「教育委員会主催」に驚き・怒り
福岡・党宗像市議団が要請
![]() (写真)要請書を渡して抗議する新留市議ら(左側3人)=14日、福岡県宗像市 |
福岡県宗像市の教育委員会が主催する「むなかた子ども大学」で、小学5年から中学3年の児童・生徒を対象にした航空自衛隊築城基地(同県築上町など)の航空機や管制塔の見学などを計画しています。日本共産党市議団は14日、伊豆美沙子市長と猿楽隆司教育長に宛て、計画の中止を求める要請書を手渡し、抗議しました。
計画は、職業体験などを実施する特設講座(応募制)の一環に設けられた航空自衛隊コース。案内は、小中学校それぞれの学校長の判断の上で、全ての児童・生徒らにビラを配布。市民からは「教育委員会が主催しての自衛隊体験なんて聞いたことがない」など驚きと怒りや、「保護者参加不可」の要項に疑問の声があがっています。
申し入れでは、計画は憲法9条に逆行する行為で、子どもの権利条約と教育基本法にも反すると指摘。米軍と一体となった軍拡が進められる中での実施に強く抗議し、中止を求めています。新留久味子市議は、自衛隊体験は「今後一切やめるべきだ」と訴えました。
市側は「保護者参加不可」の理由については、貸し切りバスの定員によるものと答えました。
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