2017年のNFL Draftが終わりましたね。筆者は金曜日(DraftDay1)は朝から仕事→夜に帰宅後タイムシフトして視聴、土曜日(DraftDay2) は都内某所で仲間と一緒にリアルタイム視聴、そして日曜日(DraftDay3)は夕方から夜にかけて、この原稿を書きながらタイムシフトした中継を横目で見ています。
つまりリアルタイムで視聴した土曜日以外、筆者は時間をずらしてDraft 中継を見たわけです。そしてこうした目的にNFL GAME PASSが使い物にならないという事実に直面しました。
GAME PASS に「見逃し配信」サービスが用意されておらず(GAME PASSのサービスの一つでリアルタイムでNFL番組を垂れ流している「NFL NETWORK」は日本時間では15時から3時間、時間をずらしてDraftの様子を再放送をしていたようです)、見たい時に見る(そして自分の勝手で飛ばし見ができる)オンデマンド視聴ができなかったのです。
これで年間3万円を支払っている身としてはつらいですね。日本語でない英語中継でいいから、現地のドタバタ具合をそのまま追体験したかったのに。
では、筆者はどうしたかというと、以前1か月間お試し期間に加入していた、DAZNを利用したのです。なんとこちらには、3日とも見逃し中継があるじゃないですか。日本時間28日のDraftDay1は5月1日9時までしか視聴できないようですが、それでも十分ですね。上に書いた通り、DraftDay1は金曜日21時ころから、約12時間遅れでドラフトの様子を視聴できました。
DraftDay1は延べで4時間以上ありましたが、最後の方は飛ばし飛ばしで見たのでトータルの視聴時間は2時間程度。それでも、生で見たのとそれほど差のないワクワク感を味わえました。本家のGAME PASSがDAZNにサービス面で負けてどうすると思いますが、このあたりほんとにどうにかならなかったのでしょうかねえ。
先ほど、DraftDay3の再生を開始しましたが、なんとこの日は延べで7時間もの中継時間になるとのこと。間にCMなどのインターバルが挟まるとはいえ、4巡から7巡まで一気に終わらせるためには、なかなかの長丁場になるようですね。さすがに全部を続けてみるのは無理そうです。
さてNFLドラフト中継で一番興奮するのは、突然のトレード情報が入ったときですね。サンドウィッチマンではありませんが。例えばDraftDay1、CLEの1位指名がMyles Garrettに決まったすぐ後に、SFの2位指名権がCHIにトレードされたアナウンスがありました。こうなるとワクワクするじゃないですか。
指名選手が公開されるまでの現地中継スタジオではSolomon Thomasを指名するのではという声が多かったですが、CHIが指名したのはMitchell Trubisky。その瞬間、中継で映し出されたCHIのファンが8割がた頭を抱えていたのが印象的でした。QBはそこそこいるんだからディフェンスに行けばいいのに、ってファンの声があふれていたようです。私がCHIのファンでもそう思っていたでしょう。
前回の記事でSFがTrubiskyを指名するかもという噂があると書きました。SFが指名すると本気で思ったのか、QBニーズが高いほかのチームがTrubiskyを狙ってると思ったのかは定かではありませんが、CHIはトレードアップに走りました。第3位を第2位に上げるための代償は2017年の3巡目と4巡目、そして2018年の3巡目と、決してお安くありません。
もしSFがTrubiskyを指名するつもりがなく、最初からThomasを指名するつもりで、ほかのチームもトレードアップを考えていなかったのなら、CHIは大失敗ということになりますね。黙っていても、3位でTrubiskyを指名できたわけですから。しかしそんなのは結果論。決まった後に公開するなら、勝負して勝ち取れってことなんですね。
もちろん指名直後にCHIのGMは、「Mike Glennonが先発」と言い切りましたが、そんなのはいくらでも変わります。Glennonも先発の座を新人に奪われないようにしなくてはなりません。移籍して先発の座を確保したばかりのGlennonにとって、いきなりの正念場になりました。
それよりも、3月にDALから移籍してきて、あのJay Cutlerが着けていたJersey Number #6を得てCutler復帰の芽を摘んだMark Sanchezが微妙な存在になってしまいました。2016年シーズン前にPHIからDENに移ったものの、DENが1巡目にPaxton Lynchを指名したことで居場所がなくなり、Tony Romoが背骨を圧迫骨折したDALに移籍したのにDak Prescottの台頭で出番がほとんどなくなったSanchez。せっかく手に入れたGlennonの控えの座さえも危うくなってきました。いわゆる新人QBの獲得で居場所がなくなるベテランの役回りを、2年連続で演じているSanchezに、ちょっと同情しました。
さて、1巡目ですがGBを応援している身としては、T.J.Wattの獲得にちょっと期待していることも前回書きましたね。そして1巡目の指名が進む途中まではWattの指名がなく、もしかしたらホントにありかもなんて思っていた筆者ですが、指名の間のインターバルを飛ばしながら視聴しているうちに、気が付いたらいつの間にかGBの1巡目指名がなくなっていることに気づきました。なんとGBがトレードダウンして1巡目29位をCLEの2巡目1位と交換しているじゃありませんか。
そしてT.J.Wattは本来GBの指名順の次の指名順を持っていたPITに1巡目で指名されました。つまりGBはT.J.Wattを1巡目で指名できたのに見逃したということですね。もちろん、様々な情報を加味してGBのWar Roomではこの順位での指名はないと判断したのでしょう。では2巡目1位の時点で残っていたらどうしていたのかはわかりませんが。
このGB首脳の判断を筆者は支持しますが、ちょっとだけ悲しかったですね。ではGBはこの後、どういう指名をしたのでしょう。あまり選手の能力とかに踏み込むのは得意でないのですが、この続きは次回に。
2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語りますのでよろしくお願いします。
AFC東 | BUF | バッファロー・ビルズ | NFC東 | DAL | ダラス・カウボーイズ |
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MIA | マイアミ・ドルフィンズ | NYG | ニューヨーク・ジャイアンツ | ||
NE | ニューイングランド・ペイトリオッツ | PHI | フィラデルフィア・イーグルス | ||
NYJ | ニューヨーク・ジェッツ | WAS | ワシントン・レッドスキンズ | ||
AFC北 | BAL | ボルティモア・レイブンズ | NFC北 | CHI | シカゴ・ベアーズ |
CIN | シンシナティ・ベンガルズ | DET | デトロイト・ライオンズ | ||
CLE | クリーブランド・ブラウンズ | GB | グリーンベイ・パッカーズ | ||
PIT | ピッツバーグ・スティーラーズ | MIN | ミネソタ・バイキングス | ||
AFC南 | HOU | ヒューストン・テキサンズ | NFC南 | ATL | アトランタ・ファルコンズ |
IND | インディアナポリス・コルツ | CAR | カロライナ・パンサーズ | ||
JAX | ジャクソンビル・ジャガーズ | NO | ニューオリンズ・セインツ | ||
TEN | テネシー・タイタンズ | TB | タンパベイ・バッカニアーズ | ||
AFC西 | DEN | デンバー・ブロンコス | NFC西 | ARI | アリゾナ・カーディナルス |
KC | カンザスシティ・チーフス | LAR(旧STL) | ロサンゼルス・ラムズ | ||
OAK | オークランド・レイダース | SF | サンフランシスコ・49ers | ||
LAC(旧SD) | ロサンゼルス・チャージャース | SEA | シアトル・シーホークス |
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