ということを書きます。興味のない方はどうぞスルーして下さい。

まず、ニッカには基本的なモルトウイスキーが大きく分けて3種、すなわち
「余市モルト」「宮城峡モルト」そして「カフェモルト」があります。

北海道余市蒸留所で作られる「余市」は、古い歴史を持つニッカの基本モルト。
重厚な風味、まろやかな甘み、程よいピート臭(スモーキーな風味)。
そして僕が個人的に最も余市モルトの素晴らしい個性と思うのは、コク。
コーヒーやチョコの味わいに似た、このコクこそが他社製品との一番の違いです。

そして宮城峡蒸留所は、1969年にスタート。
ここのモルトの一番の特徴は「フルーティーな甘味と風味」です。

ニッカのウイスキーにはかなりの種類の商品がありますが、僕が熱く支持するのは、
ニッカ本流のブレンデッドウイスキー。
「余市モルト」を基本にしてブレンドされた、ニッカ王道の、力強くてコクのあるウイスキーです。

ちなみにブレンデッドとは、モルトウイスキーと、グレーンウイスキーをブレンドしたもので、
モルトだけだとアルコールの刺激が強すぎるのを、緩和し角を取り、
やさしく飲みやすい味に仕立てたウイスキー。
ジョニーウォーカーもバランタインも、基本はブレンデッドです。

ニッカの王道ブレンデッドウイスキーのラインアップを価格の順に挙げると、
ハイニッカ
ブラックニッカ・スペシャル(ヒゲのおじさんのウイスキー。現行4種あり、1965年から続くブラックニッカは、これ。)
G&G
フロム・ザ・バレル(製法が他と異なるが系統は同じ。)
ザ・ブレンド・オブ・ニッカ
ザ・ニッカ12年
鶴、鶴17年
ということになります。
(「スーパーニッカ」もかつてはこの仲間でしたが、2009年にブレンドが変わり、この系統から外れました。)

僕が日頃愛飲するのは主に「G&G」と「フロムザバレル」です。



「G&G」は、720mlで1800円前後。上級品と比べるとまろやかな熟成感が少ないものの、
力強く、コクがあり、味が濃く、コストパフォーマンスに最も優れた、ニッカを代表するブレンデッド。
「ザ・ブレンド」「12年」は基本的にこのG&Gの上級で、それぞれ3000円、5000円前後。
旨いです。熟成してます。でもG&Gも負けない個性があります。

「フロム・ザ・バレル」は、500mlで1900円前後(720ml換算で2800円くらい)。
これは、一旦モルトとグレーンをブレンドしたものをさらに樽で何年か熟成したもの。
味の基本は、由緒正しいニッカですが、熟成させた分、まろやかさ・えもいえぬ甘さが加わりました。
アルコール度数も51度。通常43度とか40度ですから、かなりキてます。
世の中に「美酒」という言葉があり、「勝利の美酒に酔う」とか言いますが、「フロムザバレル」はまさにこれ。

ところで、ニッカを代表する「竹鶴」は、この系統には入りません。
竹鶴は、余市モルトと宮城峡モルトをブレンドしたもの。
グレーンウイスキー不使用なので、ブレンデッドではなく、シングルモルトウイスキーになります。



17年以上の竹鶴を飲むと、余市の力強さ・コクに、宮城峡の、ちょっとブランデーを思わせるフルーティーな味と香りが加わって、えも言われぬ幸せの味になります。

では、この続きは「マッサン終了記念・ニッカウイスキー星人日記パートⅡ・BLENDER'S BARに行ってきた!!」でお読み下さい。近日公開です(^-^)
コメント (3)
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