ティフォシモデルカー美術館

1/43フェラーリモデルカーに特化した個人コレクター美術館です
千台以上所蔵の一部、300台程を常設展示しています

フェラーリ 412,412スパイダー

2021-02-22 | 4シータ,6気筒&特殊モデル(各種レース)

フェラーリ412,412スパイダー。

(1985-91)

1気筒当り412㏄。

1985年モデルではエンジンが再度、512BBと同じ内径φ82mm×行程78mmの4,943ccまで拡大された。

この排気量拡大に伴い最高出力は400GTと同じ340PSに回復し力強さと扱い易さを兼ね備えた。

またトランクスペースを嵩上げするため若干ながらボディ後端がハイデッキ化された。

内装の意匠も400iから若干変更されており、より近代的な印象を受ける。

また、ボッシュ製のABSが、フェラーリで初めて装備された。

日本にはオートマチック仕様のみ輸入された。

1989年に生産は終了し1990年以降のカタログから消えたが、

1992年に登場した全く新しい設計の456GTがその需要層を継承した。

400から基本的に同じ設計で18年間も生き永らえたのは、

他のV12とは一味異なる直線を基調としたエレガントなスタイリング、

全面上質なレザー張りの豪華なインテリア、

そしてデイトナの生産終了後フェラーリ唯一となったV型12気筒エンジンの魅力によるものであった。

デザインはピニンファリーナ。

4,810×1,800×1,315㎜

W.B2700㎜,2+2シーター

4,943㏄60°V12DOHC

NA,340PS,5速MT/3速AT

最高速255㎞/h, 1,700㎏