インターホンが鳴った。
約束通り五郎が来たようだ。
約束と言っても彼が勝手に「六時くらいに伺います」と言って来ただけである。
「お疲れ様です」
礼儀正しい彼の第一声はいつもこうなのだ。
「あれ、みんな来てたん?」
「あっ、五郎さん…」
家主で一番先輩の祐一の他に、後輩の忠司、光男、佐枝子の4人は
夕食を一緒に摂った後、祐一の部屋に集まっていた。
最近特に金曜土曜の夜はこのように頻繁に集まっては話をしたり、ゲームをしたりしているのだ。
五郎は祐一にお金を借りに来たようだ。
先輩の祐一は、貸すことは勿論既に承知している。
承知しないのなら拒んでいるだろうし。
五郎と祐一の仲は、野球サークルを通じて頗る良好で
当時学生時分などはいつも遊んでいたのだが
お金の貸し借りという事になると
いままでそのような事がなかったからなのだろうか
または他の理由からくるのだろうか明瞭(ハッキリ)と分からないのだが
どこか恥ずかしい。
どんなに深い関係の内でも、お金の貸借ということになると
借りる方は、又貸すほうも、改まってしまうものなのだろうか。
それまでの時間や内容をすべて無にしてしまうある種・新鮮な空気が
少なくともこの時この2人の間には、流れた?
少なくとも借り方の五郎は、そのような心地であった。
目的を果たすと、他の3人にはちょっと声を掛けるだけで
忙(せわ)しく早々に帰ってしまった。
しかし、実際は忙しくはないだろう。と祐一と先客3人は思っている。
疑っているというより、確信に近い。
それと呆れもしている。
五郎が忙しそうに見られたいがために、そのまま忙しそうに装っているだけなのだ。
五郎の中で、「忙しい」は格好良いのだ。
しかし、それだけなのである。
ところが他の4人には見透かされているというのだから
五郎も悲しいというか、馬鹿で哀れなのである。
忠司「あの人先輩にお金借りて、それってお金にだらしないっってことなのかな?」
祐一「まぁ、まぁ…」
光男「だらしぃ…ないという訳ではないんじゃない?」
佐枝子「だらしないわよ」
忠司「五郎さんに限らずお金を借りるっていうのは…」
佐枝子「だらしないわよ」
祐一「まぁ俺も、彼がちゃんと返してくれると思うから貸したんだけどね」
光男「確かに返済はちゃんとしてくれますよね、遅い時ありますけど」
佐枝子「それをだらしないって言うのよ」
忠司「きついな佐枝子は」
佐枝子「そもそもお金を借りるって事がだらしないのよ」
光男「ちゃんと返してくれさえすれば良いと思うけどなぁ、俺は」
佐枝子「自己管理の問題ね」
他3人「確かに」
佐枝子「あの人計画性がないでしょ…いや計画性でもないね、ほんと自己管理の問題」
忠司「そぉぉぉぉ…かなぁ…」
光男「俺もそれは知らんなぁ(同意見だけど口には出せへん)」
佐枝子「残ってる金額内で生活しろよって話よ」
他3人「…」
佐枝子「なのに無いお金に頼って好きなものを好きなだけ買ってんのよ、で困ったら無心してきて…」
自分以外の全人類に対する甘えよね。終わってるわ。あと、あの人忙しそうに帰って行っちゃったけど、あの人全然忙しくないんだから。呼んで貰いたいのよ。そのために生きてると言ってもいいくらいよ。ほんと人間ちっちゃい。最近全然顔出さないでしょ?なかなか顔を出さない希少性っていうの?そのくだらない【憧れの希少性】をおかずに、白米9杯10杯は当たり前なんでしょうね、彼の場合は。
バーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカ
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バーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカ
バーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカ
バーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカ ほんとバカ」
お詫び:筆者が思い描いた筋と全く違って来、LAST5行目から面倒くさくなりました。以上。めんご☆
約束通り五郎が来たようだ。
約束と言っても彼が勝手に「六時くらいに伺います」と言って来ただけである。
「お疲れ様です」
礼儀正しい彼の第一声はいつもこうなのだ。
「あれ、みんな来てたん?」
「あっ、五郎さん…」
家主で一番先輩の祐一の他に、後輩の忠司、光男、佐枝子の4人は
夕食を一緒に摂った後、祐一の部屋に集まっていた。
最近特に金曜土曜の夜はこのように頻繁に集まっては話をしたり、ゲームをしたりしているのだ。
五郎は祐一にお金を借りに来たようだ。
先輩の祐一は、貸すことは勿論既に承知している。
承知しないのなら拒んでいるだろうし。
五郎と祐一の仲は、野球サークルを通じて頗る良好で
当時学生時分などはいつも遊んでいたのだが
お金の貸し借りという事になると
いままでそのような事がなかったからなのだろうか
または他の理由からくるのだろうか明瞭(ハッキリ)と分からないのだが
どこか恥ずかしい。
どんなに深い関係の内でも、お金の貸借ということになると
借りる方は、又貸すほうも、改まってしまうものなのだろうか。
それまでの時間や内容をすべて無にしてしまうある種・新鮮な空気が
少なくともこの時この2人の間には、流れた?
少なくとも借り方の五郎は、そのような心地であった。
目的を果たすと、他の3人にはちょっと声を掛けるだけで
忙(せわ)しく早々に帰ってしまった。
しかし、実際は忙しくはないだろう。と祐一と先客3人は思っている。
疑っているというより、確信に近い。
それと呆れもしている。
五郎が忙しそうに見られたいがために、そのまま忙しそうに装っているだけなのだ。
五郎の中で、「忙しい」は格好良いのだ。
しかし、それだけなのである。
ところが他の4人には見透かされているというのだから
五郎も悲しいというか、馬鹿で哀れなのである。
忠司「あの人先輩にお金借りて、それってお金にだらしないっってことなのかな?」
祐一「まぁ、まぁ…」
光男「だらしぃ…ないという訳ではないんじゃない?」
佐枝子「だらしないわよ」
忠司「五郎さんに限らずお金を借りるっていうのは…」
佐枝子「だらしないわよ」
祐一「まぁ俺も、彼がちゃんと返してくれると思うから貸したんだけどね」
光男「確かに返済はちゃんとしてくれますよね、遅い時ありますけど」
佐枝子「それをだらしないって言うのよ」
忠司「きついな佐枝子は」
佐枝子「そもそもお金を借りるって事がだらしないのよ」
光男「ちゃんと返してくれさえすれば良いと思うけどなぁ、俺は」
佐枝子「自己管理の問題ね」
他3人「確かに」
佐枝子「あの人計画性がないでしょ…いや計画性でもないね、ほんと自己管理の問題」
忠司「そぉぉぉぉ…かなぁ…」
光男「俺もそれは知らんなぁ(同意見だけど口には出せへん)」
佐枝子「残ってる金額内で生活しろよって話よ」
他3人「…」
佐枝子「なのに無いお金に頼って好きなものを好きなだけ買ってんのよ、で困ったら無心してきて…」
自分以外の全人類に対する甘えよね。終わってるわ。あと、あの人忙しそうに帰って行っちゃったけど、あの人全然忙しくないんだから。呼んで貰いたいのよ。そのために生きてると言ってもいいくらいよ。ほんと人間ちっちゃい。最近全然顔出さないでしょ?なかなか顔を出さない希少性っていうの?そのくだらない【憧れの希少性】をおかずに、白米9杯10杯は当たり前なんでしょうね、彼の場合は。
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お詫び:筆者が思い描いた筋と全く違って来、LAST5行目から面倒くさくなりました。以上。めんご☆
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