Fantasy Football(ファンタジーフットボール)戦記

NFLのFantasy Football(ファンタジーフットボール)のほかMLBやNBAについて語ります

2015シーズンのFantasyで最高のQBはNewton、意外なあの人が上位に

2016年03月13日 15時45分17秒 | Fantasy 2015
久しぶりにこのブログの本来の目的である、Fantasy Footballについて話をしましょう。2015年シーズンのFantasy Fooballでは、どのQBを選んでいたら一番良かったのかを考えてみました。
 
Fantasy Footballってなんだっけ、という方はこちらからお読みください。
 
まず昨シーズンうちのグループが導入していた計算式を確認しましょう。これは米Yahoo Fantasyの標準的な設定です。

 
QBはパスの場合25ヤードで1ポイント、1TDで4ポイントです。ランの場合だと10ヤードで1ポイント、1TDで6ポイントです。パスがある分、QBの獲得ポイントはRBやWRに比べて伸びるため、年間総獲得ポイントではQBが総じて上位を占めています。
 
ではこの計算式で2015年シーズン1番は誰だったかというと、Super Bowlで惜しくも敗れたCARのNewtonでした。通常のFantasyの計算式なら、独自の設定でない限りはたいがいこの結果になっていたはずです。Newtonにとっては充実のシーズンでしたね。リーグMVPとオフェンス部門MVPのダブル受賞にも全く異論はありません。
 
でかいけど表を貼ります。ホントはもっと下もいますが、32位のPeyton Manningまで表示してあればよいでしょう。
 
 
NewtonのFantasyPoint が伸びたのは、間違いなくランでの獲得ヤードの大きさとランによるTDの多さです。パッサーレーティングだけ見ると7位ですが、 パスでの獲得が1000ヤード大きなBradyを上回れたのは、ランによる636ヤード、10TDというQBでは最高の数字があったからです。これだけで123.6Pointになります。Point総数399.08の3割をランで得ている計算です。
 
パッサーレーティングで2015シーズンの1位をとったSEAのWilsonはFantasy Pointでは3位。こちらもランで553ヤードを稼いでいます。ただランでのTDが1回だったため、ランの距離は少ないのにランでのTDが3回あったBradyにFantasy Point2位を持っていかれました。
 
Fantasy視線でいくと、ランでもポイントを稼げるモバイルQBは重要ですね。モバイルQBの生き残りとして2015シーズンに全試合に先発したNewtonとWilsonは、来シーズンもぜひ押さえておきたいQBとなります(ただ、WilsonはともかくNewtonの爆発は予想できませんでした)。
 
ほかの若手モバイルQBはというと、Kaepernickはシーズン途中で先発の座を下されたため、Fantasy Pointは伸びませんでした。表では一番下のManningの一つ上にいます。RG IIIは出場すらしていません。
 
では、ほかにポイント獲得で効率がよかったのはだれだったのでしょう。
 
目立ったところでは4位に、なんとJAXのBotlesが入っていました。パスでの獲得ヤード数が大きく、TD回数も2位。ランでも310ヤードを得ています。レーティング単独でみると27位だったため、この結果は意外でした。
 
Botlesがレーティングを悪くしたのは、2015年のインターセプト王(18回)だったからです。16試合投げての18INTという数字は、(INT率にすると10試合で17回のINTのManningには及びませんが、)レーティングを大きく悪化させました。ところがFantasyではINTは1回につきマイナス1ポイントなので、QBレーティングほど大きなインパクトを与えません。そういう意味では、多少のINTには目をつぶっても距離とTDを稼げて、ランもあるQBがFantasy Pointを稼げるといえます。
 
Fitzpatrickも、レーティングはあまり高くなかったけど、Fantasy Pointが高かった一人でした。やはりINTが15と多いためパッサーレーティングを悪化させましたが、パスでのTDが31と多く、ランの選択回数が多く270ヤードを走っています。

レーティングが2位だったCINのDaltonは、最後の3試合欠場が響いてFantasy Pointは低迷しました。
 
 
1試合ごとに上限(158.3ポイント)があるパッサーレーティングと違って Fantasy Pointは青天井です。1試合で爆発すると一気にポイントが伸びます。例えばEli ManningはWeek8だけで350ヤード、6TDの38.0ポイントを獲得しています。Fantasyは相手があげたポイントをどれだけ上回れるかが勝負ですから、このあたりを考えながらその週の先発QBを選ばないといけません。
 
控えQBについても考え方を変えました。先発QBのByeは必ず1回はあります。先発QBの対戦チームがとてつもなく強かったり、先発QBの出場が懸念されたりする場合もあります。控えQBが出た試合で勝つために、だれがいいのかを考えないといけません。そのためには先発QBの指名でしくじらないことが必衰になりますね。
 
最後に筆者の2015シーズンを振り返りましょう。筆者はレギュラーQBにGBのRodgers、控えにOAKのCarrを使いました。
 
Rodgersもランが多いQBではありますが、今期は不調気味。Fantasy Pointは7位でした。来季の復活に期待しましょう。

Carrもそこそこいい成績を残しましたが、やはりランでのTDがないのはちょっとつらい。次シーズンに向けたスカウティングの材料として上の表を是非お使いください。

来季のQB選定については、またいずれ書きます。


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