Ferrari 312 T5
(1980年)
19位ジョディシェクター (南阿)
14位ジルビルニューブ(加)
10位コンストラクター
代表マルコピッチニーニ
Tec.engマウロフォルギエ―リ
1980年はDFVエンジンを使用するチームの空力処理の進化があり、
フェラーリも312T4に大きな変更を加えた312T5を作成し、開幕戦から使用した。
グラウンドエフェクト向上のため、モノコック前部の幅を80mm短縮。
サスペンションアームを鋼板溶接構造に変更し、エンジンのシリンダーヘッドの幅をさらに狭めたが、
それらの変更が裏目となって操縦性は悪化し、エンジンの信頼性の問題も多発した。
また、この年のミシュランタイヤと312T5シャシーの相性も悪く、
タイヤ磨耗が他車より激しいためにレース中にタイヤ交換を繰り返しては順位を落とした。
フェラーリは1973年以来となるシーズン未勝利に終わり、
コンストラクターズランキングは10位に低迷。
前年ワールドチャンピオンのシェクターに至ってはカナダGPで予選落ちを喫し、
年間獲得ポイントが僅か2ポイントという悲惨なシーズンを終えると、
この年を最後にレーサー引退してしまった。
312T5は、翌1981年シーズン、完全な新車の126CKに置換された。
ドライバーズタイトルは、
1位アランジョーンズ(67P)
19位シェクター0勝(2P)
14位ジルビルニューブ0勝(6P)
3,000㏄180°V12、NA
DOHC4V ,EN縦MT横置
515PS、595㎏、5速+1速
L4,530㎜W2,120㎜
前23/59 x 13",後38/68 x 13"