松ちゃんの『やりっ放し やられっ放し』

あなたが気になりだしてから 世界が息づいてる(松任谷由実『緑の町に舞い降りて』より)

『アドマイヤムーン』について

2007-04-02 16:41:59 | horse racing
ども。

先日、アドマイヤムーンという馬がアラビアはドバイという遠い地で勝利を挙げた。
世界最高の競馬デー(ドバイワールドカップ)のマイル戦『ドバイ・デューティー・フリー(GⅠ)』である。

先週は、日本競馬はGⅠ競走がなかった。
今度の『桜花賞』の事を考えると
昨日の『産経大阪杯(GⅡ)』とは手持ち無沙汰だが

しかし、我々にはドバイがあった!
そこに出走している我らが日本代表がいた!
春の風がやさしい!
太陽が眩しい!

日本で走らないとはいえダイワメジャー、フサイチリシャール、アドマイヤムーンの遠征で
僕は私はロマンチック浮かれモードでした。
(http://www.jra.go.jp/news/200704/040102.html)

そのアドマイヤムーン。
日本では不遇であったこの馬も、海外ではあるが遂にG1馬の称号を獲た。
あれほど「名前からして気に入らない」と言っていた私ではあるが
あのレースを観ていて、勝った瞬間は、何かとても嬉しかったのである。
呆れるほど虫がいい話であるが…。

この馬は、昨年のクラシック戦線では、弥生賞を勝ち皐月賞の最有力候補となった。
父エンドスウィープ。
鞍上は武豊。
組み合わせ、血統からして、当時皐月賞前の評判は王道中の王道である。
マスターオブマスターである。
ベストオブベストである…。

が、負けて…
ダービーも負けて…。
最有力候補忌避という天邪鬼な気質と
勝手な馬名判断でこの馬を嫌っていた私の心情は
「それ見たことか!」

あのまま菊花賞へ進んでいたら
慕情はそのまま薄いままだったに違いない。
しかし、この馬は天皇賞に進んだ。そして、古馬相手に健闘。香港でも健闘。
そこらへんから、何か好きになってきたのである。

私は、天皇賞で頑張るクラシック旧有力候補が好きである。
辛酸を舐めてばかりの旧人気馬が、頑張っている姿は愛さずにいられない。
そんな馬が大きいレースに勝った時など本当に感慨深く、私は[嗚呼]とだけ口に出して天を仰ぐばかり。

ジンギスカンより好きである。チョコレートパフェより好きである。
それ程好きでもなかった馬を、なぜこんなにも…

一種のストックホルム症候群かもしれない。


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