Fantasy Football(ファンタジーフットボール)戦記

NFLのFantasy Football(ファンタジーフットボール)のほかMLBやNBAについて語ります

Week04からいろいろあったK(キッカー)関連事件をおさらい、LA2チームのKに明暗

2017年10月08日 00時10分00秒 | NFL2017
先日、K(キッカー)について書いたWeek04から、Kにまつわる事件がいくつかありましたのでちょっとまとめます。普段、あまり気にとめることが少ない、ひいきでないチームのKについても理解するいい機会になりました。
 
その前に、KのJersey Numberについて。ルールでは1~9までと決まっていますが、2017年シーズン(Week03まで)一番多くの選手が付けているのは何番でしょう
 
答えは#4ですね。Week03まででは33人中8人が付けています。
 
逆に少ないのは#1と#6と#8の一人だけ。そのうち#6を着けていたCaleb Sturgisが怪我でInjured Reserve入りしたので、現時点では一人もいなくなりました。なお、#8はDENがSuper Bowlを獲ったときからのKを務めているBrandon McManusですね。#1のCody Parkeyはまではさすがに知りませんでしたが。なお、Fantasyとは関係のないPunterについては今のところ調べるつもりはございません。
 
ExcelでJersey Numberの分布を数えたら簡単にできたので、円グラフを作ってみました(グラフ内の数字は左からJersey Number、付けている選手の数、その割合)。ただし33人は半端なので、Sturgisは外して、Week03で先発した32人にしました(つまり#6は0人)。

あなたのひいきチームのKのJersey Numberは何番かわかりますかね。絶対目にしているはずなのですが、もしわからない場合は前回の記事の表にある「JN」の列で確認した上で、反省してください。
 
さてWeek04にLARのGreg ZuerleinがFantasyで23ポイント(23得点)を稼ぎました。2本のPAT(Point After Touchdown)と7本のFG(Field Goal)をすべて決めています。しかも40-49ヤードを4本中4本決めて、LARのDAL戦での勝利に貢献しています。
 
Zuerleinはこの成績により、Week04時点のKのポイントリーダー(56ポイント)になりました。PATとFGがそれぞれ14本ずつですべて成功という、LARに置いておくにはもったいない成績を残しています。チームの好調をけん引している一人といってよいでしょう。
 
もう一人現実世界で凄かったのはStephen Hauschkaで、50ヤード越えのFGを2本とも決めています(Fantasyでポイントは15)。今シーズン50ヤード越えを4回中4回とも成功させており、成功回数ではDETのMatt Praterに並んでいます(こちらは5回中4回成功)。2016年シーズンの不振でSEAと再契約してもらえなかったHauschkaとしても、好調BUFを引っ張ることで、SEAを見返したいところでしょうか。
 
そして前にも言いましたが、Mason Crosbyは、チーム(GB)がZuerleinのいるLARと同じ35得点を挙げている(チームの勝ち星はどちらも3勝1敗)のに、PAT5本しか蹴られなかったためFantasyでは5ポイントのみでした。
 
これほどの差になるのはチームTDの多さであり、エースQBの力の差(つまりTDまで持っていける)なのかと思いましたが、Aaron Rodgersが10TDなのに対して、Jared Goffは7TDなのでそれほどの差でもないですねえ。
 
前回の記事でタイトルに使ったKairo SantosがIRに入ったKCでは、Harrison Butkerがデビューを飾りました。4本中3本のFGと2本のPATを決めるという上々のデビュー戦を飾りました。特に最後のFGは20-20の同点からの43ヤードの決勝FG(そのあとWASの最後の攻撃をINTしたため、さらに6点差が加わりましたが)というしびれる場面でしっかりと決めてきました。
 
なお、ButkerはCARが2017年の全体233位、7巡目にドラフトで指名後、Graham GanoとのレギュラーK争いに敗れ、KCに加入していました。
 
とてつもないFG合戦になったのがSF@ARIでした。Robbie GouldPhil Dawsonが4本ずつFGを決めて、12対12でOTに突入したこの試合は、SFが先行して先にGouldがFGを決めた後、ARIが折り返しの攻撃で最後の最後に(残り32秒で)TDを決めて試合を終わらせるという展開でした。筆者はずっとスマートフォンで速報を見ていましたが(Carlos Hydeを抱えているので)、どちらも決め手に欠ける展開で正直イライラました。
 
SFは同地区のチームをOTに連れ込むのが好きなようですねえ。Week02のSEAとは結局ノーTDでOTでしたし、Week03のLAR戦もあわやOTでした(2ポイントコンバージョンを阻止される)。
 
前回、1試合に1回FGを外すと書いたDawsonはWeek04ではノーミス。TDを奪えないチームを何とかOTに持ち込み、決勝のTDを引き出しました。
 
そしてWeek04終了後に、LACは新人KであるYounghoe Kooを解雇し、代わりにベテランのNick Novakを雇いました。Week04ではFGを1本決めて、FG成功率をやっと5割(6回中3回成功)としたKooでしたが、Week01では同点となるFGをブロックされ、Week02で決勝FGとなるキックを外した罪は重かったようです。
 
極めつけとしてWeek05のTNFでTBのKである、Nick Folkが最悪のパフォーマンスを見せました。3本のFGをことごとく外し、NEを追い詰めたチームが19-14で敗れる原因を作りました。FGを一本でも決めていればTBが4QにTDを挙げた時点で逆転していたはずです(そのあと、オンサイドキックをして攻撃権を奪われてFGを許した)。
 
この試合、筆者は金曜の晩にGame PassのCondenced Modeで見ましたが、どうみてもTBが勝てていた試合。もちろんTDを奪えない攻撃陣にも問題はありますが、地元でFGを3発も外してどうする。

TBのファンはNEに勝てるチャンスを逃し怒り心頭でしょう。FolkのTBでのキャリアはどうやらこれで終わりそうです。
 
ここまで書いたように、FGやPATの成否が試合の行方を左右するK。特にキックは、ほかのフィールドプレーヤのミスと比べて目立つ(キックを外したらはっきりわかる)ため、それほど給与が高くないのにファンからの非難が集中するポジションです。
 
Butkerのように厳しい局面を乗り越えるなくてはならないこともあるでしょう。Novakのように不振の選手の代わりに呼び戻される例もあります。たまたまですが、Week04はLAの2チームのKは、明暗が大きく分かれました。

これほどKとは、厳しいNFLの世界の縮図が垣間見えるポジションですね。せめて自分が応援するチームのKの名前とJersey Numberを憶えてあげるとか、大事にしたいものです。

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

AFC東BUF バッファロー・ビルズ NFC東DAL ダラス・カウボーイズ
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NYJ ニューヨーク・ジェッツ WAS ワシントン・レッドスキンズ
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CIN シンシナティ・ベンガルズ DET デトロイト・ライオンズ
CLE クリーブランド・ブラウンズ GB グリーンベイ・パッカーズ
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AFC西DEN デンバー・ブロンコス NFC西ARI アリゾナ・カーディナルス
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LAC(旧SD) ロサンゼルス・チャージャース SEA シアトル・シーホークス

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