フェラーリ モンディアル t カブリオレ
(1989-1993)
下はクーペモデル。
モンディアル(Mondial)とは「世界の」という意味。
500モンディアル以来の車名となる。カブリオレはオープンの事。308GTB/4の後継シリーズ。
1989年シーズンに導入された初めて2ペダルのセミオートマチックを実戦化したF1マシン640の
イメージに合わせ、また市場の要求を受けたテストヘッド的採用として、
新たにヴァレオ製のヴァレオマチックと呼ばれるクラッチ操作のみを自動化した2ペダルの
セミオートマチックが追加された。
その後F355などに採用されていくパドルシフト式のF1システムに比べ完成度は高いものとは
言えなかったがF1システムへの繋ぎ役となった。
1989年に最も大きな変更はエンジンとクラッチが縦置きとなった事である。
トランスミッションは従来通り横置きのままで、トランスバース(横置き)を意味する「t」が付いた。
ABSはオプションで装備された。
1,426㎏
4,535×1,810×1,235㎜
W.B2,650㎜,2+2
3,404㏄90°V8DOHC4V
NA,300PS,5速MT,255㎞/h
205/55ZR16、225/55ZR16