「標的の村」、民主主義、秘密保護法・NSC

10月27日にご紹介していた映画「標的の村」を見てきました。

なんだか混乱というか、
まだ、どう理解したら良いのか整理ができていません。
国会議員も市長も弁護士も、そしてたくさんの県民も、
沖縄へのオスプレイ配備反対の座り込みに参加して、
機動隊に排除される、報道陣も追い出される・・・

オスプレイ配備は1992年から計画されていながら、
日本国内では秘密にされてきた・・・
秘密保護法って、こんなことを正当化するためのもの???

たくさんの？とざわざわする気持ちが湧き上がって、
それが整理できていないままです。

かつて、ベトナム戦争の実戦訓練として、
沖縄に「ベトナム村」がつくられ、
その「ベトナム人役」としてかり出されていた
高江の人たち。

高江を囲むように存在する米軍演習の森、
そして、さらに作られていくヘリパッド、
演習の森から、畑に突然現れる米兵、
低空飛行するヘリから、銃口を向けられる高江の人たち。

オスプレイ配備に対して、
議会での「反対」決議をしても、
県知事、全首長が上京して訴えても、
何も変わらない。
強硬手段しかない、と座り込む。
そして、機動隊に排除される、国から訴えられる。

これが、民主主義を謳う日本の現実か・・・
あまりのひどさに言葉が見つからない。
ただただ混乱するばかり。

秘密保護法案、国家安全保障会議設置法案が、
私たちの生活に入り込む穴を徐々に広げつつある、
という状況にある現在、
「どこまで虐げられ続けるんですか」
「なぜ止められないんですか」
「なぜ強行するんですか」
「そんなに日米安保って大切なんですか」
「国民の命よりも、大切な安保っておかしくないですか」
「どうしてこんなことが許されるんですか」
「なんでいつも〝沖縄〟なんですか」
「この国って何なんですか」
沖縄からのこんな問い掛けに、
安倍総理は、どう答えてくれるのでしょうか。


上映はシネマ尾道で11/8まで。
13:20～と19:10～の２回上映です。
　→　http://blog.livedoor.jp/seijun_kawamoto/

「標的の村」
http://www.hyoteki.com/



広島弁護士会主催の
「知られざる特定秘密保護法案の秘密
　　　　　この国の平和・民主主義が危ない」
と題する市民集会のフライヤーを下記に貼り付けさせていただきます。
（画像クリックで拡大）